ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

ダイバージェンス

<相場昔話> ダイバージェンス

ついでに「ダイバージェンス」についてもお話をしておきましょう。

まず、ダイバージェンスの定義から始めます。

「価格と指標の不一致」です。

・価格は強いのに指標は強くない。

・価格は弱いのに指標は弱くない。

本来、価格が強いときには指標も強いはずです。
価格と指標は一致した動きをするはずなのですが、何らかの理由によって「不一致」となる場合があります。
そのときが「チャンス」となります。

15分足チャートをご覧下さい。(表示は「ハンセン」)(河内屋注 2002年11/27の15分足です(笑))

15m_1127.gif


(1)から始めます。
(1)では高く寄り付いて始まっています。
移動平均線の下に位置した価格が移動平均線の上に顔を出しました。
ストキャが急上昇してから陰転していることが見て取れます。(「a」地点)
「調整」が始まったのです。
しかし、価格は下げません。
ヨコヨコで推移しています。

「本来、価格が下げて然るべき状況であるのにもかかわらずヨコヨコ(時間の調整)で推移している。」

「価格は下げていないにもかかわらずストキャは下落している。」

「価格が下がらないまま、「過熱感」が薄れていっている。」

こういうことが読み取れます。
これは非常に強い動きです。
すると、その後の展開としましては、

「調整終了後には大きな上昇が起こる。」

と予想されます。
「大きな上昇」とはストキャで言いますと、「a」点を上回るか少なくとも「a」地点と同等の数値まで上昇するということです。
しかし、価格は上昇しましたが考えていたよりも小さな上昇で終わってしまいました。
そして、翌日には下に窓を開けて寄り付いています。
そのために、ストキャは「a」地点と同等どころか「75」も超えないまま陰転してしまいました。(「b」地点)

・価格は強い(新高値)のにもかかわらずストキャは弱い動きをしている。

ストキャの陰転(「b」地点)でダイバージェンスの発生であり、ヨコヨコ時点の安値を下回ったときにダイバージェンスの完成となります。(「c」地点)

(2)
(1)でダイバージェンスを伴った下落をしました。
早くて大きな下落です。
そしてジワジワと戻しましたが戻しは限られています。
(大きな陽線二本は引け際と翌寄り付きです。)
そして価格は急落時の安値を割り込んできました。
ストキャは「50」前後まで上昇しており、「売られすぎ感」はありません。

「さあ、もう一発大きな下落の始まり」

と考えてよいチャートになっています。
しかし、新安値を取ったものの考えていたよりも小さな下落です。
そして、急反発をしました。
その動きを受けてストキャは「d」地点と同等までも下がることなく陽転しています。(「e」地点)

・価格は弱い(新安値)にもかかわらずストキャは強い動きをしている。

(1)とは逆のパターンですね。

チャート上の「強い動き」をご覧下さい。
これが普通の動きです。

「一番天井でストキャが「強い」動きをしてから、調整に入る。」

「そして、価格の上昇とともにストキャが陽転すると、ストキャ自身の数値も一番天井と同等の数値にまで上昇する。」

こういうことですね。
(1)でも(2)でも調整中はこういう動きを考えていたわけです。
しかし、そうならなかった場合に「ダイバージェンス」が発生するのです。
そして、ダイバージェンスが発生するときには、「何かがおかしい」ときなのです。
「何かがおかしい」時は、利益を得るチャンスがあるということに繋がります。

(3)
(3)はダイバージェンスが失敗に終わった例です。
「強い動き」で上昇した相場ですが「f」地点で「いっぱいいっぱい」になり調整に入っています。
ストキャは下がっていますが価格は下がりません。
そして、翌日は高く寄り付きました。
その動きでストキャは陽転しました。(「g」地点)
しかし、窓が大きすぎたようです。
寄りあとの高値を抜いて上昇することはできませんでした。
そのため、ストキャは再陰転しています。(「h」地点)
「h」地点でダイバージェンスの発生です。
「よっしゃ!下がるぞ。」
というところですが、価格はまったく下がらずにヨコヨコのままです。
そして「ⅰ」地点では再陽転しています。
ダイバージェンス発生で売っていれば、慌てて買い戻さなくてはいけないところです。

このときには、寄り付きの窓明けに対する調整としてヨコヨコの動きをしていたと考えたほうがよかったのですね。

・・・・・・・・・・・

最初に書きましたようにダイバージェンスとは「価格と指標の不一致」のことです。

・大きな上昇があった。

・時間の調整(ヨコヨコ)に移り、価格が横ばいとなっている。

・しかし、ストキャは下落しており過熱感はなくなってきている。

この時点で「大きな上昇」を予想しているのですが、

・新高値を取ったものの、小さな上昇でしかなく、しかも急落してしまった。

というときに

・価格は新高値だけれどもストキャは低い位置で陰転してしまった。

という動きが「不一致」となるのですね。

相場では「決め付ける」ことが一番いけないと思います。

「大きな上昇の後のヨコヨコ」
「新高値」

こういう絶好の動きをしていても、それはダイバージェンスを発生する動きと同一なのです。
また、(3)のようにきれいなダイバージェンスに見えても、実はヨコヨコの意味がまったく違っていた、ということもあります。

「新高値だから上昇が継続する。」

「ダイバージェンスだから反転する」

と決め付けないで、柔軟に対応する必要があります。

また、15分足よりも60分足、60分足よりも日足というように長い足でのダイバージェンスほど信頼度は上がります。
  1. 2013/02/02(土) 01:09:25|
  2. 相場のセオリー

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