ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

ファンダメンタルズ

<相場昔話> ファンダメンタルズ

今日は昨日のと関連してファンダメンタルのことでも書いてみましょうか。

私たちが行っているのはテクニカルによる売買です。
これは

「価格を最重要視し、その値動きの流れに乗ることを目的とする売買」

ですね。
ファンダメンタルによる売買はテクニカルによる売買と対極にあるといっても過言ではないでしょう。

「経済の基礎的条件、その銘柄の基礎的条件を重視する。」

「その銘柄の適正な価格を算出することにより、現在の価格が適正な価格に収斂するという動きを取りにいこうとする売買」

こういう感じでしょうか。

例えば・・・

一株利益が10円。
市場平均のPERが20倍。
じゃあ、「10円×20倍=200円」で200円が適正な株価だ。
現在の株価は150円なので200円までの上昇を見込むことができる。

「買いだ!!」

こんな感じでしょうか。

NYが上昇すれば東京の寄り付きが高くなるというのも(CMEの要因は除いたとしても)ファンダメンタルが原因です。

「アメリカの利上げが遠のいた。
 まだまだ、消費は活発に行われるということを前提にしてDJIが上昇した。
 対米輸出が多い日本の企業もその恩恵を被ることができるだろう。
 では、利益が増加する可能性が高い。
 一株利益10円の予想だったが15円になるかもしれない。
 現在の株価200円は適正な価格だが、一株利益が5円増加することによって300円が適正株価になる。
 じゃあ、買いだ!!」

長いですが、こういうことですね。
テクニカル的にはNYの上昇と東京の動きとは関連がありませんもの。

こうして見てくるとファンダメンタル分析は非常に論理的な考えだといえますよね。

「原因が変化したから結果も変化するはずである」

すると、

「原因を追究することが利益を得る近道なのではないか」

こういうことですね。

バブルのころの大手証券の「シナリオ営業」というのは、基本的にファンダメンタルでのものでした。
「ウォーターフロント」「トリプルメリット」・・・
いろいろありましたよね。

「京浜工業地帯(東京はよくわからないので間違っているかもしれません)に膨大な敷地面積を持つ工場が多くある」

「新日鉄、川鉄、日立造船・・・。でも本業はまったく儲かっていない。業績はボロボロである」

「だから、この工場群も休眠状態にあるものが多い」

「いっそのこと、この工場をつぶしてテーマパークにするか、ドでかいマンションを建てたらどうか」

「地価はアホみたいに上がっているので、それが実現すると空から雨が降るように金が降ってくることになる」

「株価もその計画を織り込んだものが適正なのではないか」

「じゃあ、新日鉄は2000円、日立造船は1500円が適正となる」

「今が200円と150円だから・・・」

「社長! 買いですよ!!」

昔を知らない方のために簡単にお話をしますと、こういうのがシナリオ営業だったのです。
ちなみに話を進められている企業はまったくこういう計画を持っていませんでした(笑)

何銭単位のコスト削減を進めている企業を抜きにして、証券会社が勝手にシナリオを作っていたのですね。

話が逸れました。

ファンダメンタルの売買においてナニが致命的なのかといいますと

「損切りができない」

ことなのです。

一株利益や世界経済の状況から総合的に判断しての適正株価が500円だったとします。
そして、現在値は300円です。
非常に割安ですね。

「社長! ここで買わなきゃ男じゃないですよ!!」

私たちだったら、300円で買ったものが290円にでも下がると

「あーあ、またかよ・・・(笑)」

と泣きながらでも損切りをしますよね。

しかし、ファンダメンタルでは絶対に損切りができないのです。
なぜならば、300円で割安なのです。
それが290円になったらもっと割安じゃないですか。
200円になったらどうでしょうか。
これは嫁はんを質に入れてでも買わなきゃいけませんね。
ということで、株価が逆に動けば動くほど売ることができなくなるのです。
理論的なだけに「値下がりしたから売る」というのはその理論をぶち壊すことになるのですね。

そして、結局倒産。
蓋を開けてみると簿外負債が山ほど出てきた、なんていうオチがよくありましたよね。
帳簿に載らない債権債務があるということ自体、ファンダメンタルが通用する土壌ではないということになります。

私たちが行っているテクニカルにおいては、

「価格はすべてを織り込んでいる」

「したがって現在の価格が適正価格である」

というのが基本になります。
そして、適正な価格が動くということですね。
UFJ(8307)の寄り付き505000円も適正、安値の493000円も適正、引け値の501000円も適正なのです。

その適正な価格が変動することによってトレンドを形成する。
そのトレンドが継続する限りはポジションを持続し、それが変化したらポジションを閉じる。
こういうことはテクニカルでないとできません。

ファンダメンタルは所詮、机上の理論に過ぎないのですよ。
  1. 2013/02/02(土) 08:52:40|
  2. 相場のセオリー

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