ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

ファンダメンタルズ

<相場昔話> ファンダメンタルズ

今日は昨日のと関連してファンダメンタルのことでも書いてみましょうか。

私たちが行っているのはテクニカルによる売買です。
これは

「価格を最重要視し、その値動きの流れに乗ることを目的とする売買」

ですね。
ファンダメンタルによる売買はテクニカルによる売買と対極にあるといっても過言ではないでしょう。

「経済の基礎的条件、その銘柄の基礎的条件を重視する。」

「その銘柄の適正な価格を算出することにより、現在の価格が適正な価格に収斂するという動きを取りにいこうとする売買」

こういう感じでしょうか。

例えば・・・

一株利益が10円。
市場平均のPERが20倍。
じゃあ、「10円×20倍=200円」で200円が適正な株価だ。
現在の株価は150円なので200円までの上昇を見込むことができる。

「買いだ!!」

こんな感じでしょうか。

NYが上昇すれば東京の寄り付きが高くなるというのも(CMEの要因は除いたとしても)ファンダメンタルが原因です。

「アメリカの利上げが遠のいた。
 まだまだ、消費は活発に行われるということを前提にしてDJIが上昇した。
 対米輸出が多い日本の企業もその恩恵を被ることができるだろう。
 では、利益が増加する可能性が高い。
 一株利益10円の予想だったが15円になるかもしれない。
 現在の株価200円は適正な価格だが、一株利益が5円増加することによって300円が適正株価になる。
 じゃあ、買いだ!!」

長いですが、こういうことですね。
テクニカル的にはNYの上昇と東京の動きとは関連がありませんもの。

こうして見てくるとファンダメンタル分析は非常に論理的な考えだといえますよね。

「原因が変化したから結果も変化するはずである」

すると、

「原因を追究することが利益を得る近道なのではないか」

こういうことですね。

バブルのころの大手証券の「シナリオ営業」というのは、基本的にファンダメンタルでのものでした。
「ウォーターフロント」「トリプルメリット」・・・
いろいろありましたよね。

「京浜工業地帯(東京はよくわからないので間違っているかもしれません)に膨大な敷地面積を持つ工場が多くある」

「新日鉄、川鉄、日立造船・・・。でも本業はまったく儲かっていない。業績はボロボロである」

「だから、この工場群も休眠状態にあるものが多い」

「いっそのこと、この工場をつぶしてテーマパークにするか、ドでかいマンションを建てたらどうか」

「地価はアホみたいに上がっているので、それが実現すると空から雨が降るように金が降ってくることになる」

「株価もその計画を織り込んだものが適正なのではないか」

「じゃあ、新日鉄は2000円、日立造船は1500円が適正となる」

「今が200円と150円だから・・・」

「社長! 買いですよ!!」

昔を知らない方のために簡単にお話をしますと、こういうのがシナリオ営業だったのです。
ちなみに話を進められている企業はまったくこういう計画を持っていませんでした(笑)

何銭単位のコスト削減を進めている企業を抜きにして、証券会社が勝手にシナリオを作っていたのですね。

話が逸れました。

ファンダメンタルの売買においてナニが致命的なのかといいますと

「損切りができない」

ことなのです。

一株利益や世界経済の状況から総合的に判断しての適正株価が500円だったとします。
そして、現在値は300円です。
非常に割安ですね。

「社長! ここで買わなきゃ男じゃないですよ!!」

私たちだったら、300円で買ったものが290円にでも下がると

「あーあ、またかよ・・・(笑)」

と泣きながらでも損切りをしますよね。

しかし、ファンダメンタルでは絶対に損切りができないのです。
なぜならば、300円で割安なのです。
それが290円になったらもっと割安じゃないですか。
200円になったらどうでしょうか。
これは嫁はんを質に入れてでも買わなきゃいけませんね。
ということで、株価が逆に動けば動くほど売ることができなくなるのです。
理論的なだけに「値下がりしたから売る」というのはその理論をぶち壊すことになるのですね。

そして、結局倒産。
蓋を開けてみると簿外負債が山ほど出てきた、なんていうオチがよくありましたよね。
帳簿に載らない債権債務があるということ自体、ファンダメンタルが通用する土壌ではないということになります。

私たちが行っているテクニカルにおいては、

「価格はすべてを織り込んでいる」

「したがって現在の価格が適正価格である」

というのが基本になります。
そして、適正な価格が動くということですね。
UFJ(8307)の寄り付き505000円も適正、安値の493000円も適正、引け値の501000円も適正なのです。

その適正な価格が変動することによってトレンドを形成する。
そのトレンドが継続する限りはポジションを持続し、それが変化したらポジションを閉じる。
こういうことはテクニカルでないとできません。

ファンダメンタルは所詮、机上の理論に過ぎないのですよ。
  1. 2013/02/02(土) 08:52:40|
  2. 相場のセオリー

試行回数

<相場昔話> 試行回数

ある程度ポジションが積み上がりましたのでナニもすることがありません。
ここから戻して戻り高値を更新するのであれば損切りをするだけですし、下がるのであれば売り増すだけです。
セオリーに則った売買ができましたので、結果がどうなっても問題ではありません。

セオリーに則った売買、すなわち「良い売買」ですね。
セオリーというのは経験則のことです。
もっといえば、「確率」ですね。
例えば、

・トレンドは反転するよりも継続する確率が高い。

なんていうのがあります。ということは、

下落相場にある下落途中の銘柄を買うよりも上昇相場にある上昇途中の銘柄を買うほうが利益になる確率が高い

ということになります。
極端な例ですが、利益になる確率が60%のタイミングなりパターンがあったとしましょう。
しかし、10回に4回は損切りになります。
そして、16%の確率で連敗し(0.4×0.4=0.16)、6.4%の確率で三連敗するのです。
(0.4×0.4×0.4=0.064)

ですから、

「よっしゃー!! ここは確率からいっても儲かる場面やでー」

と叫んでみても、絶対に儲かるとは限らないのですよ。
それでは確率を味方につける方法はないのでしょうか。
それがあるのです。

「試行回数を増やす」

これがそうです。
連敗することもあるでしょう。
三連敗も四連敗もあるかもしれません。
しかし、そのパターンになったときには同じ行動をして試行回数を増やすことによって期待値は確率に収斂されていくのですね。
試行回数が三回だったら確率もなにも関係ありません。
コインの表が三回続けて出ることもあるでしょ。
あれと同じです。
しかし、100回コインを投げると、1000回コインを投げると期待値は50%に限りなく近づくと思います。

その利益となる確率の高い売買方法を明文化したものがセオリーなのですね。
今回の売りがそうです。
ですから、今回のポジションが利益になっても損切りをすることになっても、次回も同じ売買をする必要があります。

--------------

・良い売買
・悪い売買

・利益になった売買
・損になった売買

この二つ×二つの組み合わせは四つありますね。

・良い売買で利益になった。
・良い売買だったけれども損失になった。
・悪い売買だったが利益になった。
・悪い売買で損失になった。


もうおわかりでしょう。
利益になった売買が良い売買なのではありません。
利益になっても損失になっても良い売買は良い売買なのです。
結果的に利益になったとしてもマグレ当たりの売買は悪い売買なのです。

そして、私たちは常に「良い売買」をし続けなくてはいかないのです。
すると、自然に利益が付いてくるのですね。


会員の方からのメールをご紹介したいと思います。

-----ここから
河内屋さんにお世話になってから投資に対する考え方が徐々に変わってきている自分を感じます。

1 投資の鉄則は、奥儀・秘儀をマスターすることではなく(そういった一面もあるのかもしれませんが)単純で分りやすいセオリー・パターンを追い求めること。
そして大事なのは、以下のことです。

そのパターンを発見したら愚直なまでにそのパターンを信じ乗ることです。
乗った後失敗したなと思ったら降りればいいのです。
邪念をすて、ただひたすら愚直なまでに・・・・・

(中略

とぐたぐた書きましたが・・・・自分の中で投資に対するスタンスがどんどん確立されていくような気がしておれいまでと思い書きました・・・・
投資に対するスタンスが確立されてきてるのであって・・・技術が向上して来ているわけではないので(笑)
ただ、投資の技術というのはその大半が投資に対するスタンスのような気がします。
-------ここまで

「奥儀」なんてありませんよね。
そんなのがあったら、私は今頃・・・(笑)
この方が書いていらっしゃるように、単純なことを単純に継続することができるかどうかがポイントです。

「投資の技術というのはその大半が投資に対するスタンスのような気がします。」

そして、このように正しい道筋が理解できれば「独り立ち」の道の半分以上を進んだことになると思います。

相場も仕事になると面白くもなんともありません。
経理処理のようなものです。
毎日、帳簿を開いて、

「ボールペンを買ったから、代金を事務費に計上して・・・」
「交通費は・・・」
「貸方と借方が一致するように・・・」

なんていうのと同じなのです。

私たちは帳簿を開く代わりにチャートを見ているだけであって、行っているのは事務処理と同じです。

「楽して儲けよう!」

なんて思ってもダメですよ(笑)
きちんと正確に、淡々と毎日の処理をこなしていくのです。

継続して利益を得る方法はこれしかありません。
  1. 2013/02/02(土) 08:17:20|
  2. 相場のセオリー

守・破・離

<相場昔話> 守・破・離

本日(2004/5/30)の日経新聞社会面の「サラリーマンプラザ」ということろに剣道をされている七十七銀行の方が紹介されていました。
小中学生に剣道を教え、自身は六段という高段者の方です。
一部を転記いたします。

-------ここから
指導にあたり重視するのは、剣道の修行仮定を表した「守破離」の言葉。
「守」は師匠の教えをも寝る段階、「破」は師匠の教えを基に自身の工夫を混ぜる段階、「離」は独自の世界を確立する段階といい、「実社会でも通じる概念」と考える。
-------ここまで

この「守破離」で思い出すのは、ベテランの会員さんからいただいたメールです。
例によって無断転載させていただきます。

--------ここから
昔、お茶を結構習っていまして、茶名まで頂いているのですが、そこで学んだ沢山の中に、多分、世阿弥だろうと思うのですが「守・破・離」があります。
先ず、かたち(決め事)を学び、その規則を守り、それを少しずつ自分流に破り、その内、気づいたら決め事から離れて自分流の一派が出来上がっていた、河内屋流「ケイコとマナブ」の世界観です。
実際は、茶道の世界でも、広がりと奥行きは相当なもので、生涯かけても形の全貌には行き着けず、「守」だけで終わるのが普通ですが、それでも割り稽古お手前の一つ一つに緩急強弱遅速の妙を織り込んで楽しむことは出来ます。
ヒスイの話ですね。
塚原木伝、宮本武蔵の一派創設には及ぶべくもないが、せめてその太刀筋の妙に感じ入ることが出来れば、それはそれで生きている自己実現の証しにはなろうと言うものです。
つまり相場道の河内屋流を道場で学ぶ気概の何ものでもありません。
--------ここまで

私は自分のことを「師匠」などと呼ぶほどのアホではありませんが(「支障」くらいなものでしょう(笑))、「順張り」という投資手法を考え出した先人を師匠としますと私は師範代くらいになるんではないかと思っています。
そして、皆さんはアホな師範代がいる道場に入門してしまった練習生ということになるのでしょうね。
そこで「相場」そのものの考え方や

「順張り」
「なぜ損切りは必要なのか」
「どうして等金額投資がよいのか」

などということを実際の売買を通じて勉強されているのです。
最初はわけもわからずに会員メールに書いてある銘柄を売買して、

「儲かった」「損をした」

という日々をすごしていらっしゃったのでしょう。
それが数ヶ月経過すると徐々に「自分の銘柄」を売買するようになり、皆さん独自の工夫をされて少しでも利益率を向上させようされているのだと思います。

上にご紹介しました方は、一年間の「守」の期間を過ぎて、ご自分で決められた「破」の課題に取り組んでおられます。
他にも過去にご紹介した工夫も含めてご紹介します。

「予想最大損失と同じだけのプラスになったときに半分の玉を利食いして、銘柄トータルでの損失の可能性をゼロにしたうえで「利」をトコトン伸ばす」

という工夫をされている方。

「+5%、+10%、+15%、+20%で一部ずつを手仕舞いする」

という先物デイトレと同じように機械的な分割手仕舞いを行っている方。
建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んだからといってすぐに売買するのではなく、同方向へのIRブレイクを確認してから建ち玉する」

という工夫をされている方。
また、その「IRブレイク」に関しても30分IRの方も60分IRの方もいらっしゃいます。
同じく建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んでから最初の押し・戻しを待ってから建ち玉をする」

という手法も聞いております。

相場において絶対無二の手法はなく、また皆さんの「時間の感覚」「価格変動に対する感覚」も千差万別であることから、皆さん全員に私の手法が適切であるとは思いません。

あのイチローがオリックス時代には「振り子打法」を真似る選手が多く現れましたが今ではまったく見かけません。
能力の違いか「感覚」の違いかはわかりませんが、結局モノにならなかったのでしょう。
王選手の「一本足打法」のときも同じです。
また、そのイチロー自身が「振り子打法」からさらに進化した打法になっています。

私たちも常に勉強を続けて進化する必要がありますね。
そして、河内屋流ではなく「○○流」といえるまでの手法を確立されたときが「守破離」の完成といえるのではないでしょうか。

朝刊を先ほど読んだところ(笑)「守破離」という言葉がありましたので雑感を書いてみました。

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翌日のメールで

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昨日の会員メールでは「守・破・離」ということについて書きました。

会員の方よりメールをいただきましたので一部をご紹介します。
(例によって無断転載です(笑))

-------ここから
「守破離」については、学生時代に少し剣道をやっていた頃、私も先生から聞かされました。

その時は、あまり気にも留めていなかったのですが、今日のメールでは、色々と考えました。
相場を習得しようという気持ちがあるからでしょう。

最近、読んだ本(呼吸入門、齋藤孝著)で、「型」について、

「才能のない感覚の鈍い人でも、ある一定期間それをやればその感覚なり基礎力がつく合理的なシステム、教育プログラム」

と説明しています。

さらに、「型がないということは、何の自慢にもならないし不自由なことです」とも述べられています。

型のないのは不自由であるという感じ方は、最近少し分かるように思います。
--------ここまで

「型」について、きつい言葉で書いてありますね(笑)
「才能のない感覚の鈍い人」というのを「初心者」と言い換えても良いと思います。
そして、この方の文章でも「感覚」という言葉が出てきます。

剣道においても茶道においても、また相場においても最終的にはこの「感覚」が武器になるのですね。
この「自分の感覚」を自覚することが基礎力を向上させる大きな要素です。
そして、「自分の感覚」を意識するためには「他者の感覚」との比較が一番わかりやすいです。
その「他者の感覚」を提供しているのが、この「会員メール」なんですよ。

私、河内屋の「感覚」をご覧いただき、皆さん一人ひとりがお持ちの「感覚」との違いを際立たせることによって「自分の感覚」を自覚していただきたいのです。
ご覧いただいている「河内屋の感覚」というものは私の性格や考え方、大げさに言えば「人生観」という基礎の上に成り立っています。
ですから、

「三井住友を701000円で買ってストップポイントは764000円に設定」

というだけでは私の「感覚」をお伝えすることができません。
そのために、相場に関係のないしょうもないことも書き、恥ずかしげもなく私生活までもご披露しているのです。


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また翌日

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おお!素晴らしい!!
会員の方が凄いのを探してきてくれました。
下記の文章をお読みください。

> 『相場は見込みの適不中如何にかかわらず、
  商いの方法だに宜しきを得ば、必ず利益を博するを得るべし』

> ◆利益を得ようとするならば、相場を当てようとするよりも、商いの方法によるべきだということを言っています。
相場の当たり外れについては、

「それ思惑を立てて売買するに、あたることは十にニ、三、たがうことは十に七、八なり」

でありますから、十のうちニか三の確率を最終的にトータルで利益にするのは“商いの方法”です。


> 『相場に勝つには自分の性質や長所短所を知り、
      それに合うように商いの方法を工夫することである』

> ◆上段にもありますが、相場を当てようと努力してもそう簡単に当るものではありません。
思い通りにならない相場を当てようとしたのでは一生かかっても成功するはずがありません。
相場の研究とは、当て方の研究ではなく、やり方の研究であるとしています。

---------

なんという方のなんという文章なのかはわかりませんが、私がいっているのと同じじゃないですか。
私の下手糞な文章を読むと

「河内屋はそんなん言うてるけどホンマかいな。ワシを丸め込もうとしてるだけちゃうか」

とお考えになるかもしれませんが、昔の人(だと思います)の文章で同じことを読むと

「なるほどなぁ」

って思うでしょ(笑)

この文章がいつ頃書かれたのかはわかりませんが、米相場の昔から、そして日本だけでなく世界中で

「相場の方向を当て続けて資産を築いた奴はいない」

ということだと思います。

「方向を当てて資産を築いた」人はいますよ。
そういう人は大きく勝負して勝ち逃げした方です。
でも、「当て続けた」人はいないのでしょうね。
この数百年世界中に一人もいないのですから、

「ワシだけは当て続けることができるワイ」

と思うのは滑稽ですよね。

「相場観は必ず外れる」

これを前提として売買をしていく必要があります。
となると、「手法」が大切になってくるのですね。

私も上のような文章を勉強しようかな。
なんか「重み」がありますよね。

  『相場に負け続けても「ギャー」などと叫ぶべからず
     脂汗に濡れたマウスを掃除しつつ明日に備えるべし』
  1. 2013/02/02(土) 07:58:06|
  2. 相場のセオリー

ルール

<相場昔話>  ルール

こんばんは、ラッキー河内屋です。

昨日、最初の更新時期の方から振込みのご連絡を頂戴いたしました。
そのメールの一文がすべてを表していると思います。

「投資の方は、何となく、不思議と、プラスです。」

商いは損切りばかり・・・
主催者の相場観はボロボロ・・・
新聞さえも読んでるんだか読んでいないんだか・・・

「ワシ、なんでこんなところに入会してしまったんやろか・・・」

こんな感じじゃないでしょうか(笑)
でも、こんなイイカゲンな売買でもなんとかなるでしょ。

「先物道場」ではルールが緩和されて自由度が増してくると売買は難しくなります。
ある程度自由度が縛られている方が好成績なのですね。
個別株でも同じことが言えます。
基本的なルールがあり、そのルールが原則的に間違っていないとすると、自由な売買(相場観による売買)よりもルールに縛られた売買の方が好成績になります。
おかしなもんでしょ。

ルールを考えたのは私たちでありルールを運用しているのも私たちです。
ですから、一つ一つのルールが何のために制定されたのかということもわかっているはずです。
ということは、ルールから逸脱するときも相当な理由があるのだと考えられますよね。
しかし、自由度を増していくと無茶苦茶になってしまいますね。
この原因はやはり「欲」「恐怖」「希望」「絶望」などの心理的要因が大きく影響しているからでしょう。

だからこそ、ルールで縛ることが必要なのです。
鉄の意志を持っている方ならルールなしでもOKでしょうが、私のようなイイカゲンな人間はダメです。
ルールを決めていても常に「ルールを破るための言い訳」を探しています(笑)
皆さんに見られているからこそルールを守ることができるのだと思います。

・500円の株が1000円になるためには絶対に510円を通過する。だから、実際に510円が付くのを確認してから買う。

・500円-510円という動きを見てから買った。これは今後500円を割らないという前提の下で買ったのだ。だから499円が付くと前提条件が崩れたことになるので損切りをする。

・買った銘柄がいくら上昇しても問題はない。買いポジションの銘柄は下への動きだけを注意していれば良い。これをストップポイントで管理する。

・勝率で儲けるのは至難の業。利益率で儲けるのが簡単。だからストップポイントの設定は厳格にする。

などなど・・・

基本的なルールには「相場の方向」や「銘柄選択」については一言も出てきません。
何回もいっていますが、これらはどうでもいいことなのです。

ある銘柄について今後の相場の方向を当てるのが50%の確率だったとしてます。
10銘柄売買しました。
結果、五勝五敗でした。
でも、一銘柄平均の利益率が損失率の五倍だったのでトータルで儲かりました。

-3%×5銘柄 = -15ポイント
+15%×5銘柄 = +75ポイント

トータル損益   +60ポイント

昨日の例では私の勝率は33%でした。
日本で七番目くらいに相場観のない私が売買しても勝率33%なのですよ。
皆さんであれば40%、50%も夢ではないでしょう。
すると、もっと利益率が向上することになります。

ただし!
ルールを破らないという条件が付きますよ。
一銘柄でも-20%なんていう銘柄があればポートフォリオはグチャグチャになってしまうことはおわかりになるでしょう。

「これから絶対上がるんじゃ!」

こう考えていてもストップを踏んだら一旦切る。
切ってから冷静になって考えてみる。
それでも上昇すると思うのだったら、もう一度上がってきたところを買う。
小さな損切りは「損」ではありません「必要経費」です。

最近書いていませんが、皆さんがご自分でチャートを見て「自分の銘柄」を決めて売買してくださいね。
「道場」の方が苦戦しているように最初は皆さんも苦戦するでしょう。
しかし、ルールを逸脱しない限り大きな損になることはありません。
そして、ご自分で「自分の売買」を確立してください。
そうすると、30年たっても40年たっても確立された手法は利益を生み続けてくれます。

その「自分の売買」を確立するためにご入会されたのだと思います。
私を教師として、反面教師として、客観的に眺めながら勉強してくださいね。

「いやー、今日はシチズンよう上がったなぁ」

これじゃ、ダメですよ!!!(笑)
他の買いポジの銘柄とのチャートの違い、高値からの下がり方、底値付近での値動き・・・
いろんなことを比べてくださいね。
  1. 2013/02/02(土) 07:39:46|
  2. 相場のセオリー

ポジショントレード

<相場昔話>

本日はポジショントレードということについて書いてみたいと思います。
私の場合は「ポジショントレード」という言葉を二つの意味で使っています。

・デイトレでもなくスウィングでもなく、ポジションを数週間持続するトレード
・売りと買いのポジションを操作することによって利益を追求するトレード。

前者は主に時間の観念を表す言葉ですね。
後者はトレード手法を表す言葉です。

この後者の「ポジション管理トレード」についてのご質問をいただきましたので私の返事を転記したいと思います。

------ここから
ポジション売買っていうのはテクニカルにもチャートにも関係のない売買手法ですね。
テクニカルを基にしての売買でも単発の売買は「当てもの」に変わりありません。

「丸紅50万売る!」

っていうのが利益になるか損になるかは偶然の結果にしか過ぎないと考えています。
そこでポジション全体をひとつの銘柄だと考えての「ポジション管理」というのが重要になるのです。
相場の上下を「当てる」ことが不可能だと仮定すれば、常に買いポジションと売りポジションを同時に持つことが理想です。
私の場合は「熱く」なることが多いですので(笑)ポジションが傾いていることのほ
うが多いのですが・・・

それぞれのポジションでの銘柄は、

・売りポジションは弱い銘柄(二番天井確認後の銘柄)
・買いポジションは強い銘柄(調整完了だと考えられる銘柄)

となっていますね。
そして、その一つ一つの銘柄にストップポイントが設定してあります。
すると、例えば強い銘柄がストップポイントに掛かって「-3%」の損失になるのであれば、売りポジションの弱い銘柄は「-3%」以上の値下がりをするでしょう。
逆もまた真なりです。
ということで、相場の動きが上下どちらであっても利益を追求できるのがポジション売買の特徴です。
ただ、「ホームラン」は捨てることになりますね。

「大もうけを捨てて勝率と利益率の上昇させる手法」

今日の「独り言」に書いたのと同じです。
結局、私はポジショントレードでも先物のデイトレでも同じことを目標にしているのですよ。

(後略)
-------------ここまで

私は手仕舞いについても

「先物のデイトレと現物のポジショントレードでは行っているやり方は違いますが考え方は同じなのですよ」

ということを書きましたよね。

デイトレは機械的に+30円、+60円、+90円と手仕舞いをすることによってポジション全体の利益を確定させることにより心理的に楽な状況を作り出し最後の一枚の利益をトコトン伸ばす。

という「やり方」です。
逆説的に聞こえるかもしれませんが

「利益を伸ばすために最初の玉は+30円で手仕舞い」

してしまうのですね。
個別銘柄では各銘柄にストップポイントを設定することによって弱い銘柄から勝手に脱落していきます。
結果的に脱落した銘柄は「+30円」という先物での一発目の手仕舞いと同じ意味を持つのです。
そして、これらの「犠牲」となる銘柄があるために最後の一銘柄の利益を大きく伸ばすことができるのです。

同じことが「ポジション管理トレード」と先物のデイトレとの関係でもいえるのです。

デイトレとポジショントレードではポジショントレードの方が数倍難しいです。
テクニカル、チャートを使用しているということだけでも、材料・ニュースの量、それによる「窓」などポジショントレードに不利な点はいくらでもあります。
その点、デイトレは楽なもんですよ。
場中に材料が出ることは滅多にないし後場寄りでの窓空けも知れています。
テクニカルやチャートで売買するのであればデイトレが有利なのは誰にでもわかります。

ただ、ポジション管理トレードの有利な点がまったくないわけでもありません。
それが売りと買い両方のポジションを持つことが可能であるということです。
これによって相場の方向がわからないときにでも利益を追求することができるのですね。

現在の売りポジション四銘柄の平均含み損益は+6.57%です。
買いポジション三銘柄の平均含み損益は-1.02%になりますね。
同じ4/26に売買した大林組(1802)と旭硝子(5201)が「-1.34%」と「+8.25%」になっていることからも建てた時期の問題ではないことがわかりますよね。
大林組がもっと下落してストップポイントに掛かり、「-2.3%」の実現損失を出すことになったときには旭硝子は「+10%」以上の含み益になっているのではないでしょうか。
これがポジション管理トレードの最大の長所です。

そして、

「大儲けの可能性を捨てて(ポジション全体としての)勝率と利益率を向上させる手法」

という点では

■2004/05/06 (木) 13:07

単純売買は「当て物」ですよね。
建ちと解け、この二つのタイミングを当てないと利益にはつながりません。
だから、難しいのですよ。
その点、分割売買は適当にやっていても利益になります。
「大儲け」を捨てることによって勝率と利益率を上昇させる手法です。
---

これと同じなんですよ。

--------------

デイトレでもポジショントレードでも、もちろんスウィングでも同じです。
相場において「儲ける」ということは

「偶然性を如何に排除することができるかどうか」

ということとイコールだと考えています。
私の場合はすぐに熱くなり

「行ってしまえーーー!!!!」

と叫ぶことが多いので何時までたっても下品なトレードのままですが、これは性格!
ですからもう諦めています。
でも、初心者のときから

「偶然性を如何に排除することができるか」

ということを考えつつ取り組むと

「綺麗なトレードで綺麗に儲ける」

ということが可能です。

この週末は「偶然性の排除」ということについて考えてみてください。
いつも言っている

「相場は銘柄や方向で儲けるものではない」

ということがわかると思います。

今日はちょっと難しい話でしたのでわかりにくかったかもしれませんが、いつか

「なるほど、河内屋がいっていたのはこういうことだったのか」

と思う日が来るでしょう。
  1. 2013/02/02(土) 06:33:50|
  2. 相場のセオリー

ルールに縛られる

<相場昔話> ルールに縛られる

以前に書いたことがあるので覚えておられると思います。
以前から会員なのですが、第一期生には応募せずに会員メールを見ながらご自分でコッソリと(笑)練習を始めて儲けておられる方がいらっしゃいます。
とにかく日本でこの方だけなんですから、

「先物口座開設後、一度も(トータルで)マイナスを経験していない」

というのは。
利益が大台に乗ったとか足踏みしているとかうわさが流れていますが、その方からメールをいただきましたのでご紹介いたします。

---------ここから

そうそう、大事な報告忘れてました。
おそらく私が適当にやっても利益を出せた理由です。
それは(絶対に)玉の建て方にあると思います。
下がってきて自分がそろそろ止まって上がりそうだと思う時、買う準備をしますが、実際に目先の安値から30円上がらないと買いになりません。

(河内屋注 2004年当時は
「押し目底から30円上昇したのを確認して20円のところに買い指値を置く」
というエントリールールでした)

つまり自分の考えが間違っていると買うことが出来ないのが大きいです。
この辺はポジショントレードと同じです。もし仮に買えた場合でも、目先の安値で止まったと仮定して買った訳ですから、安値を割り込んだ場合、玉を持っている理由がありません。
なので、すっきりと切ることが出来ます。
めちゃくちゃ良く出来てますよね~。
これを実感した時感動しました。
しかも『ん?』と思った時にはストレートの損切りになる前に少なくとも1枚は逃げてましたので、-90以上にはなりません。うまくいったときは150以上の利益になるのですから、トータルで負けるわけありません(笑)

という訳で皆さんにこの手法のすばらしさをお伝えしたらもう少し自信をもって前進して行けるのではないでしょうか?

----------ここまで

私の返事が以下です。

--------ここから
玉の建て方についてですが、何回も書いていますようにポジショントレードもデイトレも同じ手法でやっています。
そして、その手法の特徴は、

「アホでもできる」

ということです(笑)

第一期生の時には+30、+60、+90となる日が割りとあったのですが今回は苦戦しています。
ちょっとこの手法に関してもお話をしたほうが良いかもしれませんね。
そのときはいただいたメールから抜粋させていただきますのでよろしくお願いいたします。
--------ここまで

ということで、ご紹介しています。

私たちがやっているのは裁量トレードですので皆さん各自の思惑が入りますね。
すなわち「欲」と「恐怖」です。
そのために変なところで変な売買をしてしまいますが、ある程度は仕方がないことだと思っています。
そのためにある程度のルールで縛ることによって「欲」と「恐怖」から逃れようとしているのです。
そして、そのルールを体で覚えたときには、完全な自由トレードになっても変な売買をしないようになっているということです。

「上昇を確認してから買う」ということも同じです。

「今だ!」

と思って売買していて儲かるのであればこういうルールは必要ありませんが、そうではありませんのでルールで縛っています。
機械的な手仕舞いも同じです。
天井が事前にわかればよいのですが、わからないので機械的に手仕舞いしているのですね。

ルールで縛られているのはしんどいと思いますが、もう少しご辛抱くださいませ。
  1. 2013/02/02(土) 06:20:06|
  2. 相場のセオリー

順張りと逆張り

<相場昔話> 逆張り

「逆張り」ということに関して、少しお話をしてみたいと思います。

HPには以下の説明を載せています。

「順張り」
大きな相場の方向を踏まえたうえで、小さな相場の動き(zigzag)が大きな相場の動きと同一のときに玉を建てる手法。

「逆張り」
大きな相場の動きを踏まえたうえで、小さな相場の動き(zigzag)が大きな相場の動きと逆のときに玉を建てる手法。

どちらの場合でも大切なのは「大きな流れ」ということでは同一なんですよね。
もっと具体的にお話をします。

「全部「赤」!!」

というケースがありますよね。
日足も60分足も15分足も「赤!!」という状況です。
そして、15分足の「ブレイク後値幅」で「+70円」という上昇をしました。
そのとき、現在行っている「順張り」では、

「大きな上昇に対してショボイ押し目を確認した後の再上昇開始で買う」

というのがセオリーになります。
つまり、

「全部「赤」」→「+70円」→「-10円」→「直近高値ブレイク」

で買うことになります。
逆に考えますと、「直近高値ブレイク」をしないと「-10円」というのが確定しないのですよね。

「直近高値ブレイク」によって「+70円」のあとの押し目が「-10円」という「ショボイ」ものになったことを確認して買うわけです。
これが「順張り」です。

では「逆張り」はどうなるのでしょうか。

「全部「赤」」→「+70円」

を見ますね。
では、

「全部「赤」という状況において「+70円」という上昇が発生した」

「では、次の押し目が「-100円」になる可能性は非常に低いのではないだろうか」

「非常に高い確率で「-10円」「-20円」という「ショボイ押し目」になり、そこから再上昇を開始するだろう」

「では、「-10円」のところに買い指値を入れておいたら「押し目底」で買えるのではないか」

という思考が「逆張り」のモノなのですよ。
つまり、

「この状況で「+70円」という強い上昇のあとでは「ショボイ押し目」しか考えられない」

として、「-10円」や「-20円」の時点で買うのが「逆張り」なんですよね。
そして、

「本当に「ショボイ押し目」に終わったのを確認してから買おう」

とするのが「順張り」なんですよ。

そう考えると「順張り」も「逆張り」もほとんど同じだということがわかりますよね。
現在の「順張り」の手法でのエントリーするときの思考の推移を考えてみて下さい。

・「大きな流れ」が「上」

・「+50円」以上の強い上昇

までは「見てるだけ~」ですよね。
で、現実的にはこの「+50円」以上の強い上昇を見ている時点で、

「次の押し目がショボイものだったら次の高値ブレイクで買おう」

と考えているでしょ。
そして、そんな強い上昇のあとはほとんどの場合において「ショボイ押し目」になりますよね。
その「ショボイ押し目」の最中に買うのが「逆張り」なんですよ。

上で「逆張り」の売買をされていた方は、キチンと逆張りの建ち玉の、

・エントリーポイント
・損切りの価格
・利食い

のルールを決めてメールを送ってこられました。
そして、それは実用に耐えうるルールでしたので、私からもGO!サインを出したのです。

皆さんも「逆張り」について考えてみて下さい。
売買の幅が広がると思います。

ただし!
「大きな流れ」などの現状認識が誤っていたらボロボロになりますので気をつけてくださいね(笑)
  1. 2013/02/02(土) 05:39:23|
  2. 相場のセオリー

「価格の調整」と「時間の調整」

<相場昔話> 「価格の調整」と「時間の調整」


「トレンド転換後の最初の調整は「価格の調整」になる」

というセオリーがあります。

今回の相場に限らず、ずっと続いてきたトレンドが変化するというのは滅多にないことなんですよね。
現在の相場であれば、売り続けていればダレでもドコでも儲かってきたのですよ。

人間は昔の記憶よりも直近の記憶を重視するようです。
3/初以降の上昇において一度や二度損切りになったとしても、

「売っていれば儲かる」

というイメージ・経験則はまだ残っていると思います。
そのために、

「止まると売られる」

という動きになってしまうのですね。

「独り言」にも書いたと思いますが、上昇が止まると・・・
・買い方は利食いを急ぐ
・売り方は、ここぞとばかりに倍の玉を売る
なんてことになります。

これが上昇相場のスッ高値からの下落だったらどうでしょうか。
少しでも下がれば、乗り遅れた買い方の指値が値を支えますよね。
売り方は怖くて売れませんので、下を叩くことはしません。
買い方の利食いも出にくいですよね。
そういうことから、上昇相場・下落相場のどちらにしても、相場終期になるほど「時間調整」が多くなるのですよ。
逆に相場初期、つまり相場転換後の最初の調整は「価格の調整」になることが多いのですよね。

現在は、典型的な「価格の調整」になっていると考えられます。
でも、「価格の調整」になると、時間的には短期間で調整が終了します。
明日、調整修了になることはないでしょう。
でも、あっけないほど短期間で調整が終了すると考えられます。
  1. 2013/02/02(土) 05:23:25|
  2. 相場のセオリー

成長の段階

<相場昔話> 成長の段階

如何でしょうか?
これまでの自己流の売買とは全く違ってきているのではないですか。
セオリーが示されていても「自己流の頭」では

「見えていても理解できない」

という感じなのだと思います。
一番初期がそういう感じです。

これはもう何回もお話をしているのですが・・・
何事にも順序を踏む必要があります。

1)河内屋のメールを読んでも意味がわからない

2)河内屋のメールを読んだら「ふーん・・・なるほどなぁ」と微妙に理解できる

3)引け後の自習で「ここはそういう意味だったのか!」と気付く

4)大きな値動きがあったあとに「あそこは絶好のエントリーポイントやったやん」と気付く

5)大きな値動きの途中で気付く

6)大きな値動きの初動で気付く

7)大きな値動きの前に気付いている

8)こういう動きになったらエントリーしようと待っている

最終的には、

8)こういう動きになったらエントリーしようと待っている

まで進んでいただきます。
でも、順序を踏む必要があるのですよ。

今は1)か2)でしょ(笑)
3月半ばでは3)に進めると考えています。
3)まで進むと、あとは早いですよ。
でも、1)から8)に飛ぶのはムリなんですよ。
1)→2)→3)→4)・・・
という流れでしか進歩しません。

今はどの段階でしょうか?
どの段階であっても「いきなり8)に飛ぶぞー」と考えるのではなくて、一つ上、一つ上を目指してみてください。

予習・復習でほとんど寝ていない日が続いていると思います。
しかも、もう少ししたら、

「アホ!ボケ!カス!」

と罵られます(笑)
そりゃ、血も吐きますよ(笑)
でも、それくらい集中しないとモノにならないんです。

「ワシはムリだ~」

という方は、

「一日五分で一億円稼いだ」

という本を買ってください。
一冊千円くらいで売っていますから(笑)
  1. 2013/02/02(土) 04:53:10|
  2. 相場のセオリー

分割売買

<相場昔話> 分割売買

「ナゼ分割手仕舞いをする必要があるのか」

ということを考えてみましょう。
最初の問題として、

「私たちは何のために商いをするのか」

ということから考えてみますね。
答えは、

「生活費を得るため」

ですよね。
じゃあ「一回の売買で1000万円を稼ぐ」必要はないのですよね。
その代わりに「出来たら毎日稼ぎたい」のです。
つまり、一週間に50万円稼ぐとすると、

月 +100万
火 -100万
水 -50万
木 -100万
金 +200万 トータル+50万

というのじゃあ飯は喰えないのですよね。
職業として商いをしているのであれば、

月 +3万
火 +15万
水 -2万
木 +25万
金 +9万  トータル+50万

なんていう収益が理想なワケですよ。

「飯が喰えない」「理想的」の違いは何かといいますと「安定性」ですよね。
では、ナゼ「安定性」が重要なのかといいますと、

「安定性がないと枚数を増やせない」

からです。
今週から「ミニ2枚」で売買をしているとしますよね。
資金が増えてくると「ミニ6枚」「ラージ2枚」「ラージ10枚」「ラージ80枚」というように枚数が増えてくると思います。

「資金が増えてきたから枚数を増やそうか」

と思ったときに、自分の売買を振り返ると

月 +100万
火 -100万
水 -50万
木 -100万
金 +200万 トータル+50万

こういう売買だったらどうでしょう。
これって、この週がたまたまプラスになっただけで、来週がどうなるかわからないですよね。
枚数を増やした途端に大幅マイナスになってしまう可能性を秘めています。
これじゃあ枚数を増やすことが出来ないのですよ。

勝率100%も現実的ではありませんし、ミニ一枚で毎週100万円ずつ利益を得るっていうのも現実的ではありません。

週に五万の利益 →週に50万の利益 →週に100万の利益

と変わっていっても、売買の中身に大きな違いはないのですよ。

「枚数」を増やすことによって利益の「額」を増やすのですよね。
「率」は同じなんです。
ですから、大切なのは(枚数を増やすことが出来る)「収益の安定性」なんですよ。

「分割」を行う理由は

「収益の安定性を高めるため」

なんですよね。

****************************

昨日は

「何のために分割売買を行うのか」

ということを考えました。
答えは、

「収益を安定せるため」
ということでしたね。
では、「収益を安定させる」とは具体的にどのようなことをいうのでしょうか。

「最大利益の可能性を減少させてまでも損失の可能性を排除する」

ということなのですよ。
昨日お話ししましたように「一日プラス100万」は、翌日に「-300万」となったら意味がないのですね。
では「プラス100万」の可能性を摘み取っても「マイナス300万」の可能性を排除する必要があるのです。

具体的に考えていきましょう。
本日の後場、930円を一枚売ったとしましょう。
その売買の可能性としては以下の種類がありますね。

・930(1)-

1)960円手仕舞い(-30円)
2)930円手仕舞い(0)
3)900円手仕舞い(+30円)
4)870円手仕舞い(+60円)
5)840円手仕舞い(+90円)
6)820円手仕舞い(+110円)(五分足逆行)

皆さんは本日、いくらで買い戻したのでしょうか。

「手堅く900円手仕舞いで「+30円」
・・・って手堅すぎますよね(笑)

「760円の底値で買い戻しできました」
・・・ラッキーだけでしょ。次も大底で買い戻しできますか??

などなどと、どこで手仕舞いしたとしても何らかの不満があると思います。
そして、手堅く手仕舞いしたときに限って大きく走り、粘ったときに限って逆襲にあうというのはセオリーのようなものですよね(笑)
そのために、

「エントリーはソコソコ上手くなったと思っているのだが利食いがヘタなために儲けが少ないのよ」

というようなことになったりするのですよ。

この原因は何かといいますと、人間の判断に頼っているからなんですよ。
欲や恐怖の為に確率では考えられないほどの勝率になってしまうのですね。
つまり、上手く利食いをするには、皆さんの判断の関与する割合を下げればいいのですね(笑)

練習で行ってきた手仕舞いのやり方である

・五分逆行(損切り)
・トントン
・+30円
・+60円
・+90円
・五分逆行(利食い)

なんていうのも「皆さんの判断の関与する割合を下げる」ためのルールだったのですね。

分割手仕舞いというのも「皆さんの判断の関与する割合を下げる」ための手法なのです。
例えば、売り玉を持っていて利益が乗っているが、下に重要な支持線が存在するケースを考えてください。
どのような対応をされるでしょうか。

1)支持線をブレイクできないと考えて、支持線手前で手仕舞いし確実に利益を得る

2)支持線をブレイクしたら一気に走ると思われるので、頑張って売り玉を持続する

皆さんが必死で考えても裏目に出ることが多いですよね(笑)
じゃあ、こうしたらどうでしょうか。

3)半分は支持線手前で手仕舞いし、半分はブレイクまで持続

これが分割手仕舞いなんですよ!

1)2)3)の損益を考えてみましょう。

A)支持線をブレイクして大きく下落した場合
1)小さな利益を得るだけ
2)ドカーンと大儲け
3)半分が「小さな利益」で半分が「大儲け」でトータルでは「満足できる利益」

B)支持線をブレイクできずに跳ね返された場合
1)小さな利益を得た
2)跳ね返されたためにトントンが精一杯。ひょっとしたら損失になったかも
3)半分が「小さな利益」で半分が「トントンもしくは小さな損失」。トータルでは
「小さな利益もしくはトントン」

この六種類を利益の大きな順に並べてみますよ。

A)-2)ドカーンと大儲け

A)-3)「満足できる利益」

A)-1)・B)-1)小さな利益を得た

B)-3)「小さな利益もしくはトントン」

B)-2)トントンか損失

これでおわかりのように、分割手仕舞いっていうのはどのような相場にも対応できるのですよ。

・「大儲け」にはならないが「満足できる利益」を得ることが出来る。

・走らないときでも損失になることはない

下手糞でもいいんですよ。
例えば、週に10円しか儲けることができなかったとしても安定して10円儲けることが出来れば、10枚で10万円、100枚で100万円の利益を得ることが出来ますよね。
私たちが行っているのは博打でも趣味でもないのです。
「仕事」なんですよね。
じゃあ「安定」が一番の要因なんですよ。

////////////////////////

「こりゃガンガン上がるぞ~と考えて引っ張っていたら下がってきて、結局トントンでの手仕舞いとなった」

「手堅く利益を確保したつもりだったのだけど、手仕舞いをしてからガンガン走った」

皆さんもこういうご経験をお持ちだと思います(笑)
いえ、皆さんだけではなくて私もそうですよ。

「損をしたら切ったらいい」んですよね、簡単なことです。

でも、利食いはとても難しく、いつも失敗します。
では、ナゼ利食いは難しいのでしょうか。

私が思うに「答え」を見つけようとするからではないでしょうか。

「買いポジションを持っているけど、そろそろ天井なんじゃないだろうか」

と考えて手仕舞いするのですよね。

「ナンだったらドテン売りしたいくらい」

というような感じのときに利食いをするのです。
でも、まだまだ伸びる余地があったから悔しい思いをするのですよね。
「答え」は一つしかないと考えているから「点」で手仕舞いするのではないかと考えています。
手仕舞いによって、ポジションは以下のように変化しますよね。

「0-1」(一枚買い持ち)→「0-0」マル
「5-0」(五枚売り持ち)→「0-0」マル
「0-100」(100枚買い持ち)→「0-0」マル

「イエスかノー」

「0か1」

「All or Nothing」

これは「点」での手仕舞いだと考えられますね。
だから難しいんですよ。
そうではなくて「線での手仕舞い」、つまり「答えはいくつもある」とは考えれないでしょうか。
三枚のポジションを持っていたら、三分割して手仕舞いしたらいいんですよ。

本日、
 -・700(3)
というポジションを持っていたとしたら、

730-・700(1)(+30)
760-・700(1)(+60)
770-・700(1)(+70)大引け手仕舞い

と三つに分けたら如何でしょうか。

730円で一枚を手仕舞いしたのは、

「ココが天井だと考えるから」

ではなく、

「730円が天井であってもいいように」

というようなユルイ「答え」からです。
760円での手仕舞いも同様です。

「760円が天井であっても、もっと伸びてもどちらでもいい」

というユルイ「答え」なんですよね。

「イエスかノー」
「100か0か」

という判断は二者択一だから難しいのですし、心理的なプレッシャーが掛かるから間違うんですよ。
極端な話では、

「100か99か」

「47か46か」

という「決断」だったらプレッシャーなんてまったく掛からないですよね。

「間違っていてもダメージにならない」

というのが個別株のポジショントレードでも先物デイトレードでも共通する私の考え方です。
・・・といいますか、

「ワシが考えた判断が合っているわけないやん」

というのが基本的な考え方なんですよね(笑)
ですから、

「間違っていてもダメージにならない」

という「手法」を考え出したのですよ(笑)

これが「分割手仕舞い」の基本的な考え方です。
明日はもう少し細かく見ていきましょう!!

・・・・・・・・・・・・・・・

例えば、100円で三枚買ったとします。
売り玉が約定した時点では大きく分けて三通りの損益が考えられますよね。

・ストレートの損切りになる
070-・100(3)(-90円)

これは「あ~あ、間違えた」ということで、どうすることも出来ませんよね。
かえって、諦めもつくというものです(笑)

逆に上昇したときの手仕舞いが難しいのですね。
いくつかに分けて考えてみましょう。

・30円上昇してから下がってしまう。
130-・100(1)(+30)
090-・100(1)(-10)
070-・100(1)(-30)
トータル-10円 一枚平均@-3円

・50円上昇してから下がってしまう。
130-・100(1)(+30)
100-・100(1)(0)
090-・100(1)(-10)
トータル+20円 一枚平均@+6円

・70円上昇してから下がってしまう
130-・100(1)(+30)
160-・100(1)(+60)
120-・100(1)(+20)
トータル+110円一枚平均@+37円

・100円上昇した。
130-・100(1)(+30)
160-・100(1)(+60)
190-・100(1)(+90)
トータル+180円一枚平均@60円

私たちは大儲けをするために相場をしているのではありませんよね。
毎日の生活費を稼ぐために商いをしているのですよ。
では、大儲けの可能性を排除しても損失の可能性を少なくした方がいいのですよね。
それが分割手仕舞いです。

30円上昇すると損失の可能性がほぼなくなるのですよ。
でも、上昇が大きいほど利益も大きくなるのですね。
また、これまでのご経験でおわかりのように、3枚のすべてを「+100円」になるまで
持ち続けるのは心理的にとても苦しいですよね。
分割でしたら、そのプレッシャーもなくなります。

最初は二枚でいいですよ。
分割をされるのであれば、
・一枚を「+30円」で手仕舞い
・二枚目はフリー
というルールで練習をしてみて下さい。
一枚目の手仕舞いが約定すると、ホント気楽になりますから。
  1. 2013/02/02(土) 04:46:54|
  2. 相場のセオリー

MACD

<相場昔話> MACD

本日はMACDについてお話をいたしますね。

MACDの「MA」は移動平均線のことなんですよ。
MACDの「CD」は「コンバージェンス・ダイバージェンス」のことで「拡散と収斂」という意味になります。
つまり、MACDは移動平均線が元になったテクニカル指標であり、その拡散と収斂を見るものであるというのが名前からわかりますね。

チャートを上げましたのでご覧ください。
昔の60分足です。

doujyou_macd1.gif


でも、いつものチャートと違いますよね。
移動平均線が2本しかありません。
いつもは「加重移動平均線」を6本引いていますが、このチャートでは「指数平滑移動平均線」を2本引いています。
その移動平均線のパラメーターは「12」と「24」となっています。
チャートの設定をしたときのMACDのパラメーターを覚えていらっしゃいますでしょうか。
「12」「24」「9」というものでしたね。
この最初の二つである「12」「24」というのは、実は

「12本指数平滑移動平均線」


「24本指数平滑移動平均線」

のことなのです。
チャートに線を引いている箇所で二本の移動平均線とMACDラインをよくご覧になってください。
二本の移動平均線が交差しているところでMACDラインは「0」を示していることがわかります。
つまり、MACDラインとは何かといいますと、

「二本の移動平均線の「差」を示しているもの」

なんですよね。

このことからMACDにおいては「0」ラインが大きな意味を持ちます。

・MACDラインが「0」以上であるということは、短期(12本)移動平均線が長期(24本)移動平均線よりも大きな値を示している

・MACDラインが「0」より小さいということは、短期移動平均線が長期移動平均線よりも小さな値を示している

ということを示しているのですよ。

価格が上昇傾向にあるときには「価格>短期MA>長期MA」という並びになりますね。

価格が下落傾向にあるときには「長期MA>短期MA>価格」という並びになります。

ただ、価格は日々の変動が激しいですね。
ですから、移動平均線を用いて価格の動きを平滑化し、二本の移動平均線の並びを見ることによって相場が上昇傾向なのか下落傾向なのかをわかりやすくしているのがMACDなんですよね。

では、もう一本のラインである「シグナルライン」はナンなのでしょうか。
これはMACDラインを移動平均化したものです。
パラメーター「12」「24」「9」においてシグナルラインは「12本と24本の移動平均線の差の9本移動平均線」
であるのですね。
これは特別な意味を持ちません。
ラインが二本あることによってクロスがわかりやすくなる、というほどの意味です。

「ゼロ以下でMACDラインがシグナルラインを上回った」

というのはMACDラインがゼロに向かって上昇している

「ゼロ以上でMACDラインがシグナルラインを下回った」

というのはMACDラインがゼロに向かって下落しているということになります。

シグナルラインがあることによって、それが明確にわかりますよね。

MACDには四つの局面がありますので、この意味をお話しいたしますね。

・MACDラインがゼロ以上で上昇している
「価格>長期MA」という状況であり、その差が広がっている。
つまり、上昇傾向が強くなっているということです。

・MACDラインがゼロ以上で下落している
「短期MA>長期MA」という状況であり、その差が狭まっている
「価格の上昇の勢いが弱まっている」ために敏感な短期MAはほとんど上昇しなくなっているが鈍感な長期MAはまだ上昇し続けている。
それによって二本の移動平均線の差が狭まってきている。
つまり、上昇傾向が弱まっているということですね。

・MACDラインがゼロ以下で下落している
「長期MA>短期MA」という状況であり、その差が広がっている。
つまり、下落傾向が強まっているということです。

・MACDラインがゼロ以下で上昇している
「長期MA>短期MA」という状況であり、その差が狭まっている。
価格の下落傾向が弱くなってきているということです。

・・・・・・・・・・・・

MACDは基本的に「遅い」「鈍い」のですよ。
ただでさえ移動平均線というのは鈍いですよね。
それが「ダマシが少ない」という特徴を生んでいるのですが、売買には使いにくいです。
だって、価格がドカーンと上昇したあとになって、やっと二本の移動平均線がクロス(短期>長期)します。
そして、価格がドカーンと下落した後になって、ようやく二本の移動平均線がクロス(長期>短期)しますから。
ましてや、MACDはそれに9本の移動平均線を掛けたもの(シグナルライン)まで使っています。

「どれだけ反応が遅いねん」

ということで遅行指標だと考えられています。
しかし、これが違うんですよ。

「MACDが価格の動きに先行することがある」というほど敏感なものなのです。
上記四つの局面をもう一度ご覧ください。

・MACDラインがゼロ以上で下落している
「価格の上昇の勢いが弱まっている」ために敏感な短期MAはほとんど上昇しなく
なっているが鈍感な長期MAはまだ上昇し続けている。

・MACDラインがゼロ以下で上昇している
価格の下落傾向が弱くなってきているということです。

この二つがクセモノなのですよね。

上昇を例に考えてみましょう。

「ここに二週間ほどは毎日100円ずつ上昇し続けていました」
「それが一昨日から50円高・30円高・10円高となりました」

上昇幅は小さくなったとはいえ上昇し続けていますよね。
でも、これが「価格の上昇の勢いが弱まっている」ということであり、上昇し続けていてもMACDラインとシグナルラインは陰転することがよくあるのです。
「ドカーンと上昇→ヨコヨコ」なんてときには必ずMACDは陰転します。
上に挙げたチャートの丸印のところをご覧ください。
特に価格が上昇しているわけではありませんがMACDは陽転していますよね。

では、なぜ私はMACDを使っているのでしょうか。
これを単独で使用しているのではなくて、ストキャとペアで考えているのですね。

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →MACD陽転」

という動きになるのか、

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →ストキャ再陰転」

となるのか。

「ストキャ・MACDの両方が陰転中 →ストキャ陽転 →MACD陽転」という動きになったとしても、ストキャ陽転とMACD陽転の時間的な間隔はどれくらいなのか。

ま、詳しいことは追々お話をしていきますね。
  1. 2013/02/02(土) 04:03:07|
  2. 相場のセオリー

逆らってはいけない数値

<相場昔話> 逆らってはいけない数値

「逆らってはいけない数値」についてお話をしますね。
これは「河内屋用語」ですのでネットを調べても出てきませんよ(笑)

まず、定義からお話をしましょう。

・%D>90もしくは%D<10
・SD>90もしくはSD<10
を満たしている状態。

簡単でしょ(笑)
厳密にいいますと「SD>90もしくはSD<10」なのですが、広義の解釈として「%D>90もしくは%D<10」もOKとしています。

では、その意味を考えていきましょう。
一般的なテクニカルの書籍なりサイトではストキャに関して以下のように書かれていることが多いですね。

「買われすぎ、売られすぎを見る指標である」

「80以上は買われすぎで20以下は売られすぎとなる」

「80以上での%DとSDのクロス(陰転)が売りポイントであり、20以下での%DとSDのクロス(陽転)は買いポイントとなる」

まぁまったくの間違いというわけでもないんですが・・・

基本的に「順張り」の考え方の基本は値動きを肯定する立場から相場を見ることなんですよ。
つまり、現在の相場でしたら、

「20以下で「売られ過ぎ」といわれるのにナゼ反発しないのだろうか??」

「20以下で「売られ過ぎ」なのに更に下落しているのはナゼなのだろうか??」

「20以下で「売られ過ぎ」なのに「10以下」になってしまったのはナゼなのだろうか??」

これを逆に言い換えますと、

「20以下で「売られ過ぎ」になっても更に下落するほど弱い相場である」

ということになるのですね。

では「20」とか「80」という数値にはどのような意味があるのでしょうか。
%Kが「20」であるといえば、

「期間の値幅に対して当日の終値が「下から20%」のところに位置している」

ということです。
私たちの使用しているパラメーターは「13、6、4」です。
では「期間」は「13」ですよね。

「13日間の値幅の下から20%のところで引けた」

「13日間の高値が1000円で安値が500円だった。そして引け値は600円だった」
(値幅500円の下から20%のところ)

すると「0」というのは13本の期間において「安値引け」だったということですね。
そして、6日(本)連続安値引けになると%Dが「0」を示します。

そう考えると、「90以上」「10以下」なんていう数値が滅多に出現しないものであることがお分かりいただけると思います。

つまり、

「滅多に出現しないほど「強いトレンド」が発生している相場である」

というのが「90以上」「10以下」の数値が示す意味なんですよね。
では、「滅多に出現しないほど「強いトレンド」が発生している相場」で単にストキャが陽転しただとか陰転したなんてことだけで

「買いじゃ~!!」

「売るぞー!!!!」

なんていえるでしょうか。
単純な上昇・下落にはならずに何らかの落とし穴があるのが普通なのではないでしょうか。

例えば、現在の相場でしたら、

「小さな戻しから安値更新。それがダイバージェンスを伴っての陽転になってから本格戻しへ」

なんて感じです。

・個別銘柄よりも指数(日経平均など)が「逆らってはいけない数値」になることは少ない。

・%Dの「逆らってはいけない数値」よりもSDの「逆らってはいけない数値」の方が強烈なトレンドを示している

なんてことがいえます。

ボリンジャーと同じですよ。

「+-2標準偏差に達したら出尽くし」

というのと

「+-2標準偏差に達するほど強いトレンドが発生している」

というのは表裏一体なんですよね。

  1. 2013/02/02(土) 02:27:15|
  2. 相場のセオリー

大きな流れ

<相場昔話> 大きな流れ (2006/10/4)

本日は、
「抵抗線とはなにか、支持線とはなにか、そして人生とは・・・」
というテーマでお話しをする予定にしていましたが、急遽変更しまして「大きな流れ」というお話しをしたいと思います。

本日の動きを振り返ってみましょう。
寄り付きが300円。直ぐに上昇を開始しキレイな動きで390円まで。
(前場の上昇はほとんどの方がゲットしておられました)
390円後にウダウダしていたら前引けに掛けて急落して前場は270円引け。
という感じでしたね。

前引けでの各チャートの状況を確認してみましょう。

・60分足
%Kが%D・SDの下にでて「青」となった。
数値は「60.0」「68.9」「68.5」と前引けに陽転した。
ただし、これ以上下落すると「陽転、即再陰転」という弱いチャートになるため、それを避けるためには後場寄りから上昇する必要アリ。
「包み足-下」発生。

・15分足
%Kは10:45から「青」となっている。
前引けまでの%Dの最大値は「85.7」であり、これまでのように「逆らってはいけない数値」である「90」以上にはなっていない。
数値は「29.4」「74.5」「81.2」であり、%Kの乖離が大きくなっている。
このことから「出尽くし」と「下落トレンド発生」の両方の可能性を考えることになる。

・抵抗線・支持線
「4-line」は上から「350、290、280、160」
高値更新の時点では当然、4本のラインの上に価格が位置していた。

「ブレイクされた抵抗線が支持線に変わる」

ということから、また350円は支持線に変化するはずだった。
よしんば、350円を割ったとしても、

・一昨日の引け値
・IR下限
・前日の高値

と多くの意味を持つ290円280円は絶対無比な支持線として機能しなければいけなかったのにアッサリと割り込んでしまった。

などなどという状況でした。

「後場寄りを売りなさい・・・」

とはいいません(笑)
そういうのは習ってないですものね。

引き続き、後場の状況を(私は見ていませんが)
更に売られて180円まで。その後「180-220」のヨコヨコにて「アンチ下」発生。

・60分足
13:30の足で「17.4」「64.8」「67.1」
「陽転、即再陰転」が実現とともに、きれいなダイバージェンス発生

・15分足
13:30の足で「3.5」「21.7」「41.8」
価格がMA下限を割り込む。

・抵抗線・支持線
下には最後のライン160円だけが。
これを割ると日足が昨日の足を包んでしまう。

・・・・・
・・・・・

さて、ここで考えなければいけないのは

「大きな流れ」

です。
最初のころ、少しだけお話しをしたと思いますが、もう忘れていらしゃると思います。
でも、あのヘタクソな手書きの図は覚えておられるでしょ(笑)

hadou60.gif
hadou15.gif


日足の波動のなかに60分足の波動が複数存在し、60分足の一つの波動の中に15分足の波動が複数存在するのですよね。
例えば、60分足の上昇波動の中でも15分足は下落波動を描くときがあります。
60分足ストキャが「20」から「80」に上昇するまでに、15分足は「20」→「80」→「20」→「80」→「20」→「80」となることもあります。
では、60分足が上昇(陽転)中で15分足が「80」になったときには、

「これは60分足ベースの上昇中における15分足ベースの上昇が終了する。すなわち60分足ベースの上昇は変わらないまま15分足ベースの調整(下落)に移行するのか」

それとも、

「60分足の上昇が終了するのか」

ということに注意を払う必要があるということでしたよね。
単純な例として、

「60分足が陽転中であり%Dが「50」を示しているときに15分足が「80」から陰転したとしても、それは「60分足の上昇中の小さな調整」の可能性が高い」

と考えられますよね。

そのときには、

60分足 陽転中-----陽転中-----陽転中
15分足 陽転中-----陰転-------再陽転

という動きになります。

それに反して「敏感な15分足が陰転して、連れて60分足が陰転する」という「時系列の陰転」が起こったときには

「60分足ベースの上昇が終わった」

「日足が上昇中であれば、60分足ベースの調整」

「60分足に連れて日足が陰転する状況であれば、日足ベースの調整、もしくは日足ベースの相場の転換」

に移行すると考えられますね。

さて、本日の動きにおいてこの流れはどうなっていたでしょうか。
例の「青」「赤」で表現してみましょう。

60分足 青-------赤----青---------------
15分足 青----赤----青----黄----青----赤

前日引け時点では両方とも「青」だったのが、寄り後の上昇で15分足が「赤」に転換し、連れて60分足も「赤」になりました。
いい感じですよね。
しかし、次に15分足が「青」になり連れて60分足が「青」になるという「時系列の転換」となりました。

通常の、%DとSDの陽転・陰転で見ますと、

60分足 陰転中------陽転------再陰転------
15分足 陽転中------陰転---------------陽転

となっていますよね。
これを見ると、

「60分足は少なくとも昨日から下落中と思われる」

「その60分足の下落波動における最初の戻し(15分足ベースの調整(上昇))が昨日の戻しから本日の上昇である」

「その戻しが高値を更新してしまったために一本だけ60分足が陽転することになったが、既に60分足ベースの下落波動は始まっていたために即座に再陰転した」

というように考えられるのではないでしょうか。
すなわち、昨日・本日の動きは

「60分足下落開始--15分足ベースの調整(上昇)--高値更新--15分足ベースの上昇終了--60分足下落再開」

という流れになるのではないかと思うのですよ。

そう考えることが出来ると、昨日の「今日のチャート」に書きましたように、

「チャートは悪化している」

「ドスンとくると60分足ベースの調整に移行」

「ただし、売るのは実際に下落を開始してから」

という売買戦略を立てることができるのですね。

さて、ココまでが前置きです(笑)
では、もう一度前引けと13時半の状況を書き出してみましょう。

----------前引け
・60分足
%Kが%D・SDの下にでて「青」となった。
数値は「60.0」「68.9」「68.5」と前引けに陽転した。
ただし、これ以上下落すると「陽転、即再陰転」という弱いチャートになるため、それを避けるためには後場寄りから上昇する必要アリ。
「包み足-下」発生。

・15分足
%Kは10:45から「青」となっている。
前引けまでの%Dの最大値は「85.7」であり、これまでのように「逆らってはいけない数値」である「90」以上にはなっていない。
数値は「29.4」「74.5」「81.2」であり、%Kの乖離が大きくなっている。
このことから「出尽くし」と「下落トレンド発生」の両方の可能性を考えることになる。

・抵抗線・支持線
「4-line」は上から「350、290、280、160」
高値更新の時点では当然、4本のラインの上に価格が位置していた。
「ブレイクされた抵抗線が支持線に変わる」ということから、また350円は支持線に変化するはずだった。
よしんば、350円を割ったとしても、
・一昨日の引け値
・IR下限
・前日の高値
と多くの意味を持つ290円280円は絶対無比な支持線として機能しなければいけなかっ
たのにアッサリと割り込んでしまった。
---------------

---------------ヨコヨコ時点
更に売られて180円まで。その後「180-220」のヨコヨコにて「アンチ下」発生。

・60分足
13:30の足で「17.4」「64.8」「67.1」
「陽転、即再陰転」が実現とともに、きれいなダイバージェンス発生

・15分足
13:30の足で「3.5」「21.7」「41.8」
価格がMA下限を割り込む。

・抵抗線・支持線
下には最後のライン160円だけが。
これを割ると日足が昨日の足を包んでしまう。
-------------

「これは15分足ベースの調整ではなく、60分足ベースの調整に移行する可能性が高いのではないだろうか」

前引けでこう思いついたのが、13時半のヨコヨコの時点では確信に変わっていると思います。
如何でしょうか?
では、ヨコヨコ時点の60分足の「65」「67」という数値は、

「よく下がったなぁ。そろそろ底打ちかな」

ではなく、

「ただいま絶好調!まだまだ下げるで~」

という感じに思えませんでしょうか。

そう思うことが出来ると、

「もう高値から200円も下げたし・・・」

「160円が目の前だから・・・」

というのではなく、

「160円を割ったらパニックの売り物が殺到するで!!」

と考えられると思うのです。

同様に、本日の引けにおける15分足の陽転も

「これで調整終了」

ではなく

「60分足ベースの下落波動の中の15分足ベースの調整(上昇)の可能性が高い」

と考えられますよね。
じゃあ、明日の戦略は・・・

----

こういうことを考えられるのは「大きな流れ」というのを頭においているからなんですよ。

「デイトレだから5分足だけあったらいい」

ということでは決してないのですよね。
  1. 2013/02/02(土) 02:10:18|
  2. 相場のセオリー

ダイバージェンス

<相場昔話> ダイバージェンス

ついでに「ダイバージェンス」についてもお話をしておきましょう。

まず、ダイバージェンスの定義から始めます。

「価格と指標の不一致」です。

・価格は強いのに指標は強くない。

・価格は弱いのに指標は弱くない。

本来、価格が強いときには指標も強いはずです。
価格と指標は一致した動きをするはずなのですが、何らかの理由によって「不一致」となる場合があります。
そのときが「チャンス」となります。

15分足チャートをご覧下さい。(表示は「ハンセン」)(河内屋注 2002年11/27の15分足です(笑))

15m_1127.gif


(1)から始めます。
(1)では高く寄り付いて始まっています。
移動平均線の下に位置した価格が移動平均線の上に顔を出しました。
ストキャが急上昇してから陰転していることが見て取れます。(「a」地点)
「調整」が始まったのです。
しかし、価格は下げません。
ヨコヨコで推移しています。

「本来、価格が下げて然るべき状況であるのにもかかわらずヨコヨコ(時間の調整)で推移している。」

「価格は下げていないにもかかわらずストキャは下落している。」

「価格が下がらないまま、「過熱感」が薄れていっている。」

こういうことが読み取れます。
これは非常に強い動きです。
すると、その後の展開としましては、

「調整終了後には大きな上昇が起こる。」

と予想されます。
「大きな上昇」とはストキャで言いますと、「a」点を上回るか少なくとも「a」地点と同等の数値まで上昇するということです。
しかし、価格は上昇しましたが考えていたよりも小さな上昇で終わってしまいました。
そして、翌日には下に窓を開けて寄り付いています。
そのために、ストキャは「a」地点と同等どころか「75」も超えないまま陰転してしまいました。(「b」地点)

・価格は強い(新高値)のにもかかわらずストキャは弱い動きをしている。

ストキャの陰転(「b」地点)でダイバージェンスの発生であり、ヨコヨコ時点の安値を下回ったときにダイバージェンスの完成となります。(「c」地点)

(2)
(1)でダイバージェンスを伴った下落をしました。
早くて大きな下落です。
そしてジワジワと戻しましたが戻しは限られています。
(大きな陽線二本は引け際と翌寄り付きです。)
そして価格は急落時の安値を割り込んできました。
ストキャは「50」前後まで上昇しており、「売られすぎ感」はありません。

「さあ、もう一発大きな下落の始まり」

と考えてよいチャートになっています。
しかし、新安値を取ったものの考えていたよりも小さな下落です。
そして、急反発をしました。
その動きを受けてストキャは「d」地点と同等までも下がることなく陽転しています。(「e」地点)

・価格は弱い(新安値)にもかかわらずストキャは強い動きをしている。

(1)とは逆のパターンですね。

チャート上の「強い動き」をご覧下さい。
これが普通の動きです。

「一番天井でストキャが「強い」動きをしてから、調整に入る。」

「そして、価格の上昇とともにストキャが陽転すると、ストキャ自身の数値も一番天井と同等の数値にまで上昇する。」

こういうことですね。
(1)でも(2)でも調整中はこういう動きを考えていたわけです。
しかし、そうならなかった場合に「ダイバージェンス」が発生するのです。
そして、ダイバージェンスが発生するときには、「何かがおかしい」ときなのです。
「何かがおかしい」時は、利益を得るチャンスがあるということに繋がります。

(3)
(3)はダイバージェンスが失敗に終わった例です。
「強い動き」で上昇した相場ですが「f」地点で「いっぱいいっぱい」になり調整に入っています。
ストキャは下がっていますが価格は下がりません。
そして、翌日は高く寄り付きました。
その動きでストキャは陽転しました。(「g」地点)
しかし、窓が大きすぎたようです。
寄りあとの高値を抜いて上昇することはできませんでした。
そのため、ストキャは再陰転しています。(「h」地点)
「h」地点でダイバージェンスの発生です。
「よっしゃ!下がるぞ。」
というところですが、価格はまったく下がらずにヨコヨコのままです。
そして「ⅰ」地点では再陽転しています。
ダイバージェンス発生で売っていれば、慌てて買い戻さなくてはいけないところです。

このときには、寄り付きの窓明けに対する調整としてヨコヨコの動きをしていたと考えたほうがよかったのですね。

・・・・・・・・・・・

最初に書きましたようにダイバージェンスとは「価格と指標の不一致」のことです。

・大きな上昇があった。

・時間の調整(ヨコヨコ)に移り、価格が横ばいとなっている。

・しかし、ストキャは下落しており過熱感はなくなってきている。

この時点で「大きな上昇」を予想しているのですが、

・新高値を取ったものの、小さな上昇でしかなく、しかも急落してしまった。

というときに

・価格は新高値だけれどもストキャは低い位置で陰転してしまった。

という動きが「不一致」となるのですね。

相場では「決め付ける」ことが一番いけないと思います。

「大きな上昇の後のヨコヨコ」
「新高値」

こういう絶好の動きをしていても、それはダイバージェンスを発生する動きと同一なのです。
また、(3)のようにきれいなダイバージェンスに見えても、実はヨコヨコの意味がまったく違っていた、ということもあります。

「新高値だから上昇が継続する。」

「ダイバージェンスだから反転する」

と決め付けないで、柔軟に対応する必要があります。

また、15分足よりも60分足、60分足よりも日足というように長い足でのダイバージェンスほど信頼度は上がります。
  1. 2013/02/02(土) 01:09:25|
  2. 相場のセオリー

アンチ

<相場昔話> アンチ

次に、%Kの動きに注目しつつ「押し・戻し」の動きを考えましょう。
これをマスターすることによって、

「ここまでの押し目は許容範囲である」

「この動きは転換につながるのではないか」

などということにひとつの基準ができると思います。

チャートを上げましたのでご覧になってください。

ANTI.gif

(2004年5/16の足だと思います)

--------------

何回も書いていますように「ストキャ使い」である私の基本的な考え方は、

「この動きはストキャを転換させるものなのか違うのか」

ということです。
このことに注目しつつチャートをご覧になってください。
ちなみに%Kが茶色、SDが赤色です。
今回はこの二つに注目してくださいね。

(A)
早くて大きな上昇となって%Kが「100」を示しています。
この時点での%D、SDは「66」「56」であり上昇余地は十分残っていると考えられますね。
しかし、%Kが「100」を示したことによって「一旦出尽くし」の可能性もありますので、

「押し目を入れてから再上昇する」

というのがメインの考え方になります。
その後、%KはSDタッチまでの下落をしています。
しかし、この動きは「押し目」と考えられます。
「許容範囲」ということです。

「転換につながる動きかどうか」

という考えからは、%Kが%Dの上に位置していれば絶対に陰転することはありませんよね。
陽転中に%Kが下落する動きは「反トレンド」の動きであると考えられます。
この反トレンドの動きは(B)までが限界ですね。

(B)
(B)では%KがSDにタッチしています。
ここで下げ止まって反発すると考えた場合(B)は絶好の押し目買いのポイントになります。
しかし、%Kはもう一回下がりました
これによってストキャの転換は避けられないことになっていますね。

(C)
五分足一本分遅れましたが(C)で%Kが反発をしておりこのまま急上昇すると何とか転換は免れたかもしれません。
転換してしまったとしても「陰転-再陽転」という強い動きになることが考えられますよね。
ということは、(C)では少なくとも「90」以上にまで直線的に上昇する必要があるのですね。
そうでないと、ストキャは陰転をしてしまうことになります。
(C)での価格は920円です。
陽転を維持するためには、そして(A)の940円を抜きさって上昇相場に転換するためには「必ず」上昇し続けないといけない状況となっています。

「必ず上昇しなければいけない」= 「上昇しないときには売りシグナルとなる」

いつも書いていますようにこの公式が成立します。
ということで、920円を見てから900円で売るというのがひとつの戦略になりますね。
ここが順張りの良いところでして、上がり続けたときには900円の売りは約定しない
(クリックしない)で実際に下がったときだけ約定するようになっています。
実際には大きな下落になっているわけではありませんが、ひとつのポイントと考えられました。

(D)
(D)で下落したことによってストキャの陰転が明確になりました。

(E)
(E)は戻しと考えられますね。
ここで怖いのは%Kが(E)で止まらずにSDを突き抜けて上昇することです。
(E)点、価格でいいますと910円です。
900円で売っていたとしても、この910円までは戻しと考えられ「戻しの許容範囲内」といえるのではないでしょうか。
つぎの%Kの小さなジグザグも「軽い戻し(反トレンド)」と「トレンドへの回帰」と考えられますね。

(F)
(F)点からは金曜日です。
そういう意味では新たな相場だとも考えられますが継続して考えてみます。
(F)(ゼロ)- 大きな反発 - (G)(ゼロ)
上記の(C)点でこういう動きになれば上昇が継続していたのですね。
(G)点以降、小さなジグザグが続いていますが、ゼロを示すことがなくなり%Kが高値・安値切り上げの動きになっています。

(H)(I)(J)(K)
(H)まで上昇したのに(I)までしか下がらない。
(J)まで上昇したのに(K)までしか下がらない。
この動きから売ることは考えられなくなりました。

(L)(M)
(L)で止まり高値を切り下げたことによってピンチになりましたが、(M)で安値切り上げの動きが継続したことによってピンチ脱出となっています。
(H)を見て20円上の770円で買う。
(J)を見て770円で買う。
(M)を見て770円で買う。
これらは有効なポイントだったということになります。

--------------------

テクニカル、そして順張りの基本としては

・価格が移動平均線の上に位置する銘柄を買い、
・価格が移動平均線の下に位置するときには売る。

というものがあります。

ストキャの場合も同じように考えるとわかりやすいかもしれません。
%K(茶色)を価格、%D、SDを移動平均線として考えてみてください。

例えば、(C)点。
価格(%K)が移動平均線(%D、SD)を割り込み上昇相場が崩れるかどうかの瀬戸際です。
そこから戻したものの(C)、移動平均線を上回ることができずに反落していますね。
「移動平均線タッチの売り銘柄」が検出されるときと同じです。

例えば、(D)(E)点
(D)では価格(%K)が大きく下落して下落が明確になっていますが、やや下げすぎとも考えられますね。
そこで(E)の戻しが入ったということです。
(H)から(I)、(J)から(K)というのも同じ動きで押し目と考えられます。
このような

・ストキャ陽転中に%Kが下がる動き。
・ストキャ陰転中に%Kが上昇する動き。

を「ANTI」と呼んでいます。
「巨人ファン」に対する「アンチ巨人」と同じように

・トレンドに対する反トレンドの動き。

という意味ですね。

・ストキャ陽転中に価格と共に%Kが下がる動きのことを「「アンチ-上」のセットアップ(準備中)」

・ストキャ陰転中に価格と共に%Kが上がる動きのことを「「アンチ-下」のセットアップ」

と呼んでいます。

そして、実際に価格がトレンドサイドへ動き始めたときに

「「アンチ-上(下)」のトリガー(引き金)が引かれた」

と呼んでいます。

アンチだけの売買でも飯が食えますよ!
よく勉強しておいてくださいませ。
  1. 2013/02/02(土) 00:42:10|
  2. 相場のセオリー

ストキャスティクス

<相場昔話>ストキャスティクス

(たぶん2002年から2003年くらいに書いた原稿です)

・・・

本日はストキャスティクスについてお話をしたいと思います。

テクニカル指標というのは

「ある特定の値動きに関して、それを拡大して表示することによって相場の変化をわかりやすく見せる」

というモノが多いですね。
ストキャもその種のテクニカル指標の一つです。

一日の動きを考えてみてください。
「高値540円安値500円」という一日があったとしますね。
では、この日の引け値がいくらであれば「強い動きだった」といえるでしょうか。
また、引け値がどうなっていれば「弱い動きだった」といえるでしょうか。

高値と安値の中間である520円で引けたときには「強い」とも「弱い」ともいえませんよね。
では、521円では?522円では??530円では???

520円よりも521円で引けたときのほうが、少しだけにしても、「強い」といえるでしょう。
全体的に見ると、521円から530円辺りの引けが「やや強い」、531円から540円高値引けのときが「強い」という感じになるでしょうね。
また逆に考えると、高値引けになってしまうと

「一番強い引けなんだけど、一旦出尽くしの可能性もあるよな」

という感じも持つのではないでしょうか。

・一日の値幅の下限辺りで引けると・・・
「非常に弱い動きだが「陰の極」ともいうことができる」

・その次の日に値幅の下1/4辺りで引けると・・・
「まだまだ弱いが昨日よりはマシかな」

・その次の日に値幅の真ん中辺りで引けると・・・
「だいぶ持ち直してきたなぁ。もっと上がるかもしれないな」

・その次の日に値幅の上1/4辺りで引けると・・・
「強い動きになってきたなぁ。まだまだ上昇するだろう」

・その次の日に高値引けになると・・・
「非常に強い動きだが「陽の極」であり一旦出尽くしの可能性もあるなぁ」

こんな感じで足を見ているのではないでしょうか。

では、値幅を見る期間を一日ではなく10営業日にしましょう。

ある銘柄の直近10営業日の高値は700円、安値は600円でした。
10日前が一番高くて徐々に下落を続けて昨日に安値の600円をつけました。
そして、本日は610円で引けています。
この場合には、値幅が100円であり、本日の引け値はその値幅の下から10円のところですね。
価格で表すと他の銘柄と比較しにくいですからパーセントで考えてみましょう。

「値幅100円の下から10円のところに位置している」

というのを

「(値幅の下から)10%のところに位置している」

と表すことができます。
このように比率で考えると、

「値幅1000円で下から100円のところ」

「値幅500円で下から50円のところ」

なんていう銘柄も、同じように

「(値幅の下から)10%」

と表すことができますね。

10営業日という期間の安値と同じ引け値だったら「(値幅の下から)0%」のところに位置している。

高値と同じ値での引けだったら「(値幅の下から)100%」のところに位置している。

値幅の真ん中で引けたのならば「(値幅の下から)50%」のところに位置している。

このように表すことができます。

さて、では「0%」というのは、どのような状況においてつけるのでしょうか。
その期間のドン安値で引けたときに「0%」になるのですね。

では「100%」は?
スッ高値で引けたときに「100%」を示します。

ドン安値から徐々に上昇していき、目先の天井をつけるまでの動きを上記の指数で考えてみると・・・

「0」→「10」→「20」→・・・「80」→「90」→「100」

というような動きになり「100」で一旦出尽くしとなるのだと考えられますね。

そうです、これこそがストキャスティクスの考え方なのですよ。

・・・・・・・

%Kラインの算出方法

%K=(終値-MIN)/(MAX-MIN)×100

 MAX=過去A日間の最高値

 MIN=過去A日間の最安値

%Dラインの算出方法

%D=(MAXB/MINB)×100

 MAXB=(終値-MIN)のB日間の合計

 MINB=(MAX-MIN)のB日間の合計

SDラインの算出方法

SD=%DラインのC日移動平均

・・・・・・・・

私たちが使用しているストキャのパラメーターは「13、6、4」ですから、

A=13、B=6、C=4

ということになります。
この意味は、

「13本を設定期間として、その期間の値幅において当日の引け値がどの位置にあるのか」

ということを%Kの数値で表示しているのですね。
ただ、それだけだとあまりに動きが激しすぎるので%Dとして動きを緩やかにし、転換がわかりやすくなるようにSD(スローD)として更に%Dを平均しているのです。

テクニカルというのは単に「陽転したぞ~」「陰転したぞ~」といって見ていてもダメなんですよ。
その意味をキッチリと把握しないと「テクニカルを使っている」とはいえません。
当然、ストキャにも長所があれば短所もあります。
その両方をわかった上で使用することが大切なんですね。

今後、練習を進めていくに連れて、ストキャの長所も短所も明らかになってくると思います。
そのときに上記の数式を理解しているのといないのとでは大きな差になるのですよ。
しっかりと理解しておいてくださいませ。
  1. 2013/02/02(土) 00:41:19|
  2. 相場のセオリー

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