こんばんは、河内屋です。
27日(金)は面白かったですよね。
金融政策決定会合の結果が発表され始めると同時に520円まで売られました。
そして、そこから700円までの急騰!!
「チャート・テクニカルは材料に勝てない」
というのが私の持論ですが、皆さんも振り回されたのではないでしょうか(笑)
結果的には、
1)520円まで売られてから
2)700円まで上昇して
3)500円で引けた。
という動きだったのですから、
1)520円まで売られたのは「ノイズ」
2)700円まで上昇したのも「ノイズ」
3)500円までの下落がトレンド
であると考えられますよね。
ここで「ノイズ」とはなんであるかをお話しますね。
「ノイズ」とは「トレンド」ではなく「反トレンド」でもない動きです。
「意思を持たない動き」とでも言えばよいでしょうか。
チャート分析やテクニカル分析の大前提として
「価格は意味を持っている」
という考え方があります。
「その隠された意味を分析して解こう」
というのがチャート分析・テクニカル分析だという考え方です。
しかし、全ての参加者が上記の考え方をしているわけでもありませんし、それを考えながら売買をしているわけでもありませんよね。
チャート分析上、テクニカル分析上、まったく意味のない動きというのも存在します。
そういう動きを「ノイズ」と呼んでいます。
・・・
私たちにとって「ノイズ」は敵ですよね。
「ノイズ」の存在によって分析がズレることもあります。
「ノイズ」がなければ、それに越したころはありません。
じゃあ、「ノイズ」を消したらいいのですよ!
「意味のない値動きだとはいえ、値動き自体を消すことは出来ないでしょ」
その通りです。
では、こう言い換えましょうか。
「ノイズを見えなくしたらいいのですよ!」
そこで登場するのが「時間枠」という考え方です。
金曜の「520円→700円」という動きを考えてみましょう。
五分足チャートでみると非常に大きな動きですよね。
でも、日足チャートで見ると
「少し大きな『包み足-下』」
に過ぎません。
そうなんですよ、時間枠を変更するとノイズを消すことが出来るのです。
逆に言いますと、
「ノイズの影響を受けない時間枠で売買する必要がある」
ってことになります。
つまり、
「ワシはデイトレだから五分足チャートだけを見てたらいい」
ってことではないのですね。
現在の値動きに対して最も適切な時間枠はナニなのかというのを考える必要があります。
私が「今日のチャート」などで、
「現在のメインチャートは○○分足ですね」
なんてお話をするのはそういう意味です。
まぁ、GWなんですから難しい話はナシにしましょうか(笑)
ガンガン遊んでリフレッシュして下さいませ。
それが来週からの売買に良い影響を与えると思いますよ!!
- 2012/05/01(火) 15:19:26|
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