<相場昔話> ルール
こんばんは、ラッキー河内屋です。
昨日、最初の更新時期の方から振込みのご連絡を頂戴いたしました。
そのメールの一文がすべてを表していると思います。
「投資の方は、何となく、不思議と、プラスです。」
商いは損切りばかり・・・
主催者の相場観はボロボロ・・・
新聞さえも読んでるんだか読んでいないんだか・・・
「ワシ、なんでこんなところに入会してしまったんやろか・・・」
こんな感じじゃないでしょうか(笑)
でも、こんなイイカゲンな売買でもなんとかなるでしょ。
「先物道場」ではルールが緩和されて自由度が増してくると売買は難しくなります。
ある程度自由度が縛られている方が好成績なのですね。
個別株でも同じことが言えます。
基本的なルールがあり、そのルールが原則的に間違っていないとすると、自由な売買(相場観による売買)よりもルールに縛られた売買の方が好成績になります。
おかしなもんでしょ。
ルールを考えたのは私たちでありルールを運用しているのも私たちです。
ですから、一つ一つのルールが何のために制定されたのかということもわかっているはずです。
ということは、ルールから逸脱するときも相当な理由があるのだと考えられますよね。
しかし、自由度を増していくと無茶苦茶になってしまいますね。
この原因はやはり「欲」「恐怖」「希望」「絶望」などの心理的要因が大きく影響しているからでしょう。
だからこそ、ルールで縛ることが必要なのです。
鉄の意志を持っている方ならルールなしでもOKでしょうが、私のようなイイカゲンな人間はダメです。
ルールを決めていても常に「ルールを破るための言い訳」を探しています(笑)
皆さんに見られているからこそルールを守ることができるのだと思います。
・500円の株が1000円になるためには絶対に510円を通過する。だから、実際に510円が付くのを確認してから買う。
・500円-510円という動きを見てから買った。これは今後500円を割らないという前提の下で買ったのだ。だから499円が付くと前提条件が崩れたことになるので損切りをする。
・買った銘柄がいくら上昇しても問題はない。買いポジションの銘柄は下への動きだけを注意していれば良い。これをストップポイントで管理する。
・勝率で儲けるのは至難の業。利益率で儲けるのが簡単。だからストップポイントの設定は厳格にする。
などなど・・・
基本的なルールには「相場の方向」や「銘柄選択」については一言も出てきません。
何回もいっていますが、これらはどうでもいいことなのです。
ある銘柄について今後の相場の方向を当てるのが50%の確率だったとしてます。
10銘柄売買しました。
結果、五勝五敗でした。
でも、一銘柄平均の利益率が損失率の五倍だったのでトータルで儲かりました。
-3%×5銘柄 = -15ポイント
+15%×5銘柄 = +75ポイント
トータル損益 +60ポイント
昨日の例では私の勝率は33%でした。
日本で七番目くらいに相場観のない私が売買しても勝率33%なのですよ。
皆さんであれば40%、50%も夢ではないでしょう。
すると、もっと利益率が向上することになります。
ただし!
ルールを破らないという条件が付きますよ。
一銘柄でも-20%なんていう銘柄があればポートフォリオはグチャグチャになってしまうことはおわかりになるでしょう。
「これから絶対上がるんじゃ!」
こう考えていてもストップを踏んだら一旦切る。
切ってから冷静になって考えてみる。
それでも上昇すると思うのだったら、もう一度上がってきたところを買う。
小さな損切りは「損」ではありません「必要経費」です。
最近書いていませんが、皆さんがご自分でチャートを見て「自分の銘柄」を決めて売買してくださいね。
「道場」の方が苦戦しているように最初は皆さんも苦戦するでしょう。
しかし、ルールを逸脱しない限り大きな損になることはありません。
そして、ご自分で「自分の売買」を確立してください。
そうすると、30年たっても40年たっても確立された手法は利益を生み続けてくれます。
その「自分の売買」を確立するためにご入会されたのだと思います。
私を教師として、反面教師として、客観的に眺めながら勉強してくださいね。
「いやー、今日はシチズンよう上がったなぁ」
これじゃ、ダメですよ!!!(笑)
他の買いポジの銘柄とのチャートの違い、高値からの下がり方、底値付近での値動き・・・
いろんなことを比べてくださいね。
- 2013/02/02(土) 07:39:46|
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