ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

守・破・離

<相場昔話> 守・破・離

本日(2004/5/30)の日経新聞社会面の「サラリーマンプラザ」ということろに剣道をされている七十七銀行の方が紹介されていました。
小中学生に剣道を教え、自身は六段という高段者の方です。
一部を転記いたします。

-------ここから
指導にあたり重視するのは、剣道の修行仮定を表した「守破離」の言葉。
「守」は師匠の教えをも寝る段階、「破」は師匠の教えを基に自身の工夫を混ぜる段階、「離」は独自の世界を確立する段階といい、「実社会でも通じる概念」と考える。
-------ここまで

この「守破離」で思い出すのは、ベテランの会員さんからいただいたメールです。
例によって無断転載させていただきます。

--------ここから
昔、お茶を結構習っていまして、茶名まで頂いているのですが、そこで学んだ沢山の中に、多分、世阿弥だろうと思うのですが「守・破・離」があります。
先ず、かたち(決め事)を学び、その規則を守り、それを少しずつ自分流に破り、その内、気づいたら決め事から離れて自分流の一派が出来上がっていた、河内屋流「ケイコとマナブ」の世界観です。
実際は、茶道の世界でも、広がりと奥行きは相当なもので、生涯かけても形の全貌には行き着けず、「守」だけで終わるのが普通ですが、それでも割り稽古お手前の一つ一つに緩急強弱遅速の妙を織り込んで楽しむことは出来ます。
ヒスイの話ですね。
塚原木伝、宮本武蔵の一派創設には及ぶべくもないが、せめてその太刀筋の妙に感じ入ることが出来れば、それはそれで生きている自己実現の証しにはなろうと言うものです。
つまり相場道の河内屋流を道場で学ぶ気概の何ものでもありません。
--------ここまで

私は自分のことを「師匠」などと呼ぶほどのアホではありませんが(「支障」くらいなものでしょう(笑))、「順張り」という投資手法を考え出した先人を師匠としますと私は師範代くらいになるんではないかと思っています。
そして、皆さんはアホな師範代がいる道場に入門してしまった練習生ということになるのでしょうね。
そこで「相場」そのものの考え方や

「順張り」
「なぜ損切りは必要なのか」
「どうして等金額投資がよいのか」

などということを実際の売買を通じて勉強されているのです。
最初はわけもわからずに会員メールに書いてある銘柄を売買して、

「儲かった」「損をした」

という日々をすごしていらっしゃったのでしょう。
それが数ヶ月経過すると徐々に「自分の銘柄」を売買するようになり、皆さん独自の工夫をされて少しでも利益率を向上させようされているのだと思います。

上にご紹介しました方は、一年間の「守」の期間を過ぎて、ご自分で決められた「破」の課題に取り組んでおられます。
他にも過去にご紹介した工夫も含めてご紹介します。

「予想最大損失と同じだけのプラスになったときに半分の玉を利食いして、銘柄トータルでの損失の可能性をゼロにしたうえで「利」をトコトン伸ばす」

という工夫をされている方。

「+5%、+10%、+15%、+20%で一部ずつを手仕舞いする」

という先物デイトレと同じように機械的な分割手仕舞いを行っている方。
建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んだからといってすぐに売買するのではなく、同方向へのIRブレイクを確認してから建ち玉する」

という工夫をされている方。
また、その「IRブレイク」に関しても30分IRの方も60分IRの方もいらっしゃいます。
同じく建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んでから最初の押し・戻しを待ってから建ち玉をする」

という手法も聞いております。

相場において絶対無二の手法はなく、また皆さんの「時間の感覚」「価格変動に対する感覚」も千差万別であることから、皆さん全員に私の手法が適切であるとは思いません。

あのイチローがオリックス時代には「振り子打法」を真似る選手が多く現れましたが今ではまったく見かけません。
能力の違いか「感覚」の違いかはわかりませんが、結局モノにならなかったのでしょう。
王選手の「一本足打法」のときも同じです。
また、そのイチロー自身が「振り子打法」からさらに進化した打法になっています。

私たちも常に勉強を続けて進化する必要がありますね。
そして、河内屋流ではなく「○○流」といえるまでの手法を確立されたときが「守破離」の完成といえるのではないでしょうか。

朝刊を先ほど読んだところ(笑)「守破離」という言葉がありましたので雑感を書いてみました。

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翌日のメールで

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昨日の会員メールでは「守・破・離」ということについて書きました。

会員の方よりメールをいただきましたので一部をご紹介します。
(例によって無断転載です(笑))

-------ここから
「守破離」については、学生時代に少し剣道をやっていた頃、私も先生から聞かされました。

その時は、あまり気にも留めていなかったのですが、今日のメールでは、色々と考えました。
相場を習得しようという気持ちがあるからでしょう。

最近、読んだ本(呼吸入門、齋藤孝著)で、「型」について、

「才能のない感覚の鈍い人でも、ある一定期間それをやればその感覚なり基礎力がつく合理的なシステム、教育プログラム」

と説明しています。

さらに、「型がないということは、何の自慢にもならないし不自由なことです」とも述べられています。

型のないのは不自由であるという感じ方は、最近少し分かるように思います。
--------ここまで

「型」について、きつい言葉で書いてありますね(笑)
「才能のない感覚の鈍い人」というのを「初心者」と言い換えても良いと思います。
そして、この方の文章でも「感覚」という言葉が出てきます。

剣道においても茶道においても、また相場においても最終的にはこの「感覚」が武器になるのですね。
この「自分の感覚」を自覚することが基礎力を向上させる大きな要素です。
そして、「自分の感覚」を意識するためには「他者の感覚」との比較が一番わかりやすいです。
その「他者の感覚」を提供しているのが、この「会員メール」なんですよ。

私、河内屋の「感覚」をご覧いただき、皆さん一人ひとりがお持ちの「感覚」との違いを際立たせることによって「自分の感覚」を自覚していただきたいのです。
ご覧いただいている「河内屋の感覚」というものは私の性格や考え方、大げさに言えば「人生観」という基礎の上に成り立っています。
ですから、

「三井住友を701000円で買ってストップポイントは764000円に設定」

というだけでは私の「感覚」をお伝えすることができません。
そのために、相場に関係のないしょうもないことも書き、恥ずかしげもなく私生活までもご披露しているのです。


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また翌日

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おお!素晴らしい!!
会員の方が凄いのを探してきてくれました。
下記の文章をお読みください。

> 『相場は見込みの適不中如何にかかわらず、
  商いの方法だに宜しきを得ば、必ず利益を博するを得るべし』

> ◆利益を得ようとするならば、相場を当てようとするよりも、商いの方法によるべきだということを言っています。
相場の当たり外れについては、

「それ思惑を立てて売買するに、あたることは十にニ、三、たがうことは十に七、八なり」

でありますから、十のうちニか三の確率を最終的にトータルで利益にするのは“商いの方法”です。


> 『相場に勝つには自分の性質や長所短所を知り、
      それに合うように商いの方法を工夫することである』

> ◆上段にもありますが、相場を当てようと努力してもそう簡単に当るものではありません。
思い通りにならない相場を当てようとしたのでは一生かかっても成功するはずがありません。
相場の研究とは、当て方の研究ではなく、やり方の研究であるとしています。

---------

なんという方のなんという文章なのかはわかりませんが、私がいっているのと同じじゃないですか。
私の下手糞な文章を読むと

「河内屋はそんなん言うてるけどホンマかいな。ワシを丸め込もうとしてるだけちゃうか」

とお考えになるかもしれませんが、昔の人(だと思います)の文章で同じことを読むと

「なるほどなぁ」

って思うでしょ(笑)

この文章がいつ頃書かれたのかはわかりませんが、米相場の昔から、そして日本だけでなく世界中で

「相場の方向を当て続けて資産を築いた奴はいない」

ということだと思います。

「方向を当てて資産を築いた」人はいますよ。
そういう人は大きく勝負して勝ち逃げした方です。
でも、「当て続けた」人はいないのでしょうね。
この数百年世界中に一人もいないのですから、

「ワシだけは当て続けることができるワイ」

と思うのは滑稽ですよね。

「相場観は必ず外れる」

これを前提として売買をしていく必要があります。
となると、「手法」が大切になってくるのですね。

私も上のような文章を勉強しようかな。
なんか「重み」がありますよね。

  『相場に負け続けても「ギャー」などと叫ぶべからず
     脂汗に濡れたマウスを掃除しつつ明日に備えるべし』
  1. 2013/02/02(土) 07:58:06|
  2. 相場のセオリー

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