ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

分割売買

<相場昔話> 分割売買

「ナゼ分割手仕舞いをする必要があるのか」

ということを考えてみましょう。
最初の問題として、

「私たちは何のために商いをするのか」

ということから考えてみますね。
答えは、

「生活費を得るため」

ですよね。
じゃあ「一回の売買で1000万円を稼ぐ」必要はないのですよね。
その代わりに「出来たら毎日稼ぎたい」のです。
つまり、一週間に50万円稼ぐとすると、

月 +100万
火 -100万
水 -50万
木 -100万
金 +200万 トータル+50万

というのじゃあ飯は喰えないのですよね。
職業として商いをしているのであれば、

月 +3万
火 +15万
水 -2万
木 +25万
金 +9万  トータル+50万

なんていう収益が理想なワケですよ。

「飯が喰えない」「理想的」の違いは何かといいますと「安定性」ですよね。
では、ナゼ「安定性」が重要なのかといいますと、

「安定性がないと枚数を増やせない」

からです。
今週から「ミニ2枚」で売買をしているとしますよね。
資金が増えてくると「ミニ6枚」「ラージ2枚」「ラージ10枚」「ラージ80枚」というように枚数が増えてくると思います。

「資金が増えてきたから枚数を増やそうか」

と思ったときに、自分の売買を振り返ると

月 +100万
火 -100万
水 -50万
木 -100万
金 +200万 トータル+50万

こういう売買だったらどうでしょう。
これって、この週がたまたまプラスになっただけで、来週がどうなるかわからないですよね。
枚数を増やした途端に大幅マイナスになってしまう可能性を秘めています。
これじゃあ枚数を増やすことが出来ないのですよ。

勝率100%も現実的ではありませんし、ミニ一枚で毎週100万円ずつ利益を得るっていうのも現実的ではありません。

週に五万の利益 →週に50万の利益 →週に100万の利益

と変わっていっても、売買の中身に大きな違いはないのですよ。

「枚数」を増やすことによって利益の「額」を増やすのですよね。
「率」は同じなんです。
ですから、大切なのは(枚数を増やすことが出来る)「収益の安定性」なんですよ。

「分割」を行う理由は

「収益の安定性を高めるため」

なんですよね。

****************************

昨日は

「何のために分割売買を行うのか」

ということを考えました。
答えは、

「収益を安定せるため」
ということでしたね。
では、「収益を安定させる」とは具体的にどのようなことをいうのでしょうか。

「最大利益の可能性を減少させてまでも損失の可能性を排除する」

ということなのですよ。
昨日お話ししましたように「一日プラス100万」は、翌日に「-300万」となったら意味がないのですね。
では「プラス100万」の可能性を摘み取っても「マイナス300万」の可能性を排除する必要があるのです。

具体的に考えていきましょう。
本日の後場、930円を一枚売ったとしましょう。
その売買の可能性としては以下の種類がありますね。

・930(1)-

1)960円手仕舞い(-30円)
2)930円手仕舞い(0)
3)900円手仕舞い(+30円)
4)870円手仕舞い(+60円)
5)840円手仕舞い(+90円)
6)820円手仕舞い(+110円)(五分足逆行)

皆さんは本日、いくらで買い戻したのでしょうか。

「手堅く900円手仕舞いで「+30円」
・・・って手堅すぎますよね(笑)

「760円の底値で買い戻しできました」
・・・ラッキーだけでしょ。次も大底で買い戻しできますか??

などなどと、どこで手仕舞いしたとしても何らかの不満があると思います。
そして、手堅く手仕舞いしたときに限って大きく走り、粘ったときに限って逆襲にあうというのはセオリーのようなものですよね(笑)
そのために、

「エントリーはソコソコ上手くなったと思っているのだが利食いがヘタなために儲けが少ないのよ」

というようなことになったりするのですよ。

この原因は何かといいますと、人間の判断に頼っているからなんですよ。
欲や恐怖の為に確率では考えられないほどの勝率になってしまうのですね。
つまり、上手く利食いをするには、皆さんの判断の関与する割合を下げればいいのですね(笑)

練習で行ってきた手仕舞いのやり方である

・五分逆行(損切り)
・トントン
・+30円
・+60円
・+90円
・五分逆行(利食い)

なんていうのも「皆さんの判断の関与する割合を下げる」ためのルールだったのですね。

分割手仕舞いというのも「皆さんの判断の関与する割合を下げる」ための手法なのです。
例えば、売り玉を持っていて利益が乗っているが、下に重要な支持線が存在するケースを考えてください。
どのような対応をされるでしょうか。

1)支持線をブレイクできないと考えて、支持線手前で手仕舞いし確実に利益を得る

2)支持線をブレイクしたら一気に走ると思われるので、頑張って売り玉を持続する

皆さんが必死で考えても裏目に出ることが多いですよね(笑)
じゃあ、こうしたらどうでしょうか。

3)半分は支持線手前で手仕舞いし、半分はブレイクまで持続

これが分割手仕舞いなんですよ!

1)2)3)の損益を考えてみましょう。

A)支持線をブレイクして大きく下落した場合
1)小さな利益を得るだけ
2)ドカーンと大儲け
3)半分が「小さな利益」で半分が「大儲け」でトータルでは「満足できる利益」

B)支持線をブレイクできずに跳ね返された場合
1)小さな利益を得た
2)跳ね返されたためにトントンが精一杯。ひょっとしたら損失になったかも
3)半分が「小さな利益」で半分が「トントンもしくは小さな損失」。トータルでは
「小さな利益もしくはトントン」

この六種類を利益の大きな順に並べてみますよ。

A)-2)ドカーンと大儲け

A)-3)「満足できる利益」

A)-1)・B)-1)小さな利益を得た

B)-3)「小さな利益もしくはトントン」

B)-2)トントンか損失

これでおわかりのように、分割手仕舞いっていうのはどのような相場にも対応できるのですよ。

・「大儲け」にはならないが「満足できる利益」を得ることが出来る。

・走らないときでも損失になることはない

下手糞でもいいんですよ。
例えば、週に10円しか儲けることができなかったとしても安定して10円儲けることが出来れば、10枚で10万円、100枚で100万円の利益を得ることが出来ますよね。
私たちが行っているのは博打でも趣味でもないのです。
「仕事」なんですよね。
じゃあ「安定」が一番の要因なんですよ。

////////////////////////

「こりゃガンガン上がるぞ~と考えて引っ張っていたら下がってきて、結局トントンでの手仕舞いとなった」

「手堅く利益を確保したつもりだったのだけど、手仕舞いをしてからガンガン走った」

皆さんもこういうご経験をお持ちだと思います(笑)
いえ、皆さんだけではなくて私もそうですよ。

「損をしたら切ったらいい」んですよね、簡単なことです。

でも、利食いはとても難しく、いつも失敗します。
では、ナゼ利食いは難しいのでしょうか。

私が思うに「答え」を見つけようとするからではないでしょうか。

「買いポジションを持っているけど、そろそろ天井なんじゃないだろうか」

と考えて手仕舞いするのですよね。

「ナンだったらドテン売りしたいくらい」

というような感じのときに利食いをするのです。
でも、まだまだ伸びる余地があったから悔しい思いをするのですよね。
「答え」は一つしかないと考えているから「点」で手仕舞いするのではないかと考えています。
手仕舞いによって、ポジションは以下のように変化しますよね。

「0-1」(一枚買い持ち)→「0-0」マル
「5-0」(五枚売り持ち)→「0-0」マル
「0-100」(100枚買い持ち)→「0-0」マル

「イエスかノー」

「0か1」

「All or Nothing」

これは「点」での手仕舞いだと考えられますね。
だから難しいんですよ。
そうではなくて「線での手仕舞い」、つまり「答えはいくつもある」とは考えれないでしょうか。
三枚のポジションを持っていたら、三分割して手仕舞いしたらいいんですよ。

本日、
 -・700(3)
というポジションを持っていたとしたら、

730-・700(1)(+30)
760-・700(1)(+60)
770-・700(1)(+70)大引け手仕舞い

と三つに分けたら如何でしょうか。

730円で一枚を手仕舞いしたのは、

「ココが天井だと考えるから」

ではなく、

「730円が天井であってもいいように」

というようなユルイ「答え」からです。
760円での手仕舞いも同様です。

「760円が天井であっても、もっと伸びてもどちらでもいい」

というユルイ「答え」なんですよね。

「イエスかノー」
「100か0か」

という判断は二者択一だから難しいのですし、心理的なプレッシャーが掛かるから間違うんですよ。
極端な話では、

「100か99か」

「47か46か」

という「決断」だったらプレッシャーなんてまったく掛からないですよね。

「間違っていてもダメージにならない」

というのが個別株のポジショントレードでも先物デイトレードでも共通する私の考え方です。
・・・といいますか、

「ワシが考えた判断が合っているわけないやん」

というのが基本的な考え方なんですよね(笑)
ですから、

「間違っていてもダメージにならない」

という「手法」を考え出したのですよ(笑)

これが「分割手仕舞い」の基本的な考え方です。
明日はもう少し細かく見ていきましょう!!

・・・・・・・・・・・・・・・

例えば、100円で三枚買ったとします。
売り玉が約定した時点では大きく分けて三通りの損益が考えられますよね。

・ストレートの損切りになる
070-・100(3)(-90円)

これは「あ~あ、間違えた」ということで、どうすることも出来ませんよね。
かえって、諦めもつくというものです(笑)

逆に上昇したときの手仕舞いが難しいのですね。
いくつかに分けて考えてみましょう。

・30円上昇してから下がってしまう。
130-・100(1)(+30)
090-・100(1)(-10)
070-・100(1)(-30)
トータル-10円 一枚平均@-3円

・50円上昇してから下がってしまう。
130-・100(1)(+30)
100-・100(1)(0)
090-・100(1)(-10)
トータル+20円 一枚平均@+6円

・70円上昇してから下がってしまう
130-・100(1)(+30)
160-・100(1)(+60)
120-・100(1)(+20)
トータル+110円一枚平均@+37円

・100円上昇した。
130-・100(1)(+30)
160-・100(1)(+60)
190-・100(1)(+90)
トータル+180円一枚平均@60円

私たちは大儲けをするために相場をしているのではありませんよね。
毎日の生活費を稼ぐために商いをしているのですよ。
では、大儲けの可能性を排除しても損失の可能性を少なくした方がいいのですよね。
それが分割手仕舞いです。

30円上昇すると損失の可能性がほぼなくなるのですよ。
でも、上昇が大きいほど利益も大きくなるのですね。
また、これまでのご経験でおわかりのように、3枚のすべてを「+100円」になるまで
持ち続けるのは心理的にとても苦しいですよね。
分割でしたら、そのプレッシャーもなくなります。

最初は二枚でいいですよ。
分割をされるのであれば、
・一枚を「+30円」で手仕舞い
・二枚目はフリー
というルールで練習をしてみて下さい。
一枚目の手仕舞いが約定すると、ホント気楽になりますから。
  1. 2013/02/02(土) 04:46:54|
  2. 相場のセオリー

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