「株式相場ランダムウォーク理論」というのがあります。
これは、
「株価の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能
性」がほぼ同じであり独立した事象である」
という前提の下に
「過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能である」
と結論付けた理論ですね。
簡単にいいますと、
「株価というのは「酔っ払いの千鳥足」のように、右に進むのか左に進むのか解析す
るのが不可能な事象」
とする考えです。
ランダムウォーク理論に当て嵌まるのは「サイコロの丁半博打」「コインの裏表当
て」などがあります。
例えば、「丁」が10回続いたとしても、次に「丁」が出る確率は1/2です。
「半」が20回続いたとしても、次に「半」が出る確率は同じく1/2ですよね。
株価の値動きがランダムウォーク理論に当て嵌まるのであれば、ある疑問が生じま
す。
「私はナゼ相場で飯が喰えているのだろうか」
私がこの世界で飯を喰い始めてまだ20年には届かないです。
でも、15年は超えています。
価格の動きがランダムウォークであるならば、私は
「丁半博打で15年間勝ち続けてきている」
と同じであることなりますよね。
また、マーケットに参加するには手数料が必要です。
現在は手数料が安くなっていますが昔は高かったんですよ。
例えば、
「一枚で50円取ったぞ!!」
となっても、46円は手数料で消えて「手取りは4000円」なんていうのが現実でした。
センチュリー証券が初めて、
「先物一枚当たりの片道の手数料を2万円を切る料金」
に設定し業界に衝撃が走ったのですよ(笑)
「ランダムウォーク理論」では「丁」と「半」が出る確率は共に1/2です。
では、私が勝つ確率と負ける確率も共に1/2であり、そうすると確実に手数料分のマ
イナスが蓄積していくハズなんですよね。
「じゃあ、河内屋は博打の天才なのか!?」
ってことになりますが、そうなのであれば、相場で勝てなくてもいいから月に一度
「ロト6」を当ててほしいです(笑)
・・・
「未来の株価がわかるから相場で飯が喰えている」
という意味では、そうかもしれません。
でも、それなら「気象予報士」も未来予知が出来ることになりますよね。
そして、気象予報士でなくても、皆さんにも未来がわかりますよね。
空が真っ黒な雲に覆われていたら傘を持って出掛けるでしょ。
それと同じです。
「昨日は晴れていた」
では、基本的なテクニカルの考え方では、
「今日も晴れるだろう」
となります。
トレンドは継続するのですからね。
でも、空を見上げると雨雲がいっぱいあったわけです。
「トレンド変化の予兆が見えた」
のですよね。
では、雨が降っても対応できるように傘を持って外出するのです。
そういう意味において、私には「未来がわかる」のですよ。
そして、私に可能なのであれば皆さんにも「未来がわかる」と思いますよ。
- 2011/05/14(土) 10:38:08|
- 相場小話
-
-