ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

四つの局面

私たちがポジションを持つのは

・上昇相場での買いポジション
・下落相場での売りポジション


の二つの局面だけですよね。

そして、全体(日経平均)が上昇相場の時には上昇相場にある個別銘柄を買い、全体が下落相場にあるときには下落相場に位置している個別銘柄を売るのが効率が良いというのも昔にお話をしました。
簡単におさらいをしてみましょうか。

個別銘柄の動きが指数(日経平均、TOPIXなど)を形成しているとはいえ、逆に指数に個別銘柄が影響を受けることがあるのも否めませんよね。
個別銘柄が非常に強い動きをしており
「これから本格的に上昇するぞ!」
というときに全体が下落すれば、その銘柄の上昇も何割かは差し引かれてしまうでしょう。
逆に全体の上昇の影響でなんでもないような銘柄が大きく上昇することもよくある話です。
このように個別銘柄を売買するのにも全体の動きを把握する必要があるのですね。

上昇相場、下落相場といっていますが、その状況は以下のように分かれます。

・上昇相場 上昇
・上昇相場 押し
・下落相場 下落
・下落相場 戻し


そして、この区分けは全体にも個別銘柄にも当てはまりますよね。

すると、全体と個別との関係は以下のようになります。

 全体     個別

 上昇     上昇
 上昇     押し
 上昇     下落
 上昇     戻し

 押し     上昇
 押し     押し
 押し     下落
 押し     戻し

 下落     上昇
 下落     押し
 下落     下落
 下落     戻し

 戻し     上昇
 戻し     押し
 戻し     下落
 戻し     戻し

この組み合わせの中で全体と個別銘柄の方向が同じなのは以下の組み合わせです。

 全体     個別

 上昇     上昇 (方向「上」)
 上昇     戻し 「上」
 押し     押し 「下」
 押し     下落 「下」
 下落     押し 「下」
 下落     下落 「下」
 戻し     上昇 「上」
 戻し     戻し 「上」

そして、私たちは個別銘柄を主体に考えており、個別銘柄が「上昇」の動きか「下落」の動きのときしかポジションを持ちません。
従いまして、ポジションを持つのは以下の組み合わせのときだけになります。

 全体     個別

 上昇     上昇 (方向「上」)
 押し     下落 「下」
 下落     下落 「下」
 戻し     上昇 「上」

16の組み合わせがあった全体と個別の関係ですが、私たちが行動を起こすのは四つの局面だけなんですね。

この四つの局面だけに玉を建てるのですが、その中でも私たちが本当に力を注いでポジションを作り、

「神様!儲けさせてください」

とお祈りをするのは二つの局面だけです。

 全体     個別
 
 上昇     上昇
 下落     下落

年に何回もないこの局面で如何に大きな利益を得るかということが年間の収益を決定付けるのです。

-------------

さて、いつものように長い前置きが終了しました(笑)

ここで考えなければいけないのは、

「四つの局面でポジションを作るのだけれど、年間収益を決定付けるのはそのうちの二つだけ」
「じゃあ、残りの二つの局面ではなぜポジションを作るのか」


ということです。

この答えは、
「「上昇-上昇」、「下落-下落」というときに大きなポジションを作る心理的な負担を軽減するためにポジションを作る」
ということです。

現在に置き換えて考えてみましょう。

日足ベースで見ると日経平均は下落相場の中の戻しの局面にあると考えています。
移動平均線の帯の下でストキャが「買われ過ぎ」を示すような状況にになり、その後下落が始まれば、
「下落相場の中の下落波動」
「下落トレンド発生中の下落相場」
ということになりますね。
これは上記の組み合わせの中で「上昇-上昇」と並んで一番儲かるときです。
私はそのときを待っているのですね。

ここで考えていただきたいのは、
「本当にそうなるのか」
ということです。
上に書いたのは私の希望的観測に過ぎず、そのまま移動平均線の帯を突き抜けて上昇してしまう可能性もあるのですよ。
皆さんも「予想」「相場観」のイイカゲンさはお分かりいただいていると思います。
(特に「先物道場」の方は・・・(笑))

「絶対に「下」なんじゃぁ!!!」

と思っていたとしても、不安は残りますよね。
如何に順張りだとはいえ、いきなり「10-0」(売り10個の買いゼロ)「20-0」(売り20銘柄の買いゼロ)というポジションを建てる事ができるでしょうか。
心理的な負担がとても大きいと思います。
また、実際に予想が外れた場合(これがまたよくある)の痛手も大きなものになりますよね。
このときに重要な意味を持つのが、

 全体    個別

 押し    下落(方向「下」)
 戻し    上昇 (上」

というときに建てたポジションなんですよ。

現在は全体が戻しだと考えていますので上昇相場にある個別銘柄を買っていますよね。
幸いにも幾ばくかの含み益があります。
私が「おまけ」と呼んでいる含み益です。
この含み益や実現益があるからこそ積極的に売りポジションを作ることができるのです。

「おまけ」の含み益や実現益がない状況で「10-0」というポジションは作りにくいですよね。
しかし、
買い玉に含み益が乗っている状況で「10-6」だったらどうでしょうか。
また、
そこそこの実現益を確保した上での「10-0」では如何でしょうか。

「おまけ」の含み益・実現益はあくまでも「おまけ」です。
メインではありません。
なくなっても惜しくはありませんよね(って言うのは無理がありますか?(笑))

「道場」では機械的手仕舞いをしています。
+30円で一回目、+60円で二回目という具合です。
100円儲かると考えていても+30円の段階で最初の利食いをしてしまうのです。

「利益が減るじゃないか」

いえ、それが反対なのです。
利益を伸ばすために+30円で最初の利食いをするのです。
最初の一枚、二枚が犠牲となり心理的な負担を軽減させるからこそ最後の一枚の利をトコトンまで伸ばすことができるのです。
この最初の「+30円」というのが「おまけ」なんですよ。

現在の買い玉の利益もこれと同じです。
「+20ポイント」の買い玉の利益を犠牲として、その屍を乗り越えて(笑)売りポジションを作ることによって「+200ポイント」の利益を得ようとしているのです。
また、売りポジションを作ったものの損切りになってしまったときにも買いポジションの利益がその損失をヘッジしてくれます。
(今回はこれになるかも・・・)

---------

ここから導き出される結論は以下の通りです。

☆すべての玉が利益を得る目的で建てられるのではない。
  1. 2004/06/02(水) 10:23:01|
  2. 相場のセオリー

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