ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

「上の上(未)」からの変化

 「ジグザグ」を十種類に分類する、というのを行いましたよね。
以下の十種類です。

・「上の上(未)」

・「上の上(既)」

・「上の下」

・「高値未更新の下」

・「下の下(既)」

・「スッ高値からの下落転換」

・「下の下(未)」

・「下の上」

・「安値未更新の上」

・「ドン安値からの上方転換」

これを時系列で--つまり長い足と短い足で組み合わせると現在の相場がわかりやすくなるのではないでしょうか。
長い足が十種類、その一つ一つに短い足が対応していますので
「10×10=100種類」
の分類になります。
しかし、例えば、「上の上(既)」と「下の下(既)」は上下が逆なだけで同じ意味を持ちますので、100種類の半分で50種類に分類することになります。

「長い足」を「上の上(未)」に固定しまして、それに対応する十種類の分類を考えていきましょう。

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・「上の上(未)」

doujyou_zigzag001.png



例えば、60分足ジグザグがこの形になっているとき、15分足ジグザグがどのような動きのときにエントリーできて、どのようなときに見送った方がよいのでしょうか。

長い足を「上の上(未)」に固定して、短い方の足(ジグザグ)に関して考えていきましょう。

・「上の上(未)」

短い足のこの動きを長い足の「上の上(未)」に組み合わせてみますと以下のようになりますね。

doujyou_zigzag001-001.png



長い足が「上の上(未)」ということは
「上昇波動における調整局面が終了したのかな?」
という局面になっているということですね。
「アンチ」でいいますと「アンチ-上セットアップからトリガーが引かれた」ということです。
長い足で「トリガーが引かれた」という動きを短い足で見ると、この二つのケースがほとんどであると考えられます。
当然、短い足でも高値安値切り上げになっていますよね。
じゃあ、短い足での売買は

○ジグザグが高値安値を切り上げている限り買いのみで付いていくことができる。
 その場合は短い足が「上を向いた」時点で買うことが出来る

ということになりますよね。
というよりも、この時点では既に買い玉をもっているはずなんですよ。

怖い(相場が変化する)のは、長い足が
・「高値未更新の下」

doujyou_zigzag004.png


になるときです。
長い足が「高値未更新の下」になると、その後の動きは
・ペナント系の「高値切り下げ・安値切り上げ」の動きになる
・「高値・安値切り下げ」になり下落波動に変化する
という動きに繋がります。
そうなるときの短い足の動きは「高値安値切り下げ」もしくは「スッ高値からの下落」になっているはずですよね。
長い足が変化してしまうと、その動きはある程度継続すると考えられますので、短い足では焦る必要はありません。
○短い足が高値を切り下げて安値も切り下げたのを確認してから売る
という売買でも十分間に合うと考えられます。

・・・・・・・・・・・・・

・「上の上(既)」

doujyou_zigzag001-002.png



これは簡単ですね。
○短い足での押し目を待ち、その後に「上を向いた」ときに買うことが出来る。
これもこの時点では買い玉を持っているハズなんですよね。

・「上の下」

doujyou_zigzag001-003.png



○売り玉は持たない。
○安値を更新しないまま「上向き」になるのを待って買う。

・・・・・・・・・・・・・

・「高値未更新の下」

doujyou_zigzag001-004.png

上でこういう話をしました。
>怖い(相場が変化する)のは、長い足が
>・「高値未更新の下」
>になるときです。

これが現実味を帯びてきたのがこの動きですね。
長い足は、
「高値更新後の調整を終えて再上昇開始の様相になった」
ということなのですが、ある程度の上昇があったものの案外伸びず、短い足でのジグザグが直近高値を超えられないまま下を向いてしまった、という局面です。
このまま下がってしまうと、長い足までもが「高値未更新の下」になってしまいます。
時系列ジグザグで表現される「相場の転換」の典型的な動きがこれです(ここテストに出ますよ(笑))
「相場(トレンド)の転換」には、必ず前兆があります。
長い足では順調な動きに見えても、短い足の波動が狂い始めて、それが長い足にまで波及することによって長い足も崩れてしまうのですね。
ここでの売買ポイントは、

・短い足が下を向いたときに売る。
・短い足が直近安値を下回ったときに売る。

ということになります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・「下の下(既)」

doujyou_zigzag001-005.png



短い足が「高値未更新の下」もしくは「スッ高値からの下方転換」になっているケースです。
すなわち、短い足で直近安値をブレイクしてしまったチャートですよね。
多くの場合に長い足も下を向いてしまうと思いますよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・「スッ高値からの下方転換」

doujyou_zigzag001-006.png



長い足が高値安値を切り上げる動きになっています。
調整期間を経て再上昇開始となりました。
「短い足が上向きに → 長い足が上向きに(これで「上の上(未)」となる)→短い足でジグザグを描くが高値安値切り上げとなる → 短い足が高値更新から直接直近安値をブレイクしてしまう」
この動きですね。
売買セオリーとしては、

・長い足が下を向き「高値未更新の下」になったときに売る
・短い足で直近安値を下回ったときに売る

というのがありますが、ほとんどのケースでこれは同時に起きます。

「短い足が直近安値を下回る」=「長い足が下を向く」
ということですね。

このときにストレートに売ってもよいのですが、短い足の「スッ高値からの下方転換」が「案外戻しも大きい」という特徴も持っていますので、短い足ベースで

「短い足が「スッ高値からの下方転換」になる」=「長い足が「高値未更新の下」になる」 → 短い足が上向きになってある程度戻すが直近高値には届かない(長い足は下向きのまま) → 短い足が下を向き「高値未更新の下」になった」

という手順を踏んでから売ることが多いですね、私の場合は。

・・・・・・・・・・・・・・・

・「下の下(未)」

doujyou_zigzag001-007.png



長い足が高値安値を切り上げる動きになっています。
調整期間を経て再上昇開始となりました。

「短い足が上向きに → 長い足が上向きに(これで「上の上(未)」となる)→短い足でジグザグを描くが高値安値を切り下げる動きになる → 短い足が直近安値を下回った段階で「下の下(既)」となる → その後戻すも直近高値を超えられないまま下を向く」

という動きですね。
現実的には短い足がジグザグ安値を切り下げた時点(「下の下(既)」)で長い足は「高値未更新の下」になっていると考えられます。
であれば、既に売っていますよね。
もしくは、上で書いた「短い足が下方転換になるが、戻しを待ってから売る」ということであればココで売ることになります。
(短い足が「スッ高値からの下方転換」の場合は戻しが失敗して「高値未更新の下」になるのを待ってから売ることが多いですが、短い足でも高値を切り下げているケースではストレートに売ることが多いです)

ただ、長い足が「上の上(未)」ということであれば(もしくは「高値未更新の下」であるとしても)、短い足がこれだけ高値安値を切り下げてジグザグしてしまうこと自体がオカシイですよね。
長い足が「高値未更新の下」になり、同時に短い足が高値安値を切り下げる動きになったときには、そのまま長い足の直近安値を割ってこないとヘンなのですよ。
ココまでジグザグが続いても急落せずに長い足での直近安値をキープしているというときには
「ペナント・フラッグ系の調整(上昇に対しての調整)から再上昇開始」を
考えておく必要があります。

・・・・・・・・・・・・・・・

・「下の上」

doujyou_zigzag001-008.png



長い足が高値安値を切り上げる動きになっています。
調整期間を経て再上昇開始となりました。

「短い足が上向きに → 長い足が上向きに(これで「上の上(未)」となる)→短い足でジグザグを描くが高値安値を切り下げる動きになる → 短い足が直近安値を下回った段階で「下の下(既)」となる → その後戻す(下の上)」

という動きですね。
これも多くの場合で、
「短い足が直近安値を切り下げた(下の下)」=「長い足は「高値未更新の下」」
ということになります。
短い足が「下」になるのが「スッ高値からの転換」だったら戻しを待つのもわかるのですが、長い足・短い足が共に高値を切り下げているわけですから既に売り玉を持っているハズです。

「フラッグ・ペナント系の調整」以外で、今後が下落に転じるときに現実的に考えられるのが「余韻」というものです。
これまではずっと高値安値切り上げの動きが継続してきたのですよね。
長い足でも高値更新からの動きになっています。
こういうときに、

「上はもう重すぎて高値更新は無理なのだが、下にはこれまでのキレイな上昇局面で買い遅れた買い方の買い指値がびっしりと入っていて下がらない」
「下げ止まると「それっ!」と買い物が入って値を上げるが直近高値ブレイクには至らない」

なんていうのが「余韻」(これまでの上昇の「余韻」が残っている)というものです。
そのために短い足が直近安値を割っても、そのまま崩れてしまうことはなく、次の三回目の「高値切り下げ」を見てようやく本格下落に転じる、なんてことがあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・「安値未更新の上」

doujyou_zigzag001-009.png



長い足が高値安値を切り上げる動きになっています。
調整期間を経て再上昇開始となりました。

「短い足が上向きに → 長い足が上向きに(これで「上の上(未)」となる)→短い足でジグザグを描くが高値安値を切り下げる動きになる → 短い足が直近安値を下回った段階で「下の下(既)」となる → その後戻して更に高値を切り下げて下がるが直近安値を割らずに上を向く」

という動きですね。
まぁ、こうなっちゃうと現実的ではないのかもしれません。
短い足での「高値安値切り下げ」がトレンドではなくて単なるウダウダの可能性もありますね。
そうではなくて、この動きが目的を持ったものだと仮定すると・・・既に売っていますよね(笑)
でも、下がらなかったのですよ。
そして、安値を切り上げた動きになったのです。
これだけ高値安値切り下げのジグザグを続けても、長い足での直近安値を下回らなかったということは「調整」を考える必要があります。
フラッグでの調整であれば「高値安値切り下げ」が継続していても「その後は上」でいいのですよね。
それに加えて、直近安値を切り上げる動きになったならば、
「調整終了!再上昇開始」
のシグナルの一つになると考えられるのではないでしょうか。
じゃあ、短い足が安値を切り上げて上を向いたときに買うことが出来る・・・買うだろうか(笑)
私なら「安値を切り上げて高値をブレイク」したのを確認して買うと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・

・「ドン安値からの上方転換」

doujyou_zigzag001-010.png



短い足での「高値安値切り下げ」が調整となっており「ドン安値からの上方転換」で「上昇再スタート開始!」となるのでしょうね。
直近高値ブレイクで買うか、その後の押しを待ち「安値も切り上げた」のを確認してから買うか。
ただ、現実的にはこんなワケのわからんチャートになっちゃうとエントリーしないと思いますよ(笑)
  1. 2002/01/16(水) 12:33:11|
  2. 相場のセオリー

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