ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

(1)上昇と下落は同じか!?

はじめまして、河内屋源兵衛と申します。
縁ありまして、たまにお話をさせていただくことになりました。
まぁ「漫談」「小話」などと思って軽~く聞き流してくだされば幸いです。

・・・

「真綿で(売り方の)首を絞めるような上昇」

「トンカチで(買い方の)頭を叩くような下落」

こういう言葉があります。
それぞれの意味は以下の通りです。

「上昇は(急伸しないながらも)ジワジワと長く続く。だから売り方は踏むに踏めないまま首を絞められたような苦しみを味わう」

「下落は対応できないような急落となる。だから買い方は一瞬で死んでしまう」


価格が上昇する場合と下落する場合では動きに違いがあるのでしょうか。
これは長く続く課題ですね。
特にシステムトレードでは大きな問題となります。

「買いシグナルの正反対を売りシグナルとしてよいのか!?」
「それとも、まったく別のシグナルを設定する必要があるのか!?」

私の経験では
「上昇と下落はまったく異なる」
という結論になります。
今回はそれについてお話をしますね。

・・・

一般的に「買う」という行為は何を意味するでしょうか。

「金銭を支払ってモノを入手する」

という意味ですね。
逆に「売る」という行為は、

「モノを手放して金銭を手に入れる」

という意味になりますね。
では、皆さんにとって「金銭」と「モノ」のどちらが大切なのでしょうか?

相場に当てはめて考えてみましょう。

「3000円を支払ってトヨタ(7203)一株を買う」
という行為はナニを意図しているのでしょうか。

「トヨタの株券を入手するのは一時的なものであり、最終的な目標はトヨタの株券を3000円より高く売却し3000円よりも多くの金銭を入手すること」

「投資」として「トヨタを買う」という行為は上記の意味を持っています。
有価証券を含めてあらゆる「モノ」と「金銭」を比べると「金銭」が上位に位置するのは当然だといえます。

では「買う」という行為は、上位の価値を持つ「金銭」を下位の価値を持つ「モノ」と交換することですね。
明らかに不利であるその行為をあえて行う理由は二つです。

・後に支払った額よりも多くの金銭を得られると考えている
 (上記の「トヨタの株券」の例)

・支払った金銭と同等、もしくはより多くの「満足」を得られると考えている
 (りんごを買う、ブランドの洋服を買うなど)

後者はわかりやすいですね。
・100円を支払ってりんごを買って食べた。
・「あ~美味しかった」
これで完結します。

しかし、前者は「買う」と「売る」がセットになることによって完結します。
上位の価値を持つ「金銭」を下位の価値を持つ「有価証券」に換え、更に下位の価値を持つ「有価証券」を上位の価値を持つ「金銭」に換えて完結するのですよ。

・「上位」を「下位」と交換する(買う)
・「下位」を「上位」と交換する(売る)

さて、皆さんはどちらの方を好みますか?
当然「上位」を入手することが出来る「売る」という行為を好みますよね。
「上位」を手放して「下位」を入手する「買う」という行為には大きな心理的抵抗が発生すると思われます。

このような視点から考えれば、
「上昇と下落の動きは異なる」
という結論が出るのも当然だといえます。
リーマンショックなどでもわかりますように、下落するときには「トンカチで頭を叩くよう」に下がりますよね。
3000円支払ったのが2900円しか帰ってこないというマイナス要因があったとしても、「下位」を「上位」と交換するというプラス要因がありますので心理的な負担が少ないのですよ。
極論すれば、
「マーケットの全員が売りたがっている」
とさえいえるでしょう(笑)
では、上昇と下落において動きが違うのは当然ですね。

  1. 2010/11/19(金) 09:53:27|
  2. 相場小話

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