「ここではこう動く必要がある」
「このチャレンジに失敗したら逆襲を喰らう」
こういうのが「定石」であり「セオリー」なのですね。
しかし、最近は特にそういう動きにならないことも多く、ふと横を見ると
「上海が下がっていた」
なんてのがオチになったりしています。
東証が自立しておらず、他人の顔色ばかりを見ているような値動きなんですよね。
そこで、
「東証振興策」
を考えてみました。
・・・
ズバリ!
「立ち合い場復活」
これしかありません。
現在は完全にコンピューターを介しての取引になっていますね。
急騰しても暴落しても画面上の変化でしかないという、一種のテレビゲームのような状況になっています。
私が思うにこれがダメなんですよ。
昔は立ち合い場があり、各社の場立ちたちが注文を通していました。
それを短波放送が実況しているのですね。
まぁパチンコ屋の場内放送と同じですわ。
「125番台206番台フィーバー!続いて64番台もフィーバー!!」
「出ます出します取らせます!どなた様もドル箱の山を積んでください!!」
なんていうのと同じです。
「日興が日立を300万株買い!」
「大和も日立300万買いだ~!!」
「オーッと場立ちによる小競り合いが起きています!!」
「小競り合いを割って野村が日立1000万買いだ~~!!!」
立ち合い場がワンワン沸いていますのでアナウンサーも古館一郎調の絶叫口調になっており、全員が殺気立っている場の状況がよくわかりました。
証券会社の店頭でもこれを流しているんですよね。
一番早い情報が短波放送ですので、皆がこれを聞いているのですよ。
そうなると、
「ワシも野村にチョウチン付けて日立1000株買うわ」
なんていうご隠居さんも出てきて、証券会社の店頭も盛り上がったりしていました。
やはり鉄火場はこうじゃないと盛り上がらないと思うんですよね。
テレビゲームのような現実感がない売買では心理的に盛り上がらないと思います。
まぁ現実的には無理でしょう。
でも、九時と15時に木を入れるだけでも雰囲気が違うと思いますよ。
NY証取でもゲストが木を入れている場面がテレビで映りますよね。
ああいうのをするだけでも雰囲気が変わると思うのですが・・・
東証が「自立した市場」に戻るよう願っています。
- 2011/09/04(日) 10:56:02|
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