ぶつぶつ---河内屋の相場独り言---ぶつぶつ

ファンダメンタルズ

<相場昔話> ファンダメンタルズ

今日は昨日のと関連してファンダメンタルのことでも書いてみましょうか。

私たちが行っているのはテクニカルによる売買です。
これは

「価格を最重要視し、その値動きの流れに乗ることを目的とする売買」

ですね。
ファンダメンタルによる売買はテクニカルによる売買と対極にあるといっても過言ではないでしょう。

「経済の基礎的条件、その銘柄の基礎的条件を重視する。」

「その銘柄の適正な価格を算出することにより、現在の価格が適正な価格に収斂するという動きを取りにいこうとする売買」

こういう感じでしょうか。

例えば・・・

一株利益が10円。
市場平均のPERが20倍。
じゃあ、「10円×20倍=200円」で200円が適正な株価だ。
現在の株価は150円なので200円までの上昇を見込むことができる。

「買いだ!!」

こんな感じでしょうか。

NYが上昇すれば東京の寄り付きが高くなるというのも(CMEの要因は除いたとしても)ファンダメンタルが原因です。

「アメリカの利上げが遠のいた。
 まだまだ、消費は活発に行われるということを前提にしてDJIが上昇した。
 対米輸出が多い日本の企業もその恩恵を被ることができるだろう。
 では、利益が増加する可能性が高い。
 一株利益10円の予想だったが15円になるかもしれない。
 現在の株価200円は適正な価格だが、一株利益が5円増加することによって300円が適正株価になる。
 じゃあ、買いだ!!」

長いですが、こういうことですね。
テクニカル的にはNYの上昇と東京の動きとは関連がありませんもの。

こうして見てくるとファンダメンタル分析は非常に論理的な考えだといえますよね。

「原因が変化したから結果も変化するはずである」

すると、

「原因を追究することが利益を得る近道なのではないか」

こういうことですね。

バブルのころの大手証券の「シナリオ営業」というのは、基本的にファンダメンタルでのものでした。
「ウォーターフロント」「トリプルメリット」・・・
いろいろありましたよね。

「京浜工業地帯(東京はよくわからないので間違っているかもしれません)に膨大な敷地面積を持つ工場が多くある」

「新日鉄、川鉄、日立造船・・・。でも本業はまったく儲かっていない。業績はボロボロである」

「だから、この工場群も休眠状態にあるものが多い」

「いっそのこと、この工場をつぶしてテーマパークにするか、ドでかいマンションを建てたらどうか」

「地価はアホみたいに上がっているので、それが実現すると空から雨が降るように金が降ってくることになる」

「株価もその計画を織り込んだものが適正なのではないか」

「じゃあ、新日鉄は2000円、日立造船は1500円が適正となる」

「今が200円と150円だから・・・」

「社長! 買いですよ!!」

昔を知らない方のために簡単にお話をしますと、こういうのがシナリオ営業だったのです。
ちなみに話を進められている企業はまったくこういう計画を持っていませんでした(笑)

何銭単位のコスト削減を進めている企業を抜きにして、証券会社が勝手にシナリオを作っていたのですね。

話が逸れました。

ファンダメンタルの売買においてナニが致命的なのかといいますと

「損切りができない」

ことなのです。

一株利益や世界経済の状況から総合的に判断しての適正株価が500円だったとします。
そして、現在値は300円です。
非常に割安ですね。

「社長! ここで買わなきゃ男じゃないですよ!!」

私たちだったら、300円で買ったものが290円にでも下がると

「あーあ、またかよ・・・(笑)」

と泣きながらでも損切りをしますよね。

しかし、ファンダメンタルでは絶対に損切りができないのです。
なぜならば、300円で割安なのです。
それが290円になったらもっと割安じゃないですか。
200円になったらどうでしょうか。
これは嫁はんを質に入れてでも買わなきゃいけませんね。
ということで、株価が逆に動けば動くほど売ることができなくなるのです。
理論的なだけに「値下がりしたから売る」というのはその理論をぶち壊すことになるのですね。

そして、結局倒産。
蓋を開けてみると簿外負債が山ほど出てきた、なんていうオチがよくありましたよね。
帳簿に載らない債権債務があるということ自体、ファンダメンタルが通用する土壌ではないということになります。

私たちが行っているテクニカルにおいては、

「価格はすべてを織り込んでいる」

「したがって現在の価格が適正価格である」

というのが基本になります。
そして、適正な価格が動くということですね。
UFJ(8307)の寄り付き505000円も適正、安値の493000円も適正、引け値の501000円も適正なのです。

その適正な価格が変動することによってトレンドを形成する。
そのトレンドが継続する限りはポジションを持続し、それが変化したらポジションを閉じる。
こういうことはテクニカルでないとできません。

ファンダメンタルは所詮、机上の理論に過ぎないのですよ。
  1. 2013/02/02(土) 08:52:40|
  2. 相場のセオリー

試行回数

<相場昔話> 試行回数

ある程度ポジションが積み上がりましたのでナニもすることがありません。
ここから戻して戻り高値を更新するのであれば損切りをするだけですし、下がるのであれば売り増すだけです。
セオリーに則った売買ができましたので、結果がどうなっても問題ではありません。

セオリーに則った売買、すなわち「良い売買」ですね。
セオリーというのは経験則のことです。
もっといえば、「確率」ですね。
例えば、

・トレンドは反転するよりも継続する確率が高い。

なんていうのがあります。ということは、

下落相場にある下落途中の銘柄を買うよりも上昇相場にある上昇途中の銘柄を買うほうが利益になる確率が高い

ということになります。
極端な例ですが、利益になる確率が60%のタイミングなりパターンがあったとしましょう。
しかし、10回に4回は損切りになります。
そして、16%の確率で連敗し(0.4×0.4=0.16)、6.4%の確率で三連敗するのです。
(0.4×0.4×0.4=0.064)

ですから、

「よっしゃー!! ここは確率からいっても儲かる場面やでー」

と叫んでみても、絶対に儲かるとは限らないのですよ。
それでは確率を味方につける方法はないのでしょうか。
それがあるのです。

「試行回数を増やす」

これがそうです。
連敗することもあるでしょう。
三連敗も四連敗もあるかもしれません。
しかし、そのパターンになったときには同じ行動をして試行回数を増やすことによって期待値は確率に収斂されていくのですね。
試行回数が三回だったら確率もなにも関係ありません。
コインの表が三回続けて出ることもあるでしょ。
あれと同じです。
しかし、100回コインを投げると、1000回コインを投げると期待値は50%に限りなく近づくと思います。

その利益となる確率の高い売買方法を明文化したものがセオリーなのですね。
今回の売りがそうです。
ですから、今回のポジションが利益になっても損切りをすることになっても、次回も同じ売買をする必要があります。

--------------

・良い売買
・悪い売買

・利益になった売買
・損になった売買

この二つ×二つの組み合わせは四つありますね。

・良い売買で利益になった。
・良い売買だったけれども損失になった。
・悪い売買だったが利益になった。
・悪い売買で損失になった。


もうおわかりでしょう。
利益になった売買が良い売買なのではありません。
利益になっても損失になっても良い売買は良い売買なのです。
結果的に利益になったとしてもマグレ当たりの売買は悪い売買なのです。

そして、私たちは常に「良い売買」をし続けなくてはいかないのです。
すると、自然に利益が付いてくるのですね。


会員の方からのメールをご紹介したいと思います。

-----ここから
河内屋さんにお世話になってから投資に対する考え方が徐々に変わってきている自分を感じます。

1 投資の鉄則は、奥儀・秘儀をマスターすることではなく(そういった一面もあるのかもしれませんが)単純で分りやすいセオリー・パターンを追い求めること。
そして大事なのは、以下のことです。

そのパターンを発見したら愚直なまでにそのパターンを信じ乗ることです。
乗った後失敗したなと思ったら降りればいいのです。
邪念をすて、ただひたすら愚直なまでに・・・・・

(中略

とぐたぐた書きましたが・・・・自分の中で投資に対するスタンスがどんどん確立されていくような気がしておれいまでと思い書きました・・・・
投資に対するスタンスが確立されてきてるのであって・・・技術が向上して来ているわけではないので(笑)
ただ、投資の技術というのはその大半が投資に対するスタンスのような気がします。
-------ここまで

「奥儀」なんてありませんよね。
そんなのがあったら、私は今頃・・・(笑)
この方が書いていらっしゃるように、単純なことを単純に継続することができるかどうかがポイントです。

「投資の技術というのはその大半が投資に対するスタンスのような気がします。」

そして、このように正しい道筋が理解できれば「独り立ち」の道の半分以上を進んだことになると思います。

相場も仕事になると面白くもなんともありません。
経理処理のようなものです。
毎日、帳簿を開いて、

「ボールペンを買ったから、代金を事務費に計上して・・・」
「交通費は・・・」
「貸方と借方が一致するように・・・」

なんていうのと同じなのです。

私たちは帳簿を開く代わりにチャートを見ているだけであって、行っているのは事務処理と同じです。

「楽して儲けよう!」

なんて思ってもダメですよ(笑)
きちんと正確に、淡々と毎日の処理をこなしていくのです。

継続して利益を得る方法はこれしかありません。
  1. 2013/02/02(土) 08:17:20|
  2. 相場のセオリー

守・破・離

<相場昔話> 守・破・離

本日(2004/5/30)の日経新聞社会面の「サラリーマンプラザ」ということろに剣道をされている七十七銀行の方が紹介されていました。
小中学生に剣道を教え、自身は六段という高段者の方です。
一部を転記いたします。

-------ここから
指導にあたり重視するのは、剣道の修行仮定を表した「守破離」の言葉。
「守」は師匠の教えをも寝る段階、「破」は師匠の教えを基に自身の工夫を混ぜる段階、「離」は独自の世界を確立する段階といい、「実社会でも通じる概念」と考える。
-------ここまで

この「守破離」で思い出すのは、ベテランの会員さんからいただいたメールです。
例によって無断転載させていただきます。

--------ここから
昔、お茶を結構習っていまして、茶名まで頂いているのですが、そこで学んだ沢山の中に、多分、世阿弥だろうと思うのですが「守・破・離」があります。
先ず、かたち(決め事)を学び、その規則を守り、それを少しずつ自分流に破り、その内、気づいたら決め事から離れて自分流の一派が出来上がっていた、河内屋流「ケイコとマナブ」の世界観です。
実際は、茶道の世界でも、広がりと奥行きは相当なもので、生涯かけても形の全貌には行き着けず、「守」だけで終わるのが普通ですが、それでも割り稽古お手前の一つ一つに緩急強弱遅速の妙を織り込んで楽しむことは出来ます。
ヒスイの話ですね。
塚原木伝、宮本武蔵の一派創設には及ぶべくもないが、せめてその太刀筋の妙に感じ入ることが出来れば、それはそれで生きている自己実現の証しにはなろうと言うものです。
つまり相場道の河内屋流を道場で学ぶ気概の何ものでもありません。
--------ここまで

私は自分のことを「師匠」などと呼ぶほどのアホではありませんが(「支障」くらいなものでしょう(笑))、「順張り」という投資手法を考え出した先人を師匠としますと私は師範代くらいになるんではないかと思っています。
そして、皆さんはアホな師範代がいる道場に入門してしまった練習生ということになるのでしょうね。
そこで「相場」そのものの考え方や

「順張り」
「なぜ損切りは必要なのか」
「どうして等金額投資がよいのか」

などということを実際の売買を通じて勉強されているのです。
最初はわけもわからずに会員メールに書いてある銘柄を売買して、

「儲かった」「損をした」

という日々をすごしていらっしゃったのでしょう。
それが数ヶ月経過すると徐々に「自分の銘柄」を売買するようになり、皆さん独自の工夫をされて少しでも利益率を向上させようされているのだと思います。

上にご紹介しました方は、一年間の「守」の期間を過ぎて、ご自分で決められた「破」の課題に取り組んでおられます。
他にも過去にご紹介した工夫も含めてご紹介します。

「予想最大損失と同じだけのプラスになったときに半分の玉を利食いして、銘柄トータルでの損失の可能性をゼロにしたうえで「利」をトコトン伸ばす」

という工夫をされている方。

「+5%、+10%、+15%、+20%で一部ずつを手仕舞いする」

という先物デイトレと同じように機械的な分割手仕舞いを行っている方。
建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んだからといってすぐに売買するのではなく、同方向へのIRブレイクを確認してから建ち玉する」

という工夫をされている方。
また、その「IRブレイク」に関しても30分IRの方も60分IRの方もいらっしゃいます。
同じく建ち玉に関しては、

「逆指値を踏んでから最初の押し・戻しを待ってから建ち玉をする」

という手法も聞いております。

相場において絶対無二の手法はなく、また皆さんの「時間の感覚」「価格変動に対する感覚」も千差万別であることから、皆さん全員に私の手法が適切であるとは思いません。

あのイチローがオリックス時代には「振り子打法」を真似る選手が多く現れましたが今ではまったく見かけません。
能力の違いか「感覚」の違いかはわかりませんが、結局モノにならなかったのでしょう。
王選手の「一本足打法」のときも同じです。
また、そのイチロー自身が「振り子打法」からさらに進化した打法になっています。

私たちも常に勉強を続けて進化する必要がありますね。
そして、河内屋流ではなく「○○流」といえるまでの手法を確立されたときが「守破離」の完成といえるのではないでしょうか。

朝刊を先ほど読んだところ(笑)「守破離」という言葉がありましたので雑感を書いてみました。

////////////////

翌日のメールで

///////////////

昨日の会員メールでは「守・破・離」ということについて書きました。

会員の方よりメールをいただきましたので一部をご紹介します。
(例によって無断転載です(笑))

-------ここから
「守破離」については、学生時代に少し剣道をやっていた頃、私も先生から聞かされました。

その時は、あまり気にも留めていなかったのですが、今日のメールでは、色々と考えました。
相場を習得しようという気持ちがあるからでしょう。

最近、読んだ本(呼吸入門、齋藤孝著)で、「型」について、

「才能のない感覚の鈍い人でも、ある一定期間それをやればその感覚なり基礎力がつく合理的なシステム、教育プログラム」

と説明しています。

さらに、「型がないということは、何の自慢にもならないし不自由なことです」とも述べられています。

型のないのは不自由であるという感じ方は、最近少し分かるように思います。
--------ここまで

「型」について、きつい言葉で書いてありますね(笑)
「才能のない感覚の鈍い人」というのを「初心者」と言い換えても良いと思います。
そして、この方の文章でも「感覚」という言葉が出てきます。

剣道においても茶道においても、また相場においても最終的にはこの「感覚」が武器になるのですね。
この「自分の感覚」を自覚することが基礎力を向上させる大きな要素です。
そして、「自分の感覚」を意識するためには「他者の感覚」との比較が一番わかりやすいです。
その「他者の感覚」を提供しているのが、この「会員メール」なんですよ。

私、河内屋の「感覚」をご覧いただき、皆さん一人ひとりがお持ちの「感覚」との違いを際立たせることによって「自分の感覚」を自覚していただきたいのです。
ご覧いただいている「河内屋の感覚」というものは私の性格や考え方、大げさに言えば「人生観」という基礎の上に成り立っています。
ですから、

「三井住友を701000円で買ってストップポイントは764000円に設定」

というだけでは私の「感覚」をお伝えすることができません。
そのために、相場に関係のないしょうもないことも書き、恥ずかしげもなく私生活までもご披露しているのです。


///////////////////

また翌日

////////////////////


おお!素晴らしい!!
会員の方が凄いのを探してきてくれました。
下記の文章をお読みください。

> 『相場は見込みの適不中如何にかかわらず、
  商いの方法だに宜しきを得ば、必ず利益を博するを得るべし』

> ◆利益を得ようとするならば、相場を当てようとするよりも、商いの方法によるべきだということを言っています。
相場の当たり外れについては、

「それ思惑を立てて売買するに、あたることは十にニ、三、たがうことは十に七、八なり」

でありますから、十のうちニか三の確率を最終的にトータルで利益にするのは“商いの方法”です。


> 『相場に勝つには自分の性質や長所短所を知り、
      それに合うように商いの方法を工夫することである』

> ◆上段にもありますが、相場を当てようと努力してもそう簡単に当るものではありません。
思い通りにならない相場を当てようとしたのでは一生かかっても成功するはずがありません。
相場の研究とは、当て方の研究ではなく、やり方の研究であるとしています。

---------

なんという方のなんという文章なのかはわかりませんが、私がいっているのと同じじゃないですか。
私の下手糞な文章を読むと

「河内屋はそんなん言うてるけどホンマかいな。ワシを丸め込もうとしてるだけちゃうか」

とお考えになるかもしれませんが、昔の人(だと思います)の文章で同じことを読むと

「なるほどなぁ」

って思うでしょ(笑)

この文章がいつ頃書かれたのかはわかりませんが、米相場の昔から、そして日本だけでなく世界中で

「相場の方向を当て続けて資産を築いた奴はいない」

ということだと思います。

「方向を当てて資産を築いた」人はいますよ。
そういう人は大きく勝負して勝ち逃げした方です。
でも、「当て続けた」人はいないのでしょうね。
この数百年世界中に一人もいないのですから、

「ワシだけは当て続けることができるワイ」

と思うのは滑稽ですよね。

「相場観は必ず外れる」

これを前提として売買をしていく必要があります。
となると、「手法」が大切になってくるのですね。

私も上のような文章を勉強しようかな。
なんか「重み」がありますよね。

  『相場に負け続けても「ギャー」などと叫ぶべからず
     脂汗に濡れたマウスを掃除しつつ明日に備えるべし』
  1. 2013/02/02(土) 07:58:06|
  2. 相場のセオリー

ルール

<相場昔話>  ルール

こんばんは、ラッキー河内屋です。

昨日、最初の更新時期の方から振込みのご連絡を頂戴いたしました。
そのメールの一文がすべてを表していると思います。

「投資の方は、何となく、不思議と、プラスです。」

商いは損切りばかり・・・
主催者の相場観はボロボロ・・・
新聞さえも読んでるんだか読んでいないんだか・・・

「ワシ、なんでこんなところに入会してしまったんやろか・・・」

こんな感じじゃないでしょうか(笑)
でも、こんなイイカゲンな売買でもなんとかなるでしょ。

「先物道場」ではルールが緩和されて自由度が増してくると売買は難しくなります。
ある程度自由度が縛られている方が好成績なのですね。
個別株でも同じことが言えます。
基本的なルールがあり、そのルールが原則的に間違っていないとすると、自由な売買(相場観による売買)よりもルールに縛られた売買の方が好成績になります。
おかしなもんでしょ。

ルールを考えたのは私たちでありルールを運用しているのも私たちです。
ですから、一つ一つのルールが何のために制定されたのかということもわかっているはずです。
ということは、ルールから逸脱するときも相当な理由があるのだと考えられますよね。
しかし、自由度を増していくと無茶苦茶になってしまいますね。
この原因はやはり「欲」「恐怖」「希望」「絶望」などの心理的要因が大きく影響しているからでしょう。

だからこそ、ルールで縛ることが必要なのです。
鉄の意志を持っている方ならルールなしでもOKでしょうが、私のようなイイカゲンな人間はダメです。
ルールを決めていても常に「ルールを破るための言い訳」を探しています(笑)
皆さんに見られているからこそルールを守ることができるのだと思います。

・500円の株が1000円になるためには絶対に510円を通過する。だから、実際に510円が付くのを確認してから買う。

・500円-510円という動きを見てから買った。これは今後500円を割らないという前提の下で買ったのだ。だから499円が付くと前提条件が崩れたことになるので損切りをする。

・買った銘柄がいくら上昇しても問題はない。買いポジションの銘柄は下への動きだけを注意していれば良い。これをストップポイントで管理する。

・勝率で儲けるのは至難の業。利益率で儲けるのが簡単。だからストップポイントの設定は厳格にする。

などなど・・・

基本的なルールには「相場の方向」や「銘柄選択」については一言も出てきません。
何回もいっていますが、これらはどうでもいいことなのです。

ある銘柄について今後の相場の方向を当てるのが50%の確率だったとしてます。
10銘柄売買しました。
結果、五勝五敗でした。
でも、一銘柄平均の利益率が損失率の五倍だったのでトータルで儲かりました。

-3%×5銘柄 = -15ポイント
+15%×5銘柄 = +75ポイント

トータル損益   +60ポイント

昨日の例では私の勝率は33%でした。
日本で七番目くらいに相場観のない私が売買しても勝率33%なのですよ。
皆さんであれば40%、50%も夢ではないでしょう。
すると、もっと利益率が向上することになります。

ただし!
ルールを破らないという条件が付きますよ。
一銘柄でも-20%なんていう銘柄があればポートフォリオはグチャグチャになってしまうことはおわかりになるでしょう。

「これから絶対上がるんじゃ!」

こう考えていてもストップを踏んだら一旦切る。
切ってから冷静になって考えてみる。
それでも上昇すると思うのだったら、もう一度上がってきたところを買う。
小さな損切りは「損」ではありません「必要経費」です。

最近書いていませんが、皆さんがご自分でチャートを見て「自分の銘柄」を決めて売買してくださいね。
「道場」の方が苦戦しているように最初は皆さんも苦戦するでしょう。
しかし、ルールを逸脱しない限り大きな損になることはありません。
そして、ご自分で「自分の売買」を確立してください。
そうすると、30年たっても40年たっても確立された手法は利益を生み続けてくれます。

その「自分の売買」を確立するためにご入会されたのだと思います。
私を教師として、反面教師として、客観的に眺めながら勉強してくださいね。

「いやー、今日はシチズンよう上がったなぁ」

これじゃ、ダメですよ!!!(笑)
他の買いポジの銘柄とのチャートの違い、高値からの下がり方、底値付近での値動き・・・
いろんなことを比べてくださいね。
  1. 2013/02/02(土) 07:39:46|
  2. 相場のセオリー

ポジショントレード

<相場昔話>

本日はポジショントレードということについて書いてみたいと思います。
私の場合は「ポジショントレード」という言葉を二つの意味で使っています。

・デイトレでもなくスウィングでもなく、ポジションを数週間持続するトレード
・売りと買いのポジションを操作することによって利益を追求するトレード。

前者は主に時間の観念を表す言葉ですね。
後者はトレード手法を表す言葉です。

この後者の「ポジション管理トレード」についてのご質問をいただきましたので私の返事を転記したいと思います。

------ここから
ポジション売買っていうのはテクニカルにもチャートにも関係のない売買手法ですね。
テクニカルを基にしての売買でも単発の売買は「当てもの」に変わりありません。

「丸紅50万売る!」

っていうのが利益になるか損になるかは偶然の結果にしか過ぎないと考えています。
そこでポジション全体をひとつの銘柄だと考えての「ポジション管理」というのが重要になるのです。
相場の上下を「当てる」ことが不可能だと仮定すれば、常に買いポジションと売りポジションを同時に持つことが理想です。
私の場合は「熱く」なることが多いですので(笑)ポジションが傾いていることのほ
うが多いのですが・・・

それぞれのポジションでの銘柄は、

・売りポジションは弱い銘柄(二番天井確認後の銘柄)
・買いポジションは強い銘柄(調整完了だと考えられる銘柄)

となっていますね。
そして、その一つ一つの銘柄にストップポイントが設定してあります。
すると、例えば強い銘柄がストップポイントに掛かって「-3%」の損失になるのであれば、売りポジションの弱い銘柄は「-3%」以上の値下がりをするでしょう。
逆もまた真なりです。
ということで、相場の動きが上下どちらであっても利益を追求できるのがポジション売買の特徴です。
ただ、「ホームラン」は捨てることになりますね。

「大もうけを捨てて勝率と利益率の上昇させる手法」

今日の「独り言」に書いたのと同じです。
結局、私はポジショントレードでも先物のデイトレでも同じことを目標にしているのですよ。

(後略)
-------------ここまで

私は手仕舞いについても

「先物のデイトレと現物のポジショントレードでは行っているやり方は違いますが考え方は同じなのですよ」

ということを書きましたよね。

デイトレは機械的に+30円、+60円、+90円と手仕舞いをすることによってポジション全体の利益を確定させることにより心理的に楽な状況を作り出し最後の一枚の利益をトコトン伸ばす。

という「やり方」です。
逆説的に聞こえるかもしれませんが

「利益を伸ばすために最初の玉は+30円で手仕舞い」

してしまうのですね。
個別銘柄では各銘柄にストップポイントを設定することによって弱い銘柄から勝手に脱落していきます。
結果的に脱落した銘柄は「+30円」という先物での一発目の手仕舞いと同じ意味を持つのです。
そして、これらの「犠牲」となる銘柄があるために最後の一銘柄の利益を大きく伸ばすことができるのです。

同じことが「ポジション管理トレード」と先物のデイトレとの関係でもいえるのです。

デイトレとポジショントレードではポジショントレードの方が数倍難しいです。
テクニカル、チャートを使用しているということだけでも、材料・ニュースの量、それによる「窓」などポジショントレードに不利な点はいくらでもあります。
その点、デイトレは楽なもんですよ。
場中に材料が出ることは滅多にないし後場寄りでの窓空けも知れています。
テクニカルやチャートで売買するのであればデイトレが有利なのは誰にでもわかります。

ただ、ポジション管理トレードの有利な点がまったくないわけでもありません。
それが売りと買い両方のポジションを持つことが可能であるということです。
これによって相場の方向がわからないときにでも利益を追求することができるのですね。

現在の売りポジション四銘柄の平均含み損益は+6.57%です。
買いポジション三銘柄の平均含み損益は-1.02%になりますね。
同じ4/26に売買した大林組(1802)と旭硝子(5201)が「-1.34%」と「+8.25%」になっていることからも建てた時期の問題ではないことがわかりますよね。
大林組がもっと下落してストップポイントに掛かり、「-2.3%」の実現損失を出すことになったときには旭硝子は「+10%」以上の含み益になっているのではないでしょうか。
これがポジション管理トレードの最大の長所です。

そして、

「大儲けの可能性を捨てて(ポジション全体としての)勝率と利益率を向上させる手法」

という点では

■2004/05/06 (木) 13:07

単純売買は「当て物」ですよね。
建ちと解け、この二つのタイミングを当てないと利益にはつながりません。
だから、難しいのですよ。
その点、分割売買は適当にやっていても利益になります。
「大儲け」を捨てることによって勝率と利益率を上昇させる手法です。
---

これと同じなんですよ。

--------------

デイトレでもポジショントレードでも、もちろんスウィングでも同じです。
相場において「儲ける」ということは

「偶然性を如何に排除することができるかどうか」

ということとイコールだと考えています。
私の場合はすぐに熱くなり

「行ってしまえーーー!!!!」

と叫ぶことが多いので何時までたっても下品なトレードのままですが、これは性格!
ですからもう諦めています。
でも、初心者のときから

「偶然性を如何に排除することができるか」

ということを考えつつ取り組むと

「綺麗なトレードで綺麗に儲ける」

ということが可能です。

この週末は「偶然性の排除」ということについて考えてみてください。
いつも言っている

「相場は銘柄や方向で儲けるものではない」

ということがわかると思います。

今日はちょっと難しい話でしたのでわかりにくかったかもしれませんが、いつか

「なるほど、河内屋がいっていたのはこういうことだったのか」

と思う日が来るでしょう。
  1. 2013/02/02(土) 06:33:50|
  2. 相場のセオリー
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