ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

(22)トレーダーという職業

もう一年前になるでしょうか、こちらの法善寺さんや大阪の相場仲間とミナミの鮨屋で食べた生のトリガイ、アレは旨かったなぁ。
それまでトリガイは好きじゃなかったんですよ。
好きじゃなかったというか、旨い--本物のトリガイを食べたことがなかったんですね。
昔に食べたゴムみたいな茹でたトリガイのイメージがあって・・・旨いトリガイを知らなかっただけだったんですね。

鮨屋という職業は、私たちトレーダーと似ているのではないでしょうか。
今でこそ保冷技術が向上していますので数日は鮮度を保つことが出来るでしょうが、基本的には「日計り(デイトレード)」の世界です。
「これは旨い!!」というネタを仕入れても客が食べないと利益にならないんですよね。
私たちが泣きながら損切りするのと同じような場面が鮨屋にもあると思います。

トレーダーという職業はサラリーマンとはまったく異なっています。
基本的にサラリーマンはマイナスがありませんものね。
昔の植木等じゃありませんが、
「タイムカードをガチャンと押せば~♪」
喫茶店でサボっていても日給換算で五万円くらいは稼ぎます。
日給五万で月に100万、年俸1200万くらいになりますか。
これくらいの収入があるサラリーマンは星の数ほどいますものね。

トレーダーはマイナスがあります。
「あ~ダメだったか・・・」
と損切りをすると数十万飛んでいきますでしょ。
考えてみるとスゴイことですよ。
鮨屋がとびっきりのネタを仕入れて客が誰も来なくても数十万は飛んでいきませんし、そもそも誰も来ないような鮨屋は商売として成り立っていないですから。
私たちは普通に「マイナス」と付き合っていく必要がありますよね。
こんな職業はありませんよ(笑)

それだけに私たちにとって「自信」というものは非常に重要な意味を持ちます。
例え損切りが続いたとしても揺るがない「自信」
「いいよ、どうせ週末にはトータル利益になってるから」
「月末には、いつもどおり儲かってるから」
こう言い切れるくらいの「自信」が必要となります。
そして、その「自信」の裏付けは「自分の手法に対する信頼感」しかないんですよね。

これまで多くの相場参加者が一年で一億稼いで次の年に一億損して消えていきました。
それは単に
「上昇相場だったから儲かった」
とか
「ボラティリティーが低い相場が続いたからオプションの売りが儲かった」
なんてことであって、そういう参加者は長くても数年で消えていきます。

これを読んでいる皆さんは東北大震災による大きな下落を乗り越えた方々ですから「自分の手法」というのを持っておられるのだと思います。
それにしても、その手法は五年後でも通用しているでしょうか。
自分自身で手法を改良する「力」がありますか。
それらが「自分の手法に対する信頼感」に繋がると思います。

私たちは普通に「マイナス」と付き合っていく必要がある職業に就いています。
出来れば「プラス」だけではなく「マイナス」ともいい関係を築いていきたいですよね。
  1. 2011/05/07(土) 10:37:16|
  2. 相場小話

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