ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

MACD

<相場昔話> MACD

本日はMACDについてお話をいたしますね。

MACDの「MA」は移動平均線のことなんですよ。
MACDの「CD」は「コンバージェンス・ダイバージェンス」のことで「拡散と収斂」という意味になります。
つまり、MACDは移動平均線が元になったテクニカル指標であり、その拡散と収斂を見るものであるというのが名前からわかりますね。

チャートを上げましたのでご覧ください。
昔の60分足です。

doujyou_macd1.gif


でも、いつものチャートと違いますよね。
移動平均線が2本しかありません。
いつもは「加重移動平均線」を6本引いていますが、このチャートでは「指数平滑移動平均線」を2本引いています。
その移動平均線のパラメーターは「12」と「24」となっています。
チャートの設定をしたときのMACDのパラメーターを覚えていらっしゃいますでしょうか。
「12」「24」「9」というものでしたね。
この最初の二つである「12」「24」というのは、実は

「12本指数平滑移動平均線」


「24本指数平滑移動平均線」

のことなのです。
チャートに線を引いている箇所で二本の移動平均線とMACDラインをよくご覧になってください。
二本の移動平均線が交差しているところでMACDラインは「0」を示していることがわかります。
つまり、MACDラインとは何かといいますと、

「二本の移動平均線の「差」を示しているもの」

なんですよね。

このことからMACDにおいては「0」ラインが大きな意味を持ちます。

・MACDラインが「0」以上であるということは、短期(12本)移動平均線が長期(24本)移動平均線よりも大きな値を示している

・MACDラインが「0」より小さいということは、短期移動平均線が長期移動平均線よりも小さな値を示している

ということを示しているのですよ。

価格が上昇傾向にあるときには「価格>短期MA>長期MA」という並びになりますね。

価格が下落傾向にあるときには「長期MA>短期MA>価格」という並びになります。

ただ、価格は日々の変動が激しいですね。
ですから、移動平均線を用いて価格の動きを平滑化し、二本の移動平均線の並びを見ることによって相場が上昇傾向なのか下落傾向なのかをわかりやすくしているのがMACDなんですよね。

では、もう一本のラインである「シグナルライン」はナンなのでしょうか。
これはMACDラインを移動平均化したものです。
パラメーター「12」「24」「9」においてシグナルラインは「12本と24本の移動平均線の差の9本移動平均線」
であるのですね。
これは特別な意味を持ちません。
ラインが二本あることによってクロスがわかりやすくなる、というほどの意味です。

「ゼロ以下でMACDラインがシグナルラインを上回った」

というのはMACDラインがゼロに向かって上昇している

「ゼロ以上でMACDラインがシグナルラインを下回った」

というのはMACDラインがゼロに向かって下落しているということになります。

シグナルラインがあることによって、それが明確にわかりますよね。

MACDには四つの局面がありますので、この意味をお話しいたしますね。

・MACDラインがゼロ以上で上昇している
「価格>長期MA」という状況であり、その差が広がっている。
つまり、上昇傾向が強くなっているということです。

・MACDラインがゼロ以上で下落している
「短期MA>長期MA」という状況であり、その差が狭まっている
「価格の上昇の勢いが弱まっている」ために敏感な短期MAはほとんど上昇しなくなっているが鈍感な長期MAはまだ上昇し続けている。
それによって二本の移動平均線の差が狭まってきている。
つまり、上昇傾向が弱まっているということですね。

・MACDラインがゼロ以下で下落している
「長期MA>短期MA」という状況であり、その差が広がっている。
つまり、下落傾向が強まっているということです。

・MACDラインがゼロ以下で上昇している
「長期MA>短期MA」という状況であり、その差が狭まっている。
価格の下落傾向が弱くなってきているということです。

・・・・・・・・・・・・

MACDは基本的に「遅い」「鈍い」のですよ。
ただでさえ移動平均線というのは鈍いですよね。
それが「ダマシが少ない」という特徴を生んでいるのですが、売買には使いにくいです。
だって、価格がドカーンと上昇したあとになって、やっと二本の移動平均線がクロス(短期>長期)します。
そして、価格がドカーンと下落した後になって、ようやく二本の移動平均線がクロス(長期>短期)しますから。
ましてや、MACDはそれに9本の移動平均線を掛けたもの(シグナルライン)まで使っています。

「どれだけ反応が遅いねん」

ということで遅行指標だと考えられています。
しかし、これが違うんですよ。

「MACDが価格の動きに先行することがある」というほど敏感なものなのです。
上記四つの局面をもう一度ご覧ください。

・MACDラインがゼロ以上で下落している
「価格の上昇の勢いが弱まっている」ために敏感な短期MAはほとんど上昇しなく
なっているが鈍感な長期MAはまだ上昇し続けている。

・MACDラインがゼロ以下で上昇している
価格の下落傾向が弱くなってきているということです。

この二つがクセモノなのですよね。

上昇を例に考えてみましょう。

「ここに二週間ほどは毎日100円ずつ上昇し続けていました」
「それが一昨日から50円高・30円高・10円高となりました」

上昇幅は小さくなったとはいえ上昇し続けていますよね。
でも、これが「価格の上昇の勢いが弱まっている」ということであり、上昇し続けていてもMACDラインとシグナルラインは陰転することがよくあるのです。
「ドカーンと上昇→ヨコヨコ」なんてときには必ずMACDは陰転します。
上に挙げたチャートの丸印のところをご覧ください。
特に価格が上昇しているわけではありませんがMACDは陽転していますよね。

では、なぜ私はMACDを使っているのでしょうか。
これを単独で使用しているのではなくて、ストキャとペアで考えているのですね。

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →MACD陽転」

という動きになるのか、

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →ストキャ再陰転」

となるのか。

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →MACD陽転」という動きになったとしても、ストキャ陽転とMACD陽転の時間的な間隔はどれくらいなのか。

ま、詳しいことは追々お話をしていきますね。
  1. 2013/02/02(土) 04:03:07|
  2. 相場のセオリー

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