ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

ZIGZAGの基本(1)

現在が上昇トレンドだとします。
そのときのジグザグはどのような形状を描くでしょうか。
当然、高値・安値を切り上げる動きになりますよね。


0001.png



逆にいいますと、
「高値・安値を切り上げていると上昇トレンド」
だといえます。
ここまでは簡単ですよね。

じゃあ、60分足と15分足、15分足と五分足というようにタイムフレームの違うチャートでの波動はどう描かれるのでしょうか。
これも難しくはありません。
こんな感じですよね。

0002.png





細かいジグザグ(黒色)が短い足(15分足)で大きなジグザグ(赤色)が長い足(60分足)です。

「小さなジグザグ」は上がったり下がったりしますが

「大きなジグザグ」が「「赤」継続中はずっと上昇トレンド」

なんですよね。

同様に

「「青」継続中は下落トレンド」

ということが出来ます。
では、「大きなジグザグ」の「赤継続中」の一番の高値と「青継続中」の一番の安値を抜き出してジグザグを描くことが出来ます。
これって・・・
60分足の「小さなジグザグ」と同じなんですよ。

つまり、

0002.png


おいて、二つのジグザグは、
「15分足の「小さなジグザグ」と60分足の「小さなジグザグ」」
であるとともに、
「15分足の「小さなジグザグ」と15分足の「大きなジグザグ」」
でもあるということになるのですね。


じゃあ、60分足の「小さなジグザグ」を見てみましょう。
7660円は「青(新安値)」です。
でも、その後の「7890円--7680円--7800円--7720円」というのはすべて「灰色」なんですよね。
つまり「トレンドが発生していない」ということです。

「既に出来ているトレンドに(後から)乗る」
というのが「順張り」の手法です。
でも、肝心の「メイントレンド判定」である「60分足小さなジグザグ」ではトレンドが発生していないのですよ。
では、残念ながら
「現在はガンガン儲かる相場ではない」
ということがわかりますよね(笑)

また、60分足は7660円(新安値)をつけて「青」になってから「灰色--灰色--灰色--灰色」ときています。
じゃあ、「大きなジグザグ」は「青を継続している」ことになりますね。
つまり「下落途中の調整局面」であることがわかります。

このように「ジグザグを見る」ということは「大きな流れ」を見るということと同じなんですよ。
現在のルールにおいても
「60分足が上昇トレンドであるときの買いシグナル」

「60分足が下落トレンドであるときの買いシグナル」
って、全く意味が違いますよね。
前者は「トレンドに乗る」ということになりますが、後者は「トレンドに逆らった売買」になるのですから。

  1. 2002/01/15(火) 22:45:56|
  2. 相場のセオリー

オシレーター

テクニカル派の人たちにはオシレーターが大人気です。

「私は、RSIを使っています。これが最高です。」

「いえ、最もよいのはRCIなのです。」

「あなた方は何も知らないのですか。一度、DMIを使ってみれば世界が変わります。」


さまざまな意見があります。
その他にも、ストキャスティクス、%R、MACD、ADX等々数多くのオシレーターがあります。
しかし、皆さんはオシレーターを本当に使いこなしているのでしょうか。

「ストキャスが20を切ってきたからそろそろ買うべ。」

こんなことをしているようではいっそのこと勘で売買するほうがよい結果がでるというものです。
 

chart08.gif




では、どのように使えばオシレーターで儲けることができるのでしょうか。


--------------------------------

☆買いは上昇相場で。

☆売りは下落相場で。

この基本を無視して、「買われすぎ」だから買う、「売られすぎ」だから売る、と考えるのはまったく意味がありません。
上昇相場、下落相場とはどういうことだったのでしょう、もう一度復習してみましょう。
 

<<上昇相場>>
価格が移動平均線の上に位置し、移動平均線から乖離していく動きをしている。

<<押し>>
価格が移動平均線の上に位置し、移動平均線に向かっていく動きをしている。

<<下落相場>>
価格が移動平均線の下に位置し、移動平均線から乖離していく動きをしている。

<<戻し>>
価格が移動平均線の下に位置し、移動平均線に向かっていく動きをしている。

 

もう、お分かりのことと思います。
オシレーターを使うべきポイントは「押し」、「戻し」の時なのです。

「上昇相場なのだけれど「押し」の動きになっている。
どこかで反発して上昇相場に戻っていくだろう。
そのポイントをつかみたい。
オシレーターを使ってそのポイントをつかもう。」


この考えが正しい使い方なのです。
オシレーターを使うポイントを整理してみましょう。

「売られすぎ」を見るのは価格が移動平均線の上にあるとき。

「買われすぎ」を見るのは価格が移動平均線の下にあるとき。


それでもダメだったら損切りするのもお忘れなく。
 





・・・価格とオシレーターの不一致・・・

価格が下がればオシレーターも下がる。
価格が上がればオシレーターも上がる。

これは普通のことです。
しかし、普通ではないことがおこることがあります。
それはどういったときのことなのでしょう。
 

価格が下がっていないのにオシレーターが下がる。

価格が上がっていないのにオシレーターが上がる。

 
価格が下がっているのにオシレーターは下がらない。

価格が上がっているのにオシレーターは上がらない。



このような場合はどう考えたらよいのでしょうか。
実はこういう価格とオシレーターの不一致がおきる時こそ儲けるチャンスなのです。

価格が下がっていないのにオシレーターが下がる。
価格が上がっていないのにオシレーターが上がる。

価格は下がっていないのにオシレーターは下がり「売られすぎ」の状態になっている。
後は上がるしかないということです。

価格が下がっているのにオシレーターは下がっていない。
価格が上がっているのにオシレーターは上がっていない。

いわゆるダイバージェンスです。
こういうときも大きなチャンスです。
価格が移動平均線の下にあるのにもかかわらず、買ってもよいのがダイバージェンスですし、価格が移動平均線の上にあるにもかかわらず、売ってもよいのがダイバージェンスです。

不一致という不自然な状況が起こる時に大きなチャンスがあるということです、
とにかく、多くのチャートを見てください。
あなたが見つけられないだけであって、買うべき、また売るべき銘柄がたくさん眠っています。


 

・・・テクニカルの欠点・・・

テクニカル分析、チャート分析には大きな欠陥があります。
材料(ニュース)には全く対応できないということです。
分析の基礎となるのは過去の値動きです。
そして、

・値動きはトレンドを作る。
・トレンドは継続する。
・歴史は繰り返す。


という三つの原則が正しいとする仮定のもとで、どうにかして未来を予測することはできないだろうかというスケベ心から生まれたのがテクニカル分析、チャート分析です。
言葉に表すと

「過去と同一の条件の下にあれば過去と同一の値動きをすることが多いのではないか。それだったら過去を調べればある程度は未来の予測も可能だ。」

ということです。
材料(ニュース)が出て過去と条件が変わってしまうと過去の値動きと現在の値動きとは全く関連がなくなってしまいます。
そうなるとテクニカル分析、チャート分析は全く役に立ちません。
その材料(ニュース)が出やすいのが休日(特に日本だけが休みで海外が動いているとき)です。
したがって休み明けは過去の条件と現在の条件が同じなのかどうかを見極める必要があります。

  1. 2002/01/15(火) 22:05:33|
  2. 相場のセオリー

移動平均線(2)

皆さんに試してほしいことがあります。
チャートを使っている方は移動平均線を5本引いてみてください。
パラメーターは適当で結構です、15,30,45,60、75、90でいいでしょう。
これだけでいろんなことが見えてくるはずです。
 

見ていただきたい一番のポイントは移動平均線の幅(帯)です。
一目均衡表の「雲」のように拡散と収斂を繰り返しているのがご覧いただけると思います。
「帯」は上昇相場の途中でも拡散だけではなく収斂もありますし、下落相場でも同じです。
上昇相場でも下落相場でも移動平均線はその幅(帯)の拡散と収斂を繰り返しながらトレンドを継続していきます。
また、トレンドの反転の時には「帯」が、まるで「メビウスの帯」のように裏返るのが見て取れると思います。


chart06.gif
   

「波」とか「リズム」という言葉を聴いたことがあると思います。
しかし、それを実感しながら売買をしている人は少ないのではないでしょうか。
 

一番簡単にリズムを見ることができるのが、この移動平均線を複数引き「帯」を見る方法なのです。
この拡散と収斂がまさに「波」であり「リズム」なのです。波がうねりながらトレンドが継続されているのがお分かりになると思います。
そして、価格が「帯」の反対側に出たときがそれまで続いていたトレンドの終焉です。


chart07.gif


そして、利益を得るのに一番簡単なのが、収斂した状態から拡散するところを取りに行くことです。
私が狙うのも収斂から拡散への転換です。

 
-----------------


多くの投資家は下がっている銘柄を買います。完全にトレンドに逆らって、「下がったら買い」、「上がったら売り」としています。

株式市場の場合はそのトレンドは長く続きます。(考えてみればもう下落相場が12年も続いているのですよね。)

そこまで大きく見なくとも、ひとつのトレンドは数ヶ月は続きます。

大きなトレンドに逆らった売買をするとどうなるのかというのを見てみましょう。


chart02.gif
  


こういう事例には事欠きませんので、もうひとつ載せましょうか。

  
chart03.gif


 

「わしはな、お前らみたいなへたくそとは違うんや。あのあさひ銀行を80円で買ったんやぞ。それが今では500円や。どうや、お前らにはでけへんやろ。」
 

そうなれば気分はいいのでしょうが、そううまくいくでしょうか。
私のように130円や、150円になって移動平均線を上回り上昇相場になったことを確かめてから買っても遅くはないのでしょうか。(なれば、の話ですが・・・)
 


今度のオリンピックでマラソンの高橋尚子選手が世界新記録を出し、同時に金メダルを獲得すれば高橋選手にとって最高の喜びでしょう。
高橋選手は小さい大会では世界記録の更新を目指して走り、狙い通り新記録を出しました。
しかし、オリンピックでははじめから世界新記録を目指して走ることはしないと思います。
金メダルを目指して走ると思います。
 

相場でも同じです。
上に書いた、あさひ銀行を80円で買ったお父さんのように友達に自慢をすることが相場の目的ならば世界新記録樹立(最安値での買い、最高値での売り)を目指してください。
しかし、金メダル(相場で利益を得ること)が目的ならばトレンドに従った売買をすることが大切です。
 

買い建ちは上昇相場の途中で。

売り建ちは下落相場の途中で。

 

これを徹底するだけで収支は大きく変わると思います。




・・・満足できる利益・・・

「20%の利益だったら売るけど4%の利益では売らない。」
という人がいる。
「そんな小遣いにもならんような利益はいらん。」
ということなのだろうが、
利益の額や損失の額によって売買を決めるという考え方がわからない。
その人の利益や損失に関係なく参加者一人一人の都合で売ったり買ったりしている結果としてその値段がついているわけだから。
私は1%の利益でも売るときもあれば30%の利益で売らないこともある。

だいたい買値とかいつ買ったかは覚えていない。
また売ってしまったらその後の動きを見ないから
「きぃーー、売ってから上がったぁ。」
ということもない。

ソニーのようにニュースに出たら
「なんか、持っていたような気がする。」
ということで過去の売買を見たりするが他は見ない。
また別の面から考えてみると私が売ってから下がったというのは探せばあるが、売ってから上がったというのは探さなくてもゴロゴロある。
しかし、それは気にしていない。(たまには気にする(笑))

「リグってから30円も上がった、ギョエェーーーー。」
等と言っていれば毎日「ギョエェーーー」と言わなければいけないのでご近所さんが110番する可能性もある。
それは避けたいと考えている。
 


  1. 2002/01/15(火) 20:57:42|
  2. 相場のセオリー

移動平均線(1)

私が、一番重要視している指標は移動平均線です。

「なんや、そんな子供のおもちゃみたいなもんが役に立つわけないやろ。」

「移動平均線は遅行指標ですから役に立ちません。私を馬鹿にしているのですか。」


いろいろな意見があると思います。
しかし、私は移動平均線に未来を予想させるつもりはありません。
移動平均線は上向きか下向きか(現在までの大きな相場の流れは上か下か)、現在、価格は移動平均線の上にいるのか下にいるのか、がわかるだけで十分なのです。
また、移動平均線を見るうえで一番大事なのは拡大と収縮なのです。(後述します。)
 

「大きな上昇相場(下落相場)に乗りたい。」

誰しもが思うことです。
特に私のような順張りを持ち技にしているものにとっては切実な願いです。
それでは、上昇相場というのは具体的にどういうことを指すのでしょう。
わかりやすくするために今回も言葉の定義から始めてみましょう。

私は相場を二つに分けて考えています。
「移動平均線から離れていく相場」と「移動平均線に向かっていく相場」です。
移動平均線に向かっていく相場の場合は価格が上昇していても私は上昇相場とは呼びません。それは単なる「戻し」です。

価格が上昇するということは価格が移動平均線より上に位置し、更に移動平均線から離れていく必要があります。
移動平均線の下に位置しながら新高値をとることはありませんし、移動平均線の上に位置しながら新安値になることはありません。 

上昇相場の定義に戻ります。

「上昇相場とは価格が移動平均線の上に位置し、移動平均線から乖離していく相場。」

下落相場も同じです。

「下落相場とは価格が移動平均線の下に位置し、移動平均線から乖離していく相場。」

chart01.gif



その二つの相場が更に二つに分かれ合計四つに分類されます。
 

<<上昇相場>>
価格が移動平均線の上に位置し、移動平均線から上方に乖離していく動きをしている。

<<押し>>
価格が移動平均線の上に位置し、移動平均線に向かっていく動きをしている。

<<下落相場>>
価格が移動平均線の下に位置し、移動平均線から下方に乖離していく動きをしている。

<<戻し>>
価格が移動平均線の下に位置し、移動平均線に向かっていく動きをしている。


chart04.gif

 


私の手法ではこの四つの相場のうち「1.上昇相場」、「3.下降相場」の時しか玉が建つことはありません。
後の「2.押し」と「4.戻し」の時は何もしません。
従いまして、玉の建っている時間は短いです。

chart05.gif




しかし、銘柄は何千とあります。
どんな時にも上昇相場の銘柄はありますし、下落相場の銘柄もあります。
上昇相場にある銘柄だけ、下落相場にある銘柄だけを売買しても十分儲かります。

「新マーケットの魔術師」にも私と同じようなことを考えているファンドマネージャーがのっていました。
リチャード・ドライハウスです。
彼の紹介文の冒頭はこう始まります。

「高値で買い、さらに高値で売る」極意で年率30%を誇る「買いの名人」

私はしているのは下記のとおりです。

「高値で買い、さらに高値で売る。安値で売り、さらに安値で買い戻す。」


みなさん、「安物買いの銭失い。」はもうやめましょう。




・・・板・・・

売りでも買いでも同じだが上を見るのを例に取ります。

例えば、重要な抵抗ポイントがありそこから上に抜けると相場が変わるという点があったとします。
当然、分厚い売り板が並んでいます。
520ヤリ  300枚
510ヤリ  300枚
500ヤリ  300枚
(今の板ではありません。)

こういうときに上に抜ける動きというのはどういう売買から生じるのでしょう。

「成り行き1000枚かーーい」

ドラマや小説ではよくありますが、実際にはほとんどありません。

500円を10枚買い、5枚、30枚というように細かく買われます。
全部で100枚買いました。
でも上が厚いと見て470円まで押し戻されます。
売り物も増えて500ヤリは250枚になっています。
また、上昇します。
今度は150枚ほど買って押し戻されます。
500ヤリは150枚になっています。
次の上昇で500円の売り物はみんな食ってしまいました。
10円も80枚ほど食いました。
でも、また押し戻されます。

こうやって小さな上下動を繰り返しながら、何回も挑戦していると今度は売り板が薄くなってくるものです。
520円ヤリが300枚あったものがいつの間にか150枚に減っている。
510円ヤリは40枚しかない。
こうなったときに
100枚買い、100枚買い、200枚買い。と入って530円を付けて、お終いに
「20円で300枚買い。」
と下に分厚い指値が入ったことによって一気に上昇するというパターンが現実的な上昇です。
 

  1. 2002/01/15(火) 13:24:19|
  2. 相場のセオリー

定石と確率

前頁に「定石」という言葉が出てきました。
定石とは何でしょうか。
「石」という漢字がついているところから考えると囲碁から来ている言葉なのでしょうか。
現在では、囲碁に限らずその分野において「一般的に有効、優位とされている手段。」というような意味で使われています。

「解説の江川さん、ここでピッチャーはどう攻めるでしょうかねえ。」

「うーーん、インハイの直球を見せておいて外角低めにスライダーという組み立てが定石ですね。」


・・・顔の近くに来るスピードボールの後では打者の踏み込みが甘くなり外角低めの変化球を打ち損じることが多い。

「掛布さん、ノーアウトでランナー二塁ですがここでの攻め方はどうでしょうか。」

「ランナーを進めるために右打ちが定石ですね。」


・・・ヒットがでないにしても二塁ゴロ、一塁ゴロの場合は二塁ランナーが三塁に進塁できる可能性が高い。


野球に限らず、あらゆる分野において定石があると思います。定石はそのすべてが成功するということではありません。
上の例で言いますと外角低めのスライダーがホームランされることもあります。しかし、過去の経験の積み重ねとして打ち損じることが多かったと言うことです。
 

相場にも定石はあります。
しかし、ほとんどの人はその存在を知らないか、知っていても使っていないと思われるのです。

相場においての定石とは経験則です。
経験ということは過去の出来事です。

こういう状況の時にはこういう行動を起こしたほうが良い結果を得ることが多かった。
それでは、これからは同じような状況になったときには同じ行動を起こすことにしよう。
忘れないようにその内容を紙に書いておくことにしよう。

そうやって相場格言、定石が作られてきたのです。
過去の経験則の集大成が定石となるのですからそれが成り立つためにはひとつの大きな前提条件があります。


「歴史は繰り返す。」


このことを否定する方は、私とは宗旨が違うようなものです。
仏教とキリスト教ではどちらが真実を伝えているかはわかりませんが、話がかみ合わないことだけは確かです。
「歴史は繰り返さない派」の皆さん。ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
繰り返すのか繰り返さないのか真実はわかりませんが「歴史は繰り返さない派」の皆さんが以降の文章を読んでも得るところはないと思います。

過去において有利だった事柄で、歴史は繰り返すのであれば将来においても有利になると予想されます。
どれくらい有利なのかを表す数字として確率と言い換えてもいいと思います。
(この場合の確率というのは数学の確率とは意味が違います。しかし、便宜上同じように使うこととします。)

 

さいころがあります。
1から4までが出れば勝ちです5と6が出れば負けです。
非常に有利な賭けであることには間違いありません。
しかし、それでも五回、六回と負けが続くことも珍しくありません。
それでは、同時に五十個のさいころを振った場合はどうなるでしょう。
また、それを百回繰り返した場合はどうなるでしょう。
勝率は限りなく66.6%に近づくことでしょう。
こういったやり方こそが確率を味方につけるやり方なのです。



ひとつの銘柄にこだわりその銘柄だけを売買するというのは、ひとつのさいころを振ることと同じです。
確率的に有利であるのに負けが続くことがあっても不思議ではありません。いくら良い手法をもっていても確率より「運」の占める割合が大きくなっています。

私は買いだけでなく空売りもしますし,同時に数多くの銘柄を手がけます。
これが確率を味方につけるやり方だと思っているからです。





 
・・・理想のポジション・・・

一般的には、
「現物買いは怖くない。空売りは怖い。」
と思われていますが、まったく違うということがお分かりだと思います。
買いだけ(現物であっても)で5銘柄持つことの怖さ、売りだけで5銘柄持つことの
怖さ。
これは同じものです。
買っている銘柄は上昇相場にある「強い銘柄」であり、売っている銘柄は下落相場に
ある「弱い銘柄」です。
玉操作がうまくいったときには、
「買い銘柄トータルでプラス、売り銘柄トータルでプラス。」
ということになります。
こうなると全体が上がっても下がっても毎日利益が増えていきます。
これが理想の建て玉です。
 
  1. 2002/01/15(火) 13:05:49|
  2. 相場のセオリー

順張りと逆張り(3)

では、「順張り」の手法ではどの点で玉を建てるのでしょう。
図(1-2)
図(1-2)
 

B点もしくはC点(新安値)で売り玉を建てるのが「順張り」の定石です。


ただ、 すべての場合でうまくいくということではありません。
この例でいいますとA点で買った後、ドカンと上昇する場合もあります。
しかし、それは「カンチャンのリーチのみ」の手が、三面待ちに勝って

「リーチ、一発、ツモ、裏ドラ3発、跳ねマーーーン」

になるようなものです。めったにありません。(マージャンの話です。)
 

「えらい下がってきたなぁ、とりあえず買っとこ。わしは逆張り派やからなぁ。」

というようなことをしていませんでしたか。
 

「買ってはみたものの下げ止まれへんなぁ、ナンピンしとこか。なんせわしは逆張り派やからなぁ。」

というようなことをしていませんでしたか。
 

「買っても買っても下がるなぁ。いやいや、人と同じことしててもアカンからなぁ。誰がなんと言おうとわしは逆張り派やからなぁ。」

というようなことをしていませんでしたか。
 

「どないしょ、この株券。ハナもかめんがな。もう金はしゃーないけど嫁はんにだけはバレんようにせんとな。」

といいながら株券を燃やしたことはありませんか。
 

すみません。傷口に塩を塗ってタワシで擦るようなことを書いてしまいました。


 

・・・正しい逆張り・・・

順張りの人は玉を建てるのも順張りで解けるのも順張り。
逆張りの人はどちらも逆張り。
これが最大利益を生む。
しかし、何でもがそうであるように、各々に長所と短所がある。

以前に日記に書いてそのままになっていること
「順張りと逆張りではその勝率はどちらが高いのか?」
「また、利益率はどちらが高いのか?」
という問題がある。

それがそのまま長所と短所になっている。
誤解されている方も多いと思うのだが、「正しい」逆張りは勝率が低い。
ただし、「正しくない」逆張りは勝率は高い。
それでは何が正しくて何が正しくない逆張りなのか。
正しくない逆張りのほうは皆さんが良くやるやり方、
「そろそろ、買っとこか。」
「あかんなぁ、まあもうちょっと持っとこ。」
「上がってきたがな。利食いしとこか。」
というやり方。

これが一番勝率が高い。
一度買ったら、利益になるまで売らないのだから会社が倒産するか自分が死ぬかしなければ損が確定しない。
しかし、九勝一敗でトータル損になる。

「正しくない」逆張りが一番勝率が高いのに対して、「正しい」逆張りは一番勝率が低い。
正しい逆張りとはどんなやり方か。
ある銘柄が下がってきている。
しかし、自分はそろそろ反転して上昇に向かうと考えている。
ここまでは「正しくない逆張り」と同じ。そこからが違う。
820円で買う。
805円で損切り。(-15)
790円で買う。
780円で損切り。(-10)
735円で買う。
720円で損切り。(-15)
700円で買う。
690円が大底となって反発。大幅利食い。
これが正しい逆張りのやり方である。

820円から690円まで下がっているということは、「逆張り」としては失敗である。
しかし、儲かっている。
なぜか。
ポイントは細かい損切りにある。
最初に買った820円から690円まで130円下がっているにもかかわらず、損切りの合計が40円で済んでいるところ。
820円で買ってそのまま690円を見て、その後の反発で利食いをしたのとはまったく中身が違う。
820円で買って690円までボーっと見ている人は追証がかかる人だが、「正しい」逆張りの人は追証には無縁である。
従って、「正しい」逆張りの人は勝率が非常に低い。
だが、追証にはかからないし、知らない間に大底を拾っている。

 
  1. 2002/01/15(火) 11:46:41|
  2. 相場のセオリー

順張りと逆張り(2)

答えを書きます。

買い建ちの場合
「順張り」でも「逆張り」でもありません。
 

「どういうことなのか?」
 

A点では「買う」という張り方はありません。絶対に買ってはいけないところです。

売り建ちの場合
典型的な「逆張り」です。


「何が言いたいのかわからんワイ。」


少し混乱されていることと思います。わかりやすくするために「順張り」と「逆張り」という言葉の定義をはっきりさせましょう。
 

「順張り」

大きな相場の方向を踏まえたうえで、小さな相場の動き(zigzag)が大きな相場の動きと同一のときに玉を建てる手法。

 

「逆張り」

大きな相場の動きを踏まえたうえで、小さな相場の動き(zigzag)が大きな相場の動きと逆のときに玉を建てる手法。



お解りでしょうか、「順張り」でも「逆張り」でも大きな相場の方向に沿って玉を建てるのは同じなのです。
もう一度、図(1-1)を下に載せます。
図(1-1)

図(1-1)
 

この場合、大きな流れは下落です。
ですから大きな流れの方向ではない「買い建ち」という行為は「順張り」でも「逆張り」でもありえません。
A点では逆張りを持ち技にしている人が売り玉を建てる点なのです。
これが「定石」なのです。(注、定説ではない)


 

・・・順張りは「お気楽」・・・

私の順張りの手法はオプションの買いに似ている。
買った時点から(本当は買う前から)ストップポイント(損切り値)が決まっている。
逆に利食いのポイントは決まっていない。儲かれば儲かるだけ頂くことにしている。
ということは、
「損失限定、利益無限大」
というオプションの買いと同じとなる。
オプションより有利な点は、タイムバリューの減少やボラティリティーの減少に悩まなくていいこと。

だから気楽にできる。
基本的に未来は予測できないという考えなのでストップポイントは欠くことができない。
しかし、これさえ設定していればあとは引っかかるのを待つだけ。
引っかかって手仕舞いとなったときに4%の損失になるのか50%の利益になるのかは問題ではないと思う。

お気楽で適当でいい加減な私にはぴったりな手法であると思う。

 
  1. 2002/01/15(火) 11:37:44|
  2. 相場のセオリー

順張りと逆張り(1)

皆さんご存知の言葉に「順張り」と「逆張り」があります。
簡単に言いますと「順張り」とはこれまで相場が動いてきた方向に沿って玉を建てることで、「逆張り」とはこれまで相場が動いてきた方向に逆らって玉と建てることです。

「そんなことは小学生でも知ってるワイ。」

「挨拶もなしに何をしょうもないことゆうとるんじゃ。」



そう馬鹿にした顔をしないでください。
案外、わかっていない人が多いのですよ。

「わしはわかっている。」

そこまで言うのでしたら私から問題を出します。

バシッと正解してください。

 


・問い
図(1-1)のA点での買い建ちの場合は「順張り」ですか「逆張り」ですか。
また、同じA点で売り建ちの場合は「順張り」ですか「逆張り」ですか。

図(1-1)
図(1-1)

答えを出した後で次のページに飛んでください。
  1. 2002/01/15(火) 09:56:58|
  2. 相場のセオリー

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河内屋源兵衛

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